Mac集中モードで生産性アップ【細かくカスタム設定が可能】

公開日 2021-10-29 最終更新日 2021-11-23

子ども頃の通知表で、「落ち着きがない」「集中力がない」と書かれたことはないですか。
ぼくはそう書かれた口ですが、今は大部分の人がこの状況におちいっています。
なぜなら、スマホやパソコンからの通知が多すぎるからです。

通知はある程度、必要かもしれませんが、集中できない状況になるのは困ります。
特にパソコンでのアウトプット中は、最も生産性の高い状態にもっていきたいです。

そこでこの記事ではMacの「集中モード」を活用し、集中力を持続する方法を解説します。

Mac集中モードで生産性アップ【細かくカスタム設定が可能】

集中力を高める方法のひとつに、瞑想があります。
瞑想のやり方や効能については、以下の記事に詳しく書きました。
>> 瞑想で脳を休ませる【つい不安なことを考える人に効果的】

しかし瞑想などでいくら精神状態を良くしても、ひっきりなしに通知が来ては集中力を持続できません。

まとまった時間に集中して作業する

資料作成にしろ映像編集にしろ、大部分のアウトプットはパソコンで行います。
Macは着信やメッセがあるとプッシュで知らされますが、アウトプット中に通知があると当然ながら集中力が途切れます。

ご存知の通り、一度途切れた集中力を取り戻すには、ある程度の時間を要します。
それは単純に時間のロス。
一旦、集中し始めたら、まとまった時間はその状態をキープするのが理想です。

macOS Montereyから搭載の集中モード

そこで活用したいのが、Macの集中モードです。
macOS Montereyから搭載された集中モードは、着信やメッセの通知をコントロールできます。

作業中は集中モードを率先して使い、生産性を高めていきましょう。

集中モードのオンの仕方

ではMacの集中モードのやり方を解説します。
Macで集中モードをオンにする方法は、以下3つです。

  1. コントロールセンター
  2. システム環境設定
  3. キーボード

1. コントロールセンター

1つは、コントロールセンターです。
メニューバーのアイコンをクリックして、コントロールセンターを表示。
「集中モード」をクリックすると、「おやすみモード」がオンになります。

コントロールセンターから集中モードをオンにする
コントロールセンターから集中モードをオンにする

もしくは「集中モード」ボタンの「>」マークをクリックし、詳細を表示。
“集中モード”環境設定をクリックします。

コントロールセンターから集中モードの環境設定へ
コントロールセンターから集中モードの環境設定へ

集中モードの環境設定へ遷移したら、希望するモードを選択しボタンをオンにします。

モードを選択し、オンにする
モードを選択し、オンにする

2. システム環境設定

2つめは、システム環境設定です。
「システム環境設定 > 通知と集中モード > 集中モード」と進み、自分の希望する集中モードを選択してボタンをオンにします。

3. キーボード

3つめは、キーボードからの設定です。
Appleシリコン用のMagic KeyboardやMacBook Pro(2021)のキーボードには、ファンクションキーF6に「おやすみモード」が割り当てられています。
このキーを押すだけで「おやすみモード」がスタートし、もう一度押すと解除されます。

カスタム設定で通知をコントロールする

デフォルトの「おやすみモード」は、すべての通知をオフにします。
通知をすべてシャットダウンしたいときは、このモードでOKです。

しかし仕事中は特定の人もしくはグループからの着信やメッセを、受け取りたいケースがあると思います。
その場合には、カスタムで細かく設定を行います。

すべての設定は集中モードの環境設定で行う

カスタムは、集中モードの環境設定から行います。
コントロールセンターもしくはシステム環境設定の「通知と集中モード > 集中モード」で、集中モードの環境設定へ進みます。

モードの選択は、左の枠内で行います。
デフォルトでは、「おやすみモード」と「睡眠」の2つが入っています。

左下の「+」ボタンを押すと、カスタムとあらかじめ用意されているその他のモードが、アコーディオン・メニューで表示されます。

左下の+ボタンから、アコーディオンメニューを開く
左下の+ボタンから、アコーディオンメニューを開く

用意されているモードを使っても良い

すでに用意されているモードには、以下があります。

  • ゲーム
  • パーソナル
  • 読書
  • 仕事
  • マインドフルネス

これらはその状態に入っているとMacが認識した際、集中モードに切り替わります。
例えば「ゲーム」ならゲーム・アプリを開いたとき、「マインドフルネス」ならマインドフルネス・アプリを開いたときなどです。

それらを選択した上でさらにカスタムもできますし、完全オリジナルな集中モードも作れます。

「カスタム」で名称・アイコンをオリジナルに設定

オリジナルの集中モードを作るには、左下の「+」ボタンを押したあと「カスタム」を選択します。

「カスタム」を選択
「カスタム」を選択

ポップアップ画面で、集中モードの名称とアイコンの色、アイコンの種類を選択。
右下の「追加」をクリックします。

カスタムの集中モードを作成する
カスタムの集中モードを作成する

オリジナルの集中モードが表示されました。

カスタムのモードが作成された
カスタムのモードが作成された

カスタム設定は、10個まで登録可能です。
カスタムで作成した集中モードを選択してオンにすれば、おやすみモードと同じようにすべての通知が遮断されます。

ただし、このままだとおやすみモードと変わりません。
そこで通知の内容や集中モードのスケジュールなどを、細かくカスタムしていきます。

「人・場所・時間・アプリ」で通知を管理する

細かい設定は、環境設定の右側で行います。
カスタムできる項目は、以下4つです。

  1. 着信・受信の通知をコントロール
  2. 特定の時間で集中モードを発動
  3. 特定の場所で集中モードを発動
  4. 特定のアプリで集中モードを発動

1.着信・受信の通知をコントロール

右の「オプション」ボタンをクリックすると、ポップアップが出現します。

着信・受信の許可の範囲を決める
着信・受信の許可の範囲を決める

集中モード中も着信やメッセを通知したいときは、一番上の「即時通知を許可」にチェックを入れます。

上から2番めの「着信を許可」では、着信の通知を以下から選ぶことができます。

  • すべての人
  • すべての連絡先
  • よく使う項目

一番下の「繰り返しの着信を許可」にチェックを入れると、同じ人から3分以内に2度着信があると通知されます。
緊急時の着信を受けたい場合は、チェックを入れましょう。

特定の人・グループからの着信・受信を許可する

着信や受信は、特定の人やグループからのみ許可できます。
「連絡を許可」左下の「+」ボタンをクリック。

左下のプラスボタンをクリックする
左下のプラスボタンをクリックする

連絡先のポップアップが表示されるので、許可する人を選んで「追加」をクリックします。

連絡先のポップアップが表示される
連絡先のポップアップが表示される

2. 特定の時間で集中モードを発動

集中モードは、自動的に発動するようスケジュール管理ができます。
まずは特定の時間で発動させる方法から。

「自動的にオンにする」の左下「+」ボタンをクリックし、アコーディオンメニューの「時刻に基づくオートメーションを追加」を選択します。

「時刻に基づくオートメーションを追加」をクリック
「時刻に基づくオートメーションを追加」をクリック

すると、時刻設定のポップアップが表示されます。
集中モードを発動したい曜日と時間帯を選び、右下の「追加」をクリックして設定します。

ポップアップで時間帯と曜日を決定する
ポップアップで時間帯と曜日を決定する

3. 特定の場所で集中モードを発動

特定の場所でMacを開いたとき、集中モードを発動する方法があります。
作業する場所が決まっているなら、有効な仕様です。

設定は、アコーディオンメニューの「場所に基づくオートメーションを追加」をクリック。

「場所に基づくオートメーションを追加」をクリックする
「場所に基づくオートメーションを追加」をクリックする

検索窓に場所を入力して検索候補から選び、右下の「追加」ボタンをクリックして設定します。

場所を検索して決定する
場所を検索して決定する

4. 特定のアプリで集中モードを発動

特定のアプリを起動したとき、集中モードを発動する方法があります。
「デザイナーならIllustrator」「動画の編集者ならPremiere Pro」など、アプリごとに設定しておくと便利です。

設定は、アコーディオンメニューの「Appに基づくオートメーションを追加」をクリック。

「Appに基づくオートメーションを追加」をクリックする
「Appに基づくオートメーションを追加」をクリックする

ポップアップでアプリを選択し、「追加」ボタンをクリックします。

集中モードを発動するアプリを選択する
集中モードを発動するアプリを選択する

集中モードにいることをメッセで知らせられる

メッセを受け取った際、「今は集中モードなので返信できません」といった表示を相手に送れます。
メッセのラリー後に集中モードへ入るときなど、このメッセージを表示しておくと相手は安心するでしょう。

やり方は、集中モードの環境設定の右下「集中モード状況を共有」にチェックを入れます。

「集中モード状況を共有」にチェックを入れる
「集中モード状況を共有」にチェックを入れる

するとメッセ送信者へ、以下のように表示されます。

iMessageに集中モード中の表示が出る(Apple公式サイトより)
iMessageに集中モード中の表示が出る(Apple公式サイトより)

他のデバイスも同時に集中モードへ

Macを集中モードにしていても、近くにあるiPhoneやiPadから通知が鳴っては元も子もありません。
iCloudで紐付いているiPhoneやiPadも、同時に集中モードへ変更できます。

やり方は、集中モードの環境設定の左下「デバイス間で共有」にチェックを入れます。

「デバイス間で共有」にチェックを入れる
「デバイス間で共有」にチェックを入れる

iPhoneは見えない場所へ置く

ちなみにiPhoneは、目に見える範囲に置くだけで集中力が低下します。

特にSNSに発信した後は、反応がとても気になりますよね。
SNSから距離を取ってわかった、メリットは以下を参考にしてみてください。
>> SNSやめたらどうなる?【主体的に使うと便利なツール】

スマホの影響について詳しくは話題になった新書『スマホ脳』を読んでみるのをおすすめしますが、ともかく作業中はiPhoneをバッグの中や別の部屋など、視界の外へ置きましょう。

多くの人は、iPhoneを見えなくするだけで集中力がアップすると思います。

まとめ

パソコンはアウトプットに欠かせないツールであると同時に、誘惑の多い遊び道具でもあります。
SNSなど見ないように自制しても、通知で集中力が妨げられてはいけません。
Macに標準装備されている集中モードを活用し、日々の生産性を高めていきましょう。