LITHONのRT-02でコーヒーの自家焙煎をやってみた

公開日 2022-01-11 最終更新日 2022-01-15

コーヒーはワインのように産地の違いがあり、「煎って・挽いて・淹れる」と工程が明確に分かれるため、それぞれにこだわりポイントが発生します。

最初はインスタントで満足していても、ひとたび「挽きたて・淹れたて」を味わうと、その美味しさに世界の変わった人もたくさんいるでしょう。

そう言うぼくは、いつも馴染みのコーヒーショップから焙煎済みの豆を購入し、飲むたびミルで挽いてコーヒーを淹れていました。豆を挽くミルは手挽きに始まり、安価なブレードタイプの電動ミルから、カリタのグラインダー電動ミルへ。最終的には、カリタのミルを2017年から毎日、欠かさず使っています。

ミルの話も色々書けそうですが、今回はコーヒーの自家焙煎の話です。

美味しいコーヒーを淹れるポイント

美味しいコーヒーを作るには、以下のようなポイントがあります。

  • 焙煎から時間の経っていない豆を使う
  • 挽きたての豆を使う
  • ミルは使うたびに掃除する

コーヒー豆は、煎ったり挽いたりする過程で酸化します。要は酸っぱくなったり渋みが出すぎたりして、不味くなるのです。そのため自宅で美味しいコーヒーを飲むポイントは、単純明快。

自家焙煎した豆を、清潔なミルで挽き、すぐに抽出する

これです。ただこの中で最も敷居の高いのが、自家焙煎です。

家庭用なら大きな機械は必要ないですが、手頃な焙煎機はガスコンロの上に手動でゴロゴロ転がす機械が思い浮かびます。以下のようなタイプです。

いかにも手間がかかりそうで、また味を一定させるには試行回数が必要でしょう。そう思って自家焙煎は腰が上がりませんでしたが、Amazonで電動のマシンを発見しました。

LITHONのホームロースターRT-02を購入

見つけたのはLITHON(ライソン)というメーカーの、RT-01とRT-02です。LITHONは不勉強で初めて聞きましたが、1991年創業の大阪にある家電メーカーでした。

RT-01の形状と使い方は、YouTubeに解説動画が上がっています。

生豆を入れてボタンを押すだけで、自動で焙煎ができます。「これは良さそう」とコーヒー熱がうずき、買ってみました。結論を先に言えば、今のところは満足しています。

ちなみに購入したのは、新型のRT-02です。RT-01は中煎り・深煎りのみ対応で、それに加えRT-02では浅煎りもできます。それ以外、機能的に変わりないようです。

RT-02の優れた点

この製品の良い点は、大きく2つあります。

  1. 全自動で焙煎〜冷却が完了
  2. チャフが飛び散らない

ひとつは、ボタンを押すだけですべての工程が終わる点です。中央のくぼみにコーヒーの生豆を入れる場所があり、投入後にボタン(中煎り or 深煎り)を押すと焙煎がスタート。約20分ほどで、焙煎から冷却まで自動でやってくれます。

熱があると焙煎がどんどん進むので、冷却機能付きはありがたい。終わってから慌てて容器に移す必要がないです。

もうひとつの利点は、チャフが1カ所に集まることです。チャフとは、焙煎時に発生する燃え殻です。コーヒー豆を覆っている薄皮が、焙煎とともにむけてくるんですね。

RT-02は発生したチャフが上空に舞い上がり、上部の受け皿にたまる仕組み。チャフが飛び散らず、掃除も受け皿のチャフをザーッとゴミ箱に入れるだけでOKです。

自動で終わる上、掃除も楽。初心者にはうってつけの製品です。

LITHONのホームロースターの注意点

実際にRT-02を使ってみて、注意点がふたつあります。ひとつは、焙煎の香りがすることです。コーヒー豆を高温で煎ると、香ばしい良い香りが部屋中にします。一人暮らしなら良いですが、家族がいると嫌がられるかもしれません。キッチンなど換気扇の下で行うのが必須です。

もうひとつは、音が結構することですね。容器を回転させながら高温で加熱するので、モーター音がそれなりにします。こちらも一人なら気にならないですが、同居人がいるなら理解が必要でしょう。

いちばん美味しかったカフェと匹敵する

さて、実際に焙煎後のコーヒーを飲んでみました。焙煎直後はガスがたまりうまく抽出されないようなので、焙煎24時間後、48時間後と飲み比べ。どちらもこれまでいちばんと思ったカフェと、同じくらいのレベルの美味しさでした。

ちなみにいちばんと思ったカフェは、コペンハーゲンのcoffee collectiveとオスロのTim Wendelboeです。それぞれ現地で飲んだときの記事は、以下のとおりです。

>> コペンハーゲンのカフェ『COFFEE COLLECTIVE』に行ってきた
>> コーヒー好きが訪れるオスロの有名店『Tim Wendelboe』

焙煎後24時間より48時間のほうが抽出度が高く、よりしっかりとコーヒーの味を感じました。いずれにせよ焙煎済みで購入していたコーヒー豆とは、レベルが違います。

結果的にわかったのは、「コーヒーの味は、焙煎後の経過時間に影響を受ける」でしたね。当然なことではありますが、自家焙煎をやってみて身を持って体験できました。

欠点豆の除去が面倒

今回、コーヒーの生豆は、Amazonでキロ1600円くらいのものを適当に注文しています。

コーヒー生豆を使う際は、欠点豆を取り除く必要があります。欠点豆とは、潰れたり欠けていたりしている豆のことです。それらを一緒に焙煎すると、味が落ちるそうです。

ネットで調べて見様見真似で欠点豆を除いてみた結果、2割くらいはじくことになりました。それだけで原価が高くなるのはもちろんのこと、欠点豆を見つけるのが手間です。豆をひとつずつ確認するので、骨が折れます。自家焙煎のコーヒーショップの高い理由がわかりました。

コーヒーが一層やめられない

それなりに手間はかかりますが、一度、自家焙煎の味を憶えたら引き返せません。これからは自家焙煎のコーヒーを楽しみたいと思います。ただでさえ中毒性の高い、コーヒーという飲み物。一層、やめられなくなりました。

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