Macのクリーンインストールのメリットとデメリット。MacBook Proの調子が悪いので実行したら生き返った

公開日 2021-08-20 最終更新日 2021-08-31

外出先で使用しているコンピューター・MacBook Pro13インチ
自分にとって、最も使用しているデジタルデバイスのひとつです。

その13インチのキーボードとトラックパッドの調子が、悪くなってきました。
ごくたまにですがテキストエディタ上で、カーソルが意図しない挙動をします。
騙し騙しで使っていましたが、キーボードとトラックパッドのトラブルは、生産性に直結します。
解決しなければなりません。

そこでいっそのことクリーンインストールしようと思いたち、実行してみたらMacの調子が一気によくなりました。
問題を先送りせず、もっと早くやればよかったです。

この記事では、Macのクリーンインストールのメリット・デメリットと、やり方を解説します。

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Macのクリーンインストールのメリットとデメリット。MacBook Proの調子が悪いので実行したら生き返った

コンピューターは使えば使うほど、いらないファイルが増えます。
入れたはいいが、まったく使わないアプリもあります。
不要なアプリはそれだけで容量を圧迫するし、余計なシステムファイルも増えます。
そういった余計なファイルがコンピューターに負担を掛け、徐々に調子が悪くなっていきます。

ただしほとんどのケースで、再起動すれば調子は戻ります。
再起動することでシステムやメモリが一旦、クリアになり、トラブルのあった箇所が正常になるからです。

再起動やセーフブートしても改善せず

しかし今回の自分のケースでは、再起動やセーフブートをしても改善しませんでした。
これ以上、不具合を我慢して使うのは嫌なので、クリーンインストールを実行することに。

クリーンインストールはメリットもたくさんありますが、デメリットもあります。
そのデメリットを考えると、なかなか実行へ踏み切れなかったのです。

クリーンインストールのメリット

ではここから、Macのクリーンインストールのメリットとデメリットを整理します。
まずはメリットから。
以下の3つがあります。

  1. 動作が軽快になる
  2. 要らないアプリの断捨離ができる
  3. 新しい気持ちでMacを使える

1. 動作が軽快になる

一番のメリットは、動作が軽くなることです。
おそらくクリーンインストールを行う人の、目的のほとんどは動作の改善でしょう。
クリーンインストールするとプリインストールされるアプリ以外は消去され、それまで溜まっていたファイルも一掃されます。

パソコンは生産のための道具。
動作が軽いか重いかは、使う人にとって大きな問題です。
クリーンインストールすることで、その問題が一気に解決します。

2. 要らないアプリの断捨離ができる

クリーンインストール後は、所持している別のMacやタイムマシーンからデータを移行できます。
ただしそれをすると、また余計なファイルがパソコンに入ります。
せっかくクリーンインストールしたのなら、アプリは改めて一つずつ入れましょう。

その際に「このアプリは本当に必要かどうか」と確認ができ、結果的に不要なアプリがなくなります。
つまりアプリの断捨離ができるわけです。

3. 新しい気持ちでMacを使える

パソコンは物理的なハードウェアと、その中に入れるソフトウェアで成り立っています。
クリーンインストールしてもハードウェアは、買い換えない限り新しくなりません。
それでもOSを入れ直すだけで、新しいMacを購入したような新鮮な気持ちになります。

同じコンピューターばかり使っていると飽きてきて、徐々に生産性は落ちます。
それがOSを入れ替えることで、新しいパソコンを買ったような気分になれる。
クリーンインストール後のMacは単純に使っていて気持ち良いですし、以前より生産性もアップします。

クリーンインストールのデメリット

クリーンインストールはメリットだけでなく、デメリットもあります。
ここからは、以下3つのデメリットを解説します。

  1. 時間がかかる
  2. 失敗のリスクがある
  3. 設定やアプリのインストールが面倒

1. 時間がかかる

クリーンインストールの最も大きなデメリットは、時間がかかることです。
OSを入れ直すこと自体に時間がかかる上、終わったあともアプリを入れたり、使いやすい設定にしたりとやることが多々あります。
それらトータルの時間は、最低3時間は必要です。

インストール中は、パソコンも使えなくなります。
予備のパソコンがない場合は、作業が完全にストップします。
クリーンインストールが必要であっても、掛かる時間を考えるとなかなか腰は上がりません。

2. 失敗のリスクがある

時間がかかるとはいえ、手順通りやればクリーンインストールは問題なく完了できます。
しかし手順や操作を間違えると、最悪、パソコンに重大なエラーが発生し、動かなくなる可能性があります。

調子が悪いとはいえ、クリーンインストールしなければ重大なトラブルは起こりません。
失敗のリスクがあるのも、クリーンインストールのデメリットのひとつです。

3. 設定やアプリのインストールが面倒

普段、使うパソコンは、設定をカスタマイズしていると思います。
クリーンインストールすると、使いやすく調整した設定をやり直さなければなりません。

アプリもインストールするだけでなく、多くはログインとパスワードの入力が必要です。
それらひとつひとつはそれほど手間じゃなくとも、チリも積もれば大きな手間になります。

これらデメリットを考慮した上で「それでもクリーンインストールをやろう」と思えるなら、手順を守って慎重にやっていきましょう。

Macのクリーンインストールの手順

ではここから、実際にMacをクリーンインストールする手順を解説します。
手順2の「復旧アプリケーションを表示する」が、Intel プロセッサとApple シリコンとでは異なります。
所持しているMacの種類を確認し、適した方法を実行してください。

実行の手順は、以下です。

  1. 実行前にバックアップをとる
  2. 復旧アプリケーションを表示する
  3. Macintosh HDを消去する
  4. OSを再インストールする

1. 実行前にバックアップをとる

クリーンインストール実行前は、必要なファイルのバックアップを取りましょう。
クリーンインストールすると、パソコン内に保存したデータはすべて削除されます。

もしDropboxやグーグルドライブなど、クラウド上にすべてのデータを置いているなら問題ありません。
ただし、知らずにローカルに保存されているデータは要注意です。
例えばLightroom Classicのカタログは、デフォルトでローカルのピクチャに入ります。
このようにローカルストレージに必要なデータが入っている場合、外付けハードディスクなどへバックアップしましょう。

ちなみにDropboxの有料(Plus)にデータを入れると、パソコンのメイン・サブの概念がなくなって便利です。
Dropboxの無料版と有料版の比較を、以下の記事に書きました。

2. 復旧アプリケーションを表示する

Macのクリーンインストールを実行するには、復旧アプリケーションの画面へ行く必要があります。
復旧アプリケーションへの行き方は、Intel プロセッサとApple シリコンとで異なります。

Intel プロセッサ

Intel プロセッサのMacの場合、まずは再起動を行います。
再起動が始まったらすぐに、キーボードの「⌘ + R」を押します。

成功すると画面が切り替わり、中央にリンゴマークが表示され、その下にプログレスバーが出現します。
この画面が表示されたら、ボタンから指を離してOKです。
しばらくすると、復旧アプリケーションの画面に移ります。

Apple シリコン

AppleシリコンのMacの場合、まずアップルメニューから「シャットダウン」を選択します。
電源ボタンを押し続けると、「起動オプションを読み込み中」と表示されます。
しばらくすると画面が変わるので、「オプション」を選択。
「続ける」をクリック後に、復旧アプリケーションの画面が表示されます。

3. Macintosh HDを消去する

復旧アプリケーションが表示されたら、「ディスクユーティリティ」を選択し、「続ける」をクリックします。
「ディスユーティリティ」の画面に移ったら、左サイドバーの「Macintosh HD」を選択します。

上部のツールバーにある、「消去」をクリック。
「“Macintosh HD”を消去しますか?」とポップアップウィンドウが出現するので、「フォーマット」から「APFS」を選択し、「ボリュームグループを消去」をクリックします。
消去完了後に、左上のメニューバー「ディスクユーティリティ」から「ディスクユーティリティを終了」をクリックし、復旧アプリケーションへ戻ります。

4. OSをインストールする

復旧アプリケーションに戻ったら、「macOS Big Surを再インストール」をクリックします。
すると、再インストールがスタートします。
あとは画面の指示に従い、インストールを完了してください。

ネット環境にもよりますが、インストールには1時間くらい掛かります。
インストールがスタートすると途中でやめられないので、時間に余裕あるときに実行しましょう。

まとめ

デメリットに書きましたが、クリーンインストールは時間がかかる上に失敗のリスクもあります。
Macの調子がよほど悪く、再起動やセーフブートなどで改善しない場合の「最終手段」としたほうがよいです。

そのため1年や2年といった短期間でMacを買い換えるひとは、基本的にやる必要はありません。
もし3年〜5年など長くMacを使うなら、メンテナンスと不要アプリの断捨離の意味で行うと良いと思います。

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