ローンを組むとお金は貯まらない【割り算思考をやめる】

公開日 2021-11-15 最終更新日 2021-11-25

何か購入する際、ローンを利用している人は多いと思います。
ぼくも2019年にローンでパソコンを購入しましたが、完済後「これだとトータルで損になるな」と考えました。
ローンは便利な反面、利用すればするほどお金が貯まらなくなるのです。

この記事では、ローンを組むとお金が貯まらない理由を解説します。

ローンは言うまでもなく固定費

ローンとはご存知の通り、商品を分割して購入する方法です。
対象はスマホやパソコン、高額なものには車や家などがあります。
これらの購入の際、ローンを組むと手持ち資金以上のものをすぐ手に入れられます。

しかし当然ながら、ローンは固定費です。
ひとつひとつの月額が少なくても、複数のローンを組むと支払いが膨れていきます。

ローンは組めば組むほど、その分、毎月の家計を圧迫する。
言わば当たり前の話ですが、それでもたくさんのひとが高額な商品をローンを組んで購入します。
その理由は、総額を割り算して考えるからです。

ローンを組むとお金は貯まらない【割り算思考をやめる】

ぼくの例を出すと、2019年にMacBook Pro 16インチをカスタムし、総額40万円で購入しました。
このとき一括払いか分割払いかを考え、アップルローンの2年払いを選択しました。

その理由は、一括だとその分の現金が一度になくなるからです。
分割にして現金を手元に残し、投資信託などへ入れれば利回りがついてお得と考えたわけです。

支払いを分割すると安いと感じる

当時のぼくは、それを賢い方法と思っていました。
実際、執筆時点では2019年に比べ世界株価は上昇しているので、確かに利益は出ています。
しかし完済後の今では、「もうローンで何かを買うのはやめよう」と考えています。

トータル40万円ほどのMacBook Pro 16インチは、2年払いにすると月の支払いが約16,500円です。
「パソコンに40万円」はとても高額に思えますが、月に16,500円だと自分でもなぜかわからないですが安いと感じます。
安いというか、「無理なく払える」がより近いですね。

人間はトータルでなく一度の支払いに敏感

過去の自分の思考を客観的に見て思うのは、「人間はトータルよりも、一度の支払い金額に敏感」ということです。

月々16,500円がそれほど大きくないと思うのは、ただの勘違いです。
トータルの金額は変わりません。※24回払いまでアップルローンは金利0%
40万円のパソコンが高いと思ったなら、どれだけ一度の支払いを小さくしようが、高いことに変わりないのです。

分割だと身の丈以上のものを買ってしまう

この「分割にすると安く感じる」「無理なく払える」という思考は、大変危険です。
なぜなら身の丈以上のものを、選ぶ可能性が高いからです。

Appleのサイトでは、「分割にすると、毎月これだけの支出で購入できますよ」と負担の少なさをアピールしています。
その言葉に惑わされてはダメです。

検討の際は「分割してもトータルの金額は変わらない(金利が付けばむしろ高くなる)」と思わないと、気が大きくなって無駄なスペックで購入してしまいます。

問題は「本当に必要かどうか」

「月にいくら支払うか」は、商品の購入の際に考えてはいけません。
大切なのは、「その商品が本当に必要かどうか」「トータルの価格に見合っているか」です。

ぼくも40万円のMacを検討する際は、24回で割った金額ではなく40万円という金額そのものだけを見るべきでした。
そうすれば、「ここまでのカスタムは必要ないのではないか」とカスタム分(確か8万円ほど)はやめておいたかもしれません。

いくら残した現金を投資で増やしても、そもそも不必要なものを買っていては何をしているのかわかりません。

この「不必要なものを買わない」は、資産家は徹底しています。
以下の記事に、資産家の支出の特徴を書きました。
>> 見栄にお金を使うのはやめよう【地位財と非地位財】

金利より利回りが良いなら、ローンはあり

ローンとはリバレッジを掛けて、より多くの資金を調達する方法です。

そのためローン(借入)によって地価が上昇しそうな不動産などを購入し、金利以上の利回りが発生するなら利用したほうが良いです。
つまり資産をローンで買うのはありですね。

資産にならないものはローンで買ってはいけない

しかし資産でないものをローンで購入するときは、いくら注意しすぎても足りないほどです。

ローンを組もうとしているものは、「月々の支払いがこれだけなら払える」と割り算の思考で決めていないか。
割り算で考える前に、「購入方法が一括しかなくても、この金額で購入するのか」と一歩ひいて考えるようにしたいです。

サブスクもローンと同じ

これは、ローンだけの話ではありません。
サブスクリプションも同じです。

月々の支払が少額だと、負担が少なく感じます。
しかし少額でも、サブスクは固定費なのに変わりありません。

1,000円のサービスなら、年間で12,000円の支出です。
「1年間で12,000円、2年間で24,000円の価値がこのサービスにあるか」と掛け算で考えるようにしましょう。

サブスクを書き出すと余計な固定費に気づく

以前の記事で、自分の登録しているサブスクを紹介しました。
>> 登録中のサブスクを紹介【固定費を把握し無駄な出費を削減】

ただのサブスク紹介のつもりで書きましたが、「これだけの固定費を使っているのか。すべて本当に必要なのだろうか」と見直す良い機会になりました。

みなさんも今一度、ローンやサブスクなど固定費を一覧にして確認してみてください。
無駄な出費が見つかったり、「ローンで身の丈以上のものを買っているな」と気づけると思います。