最終更新日 2022-07-15
今年に入って、電気代がみるみる上がっています。
そこで少しでも安くしようと、家電の使用時間帯を変えてみました。
すると昨年よりも電気代を抑えられました。
この記事では、がんばらずに電気代を節約した方法を解説します。
この記事の目次
ロシアのウクライナ侵攻で天然ガスの価格が上昇
電気代が昨年に比べ値上がりしています。
その原因は明らか。
世界的に天然ガスや石炭の価格が、値上がりしているからです。
日本の電力は、70%以上を火力発電でまかなっています。
火力発電には天然ガスや石炭が必要ですが、日本はそれらを輸入に頼っています。
輸入の天然ガスや石炭の価格が上昇すれば、それは電気代へと転嫁される。
それはしょうがない理屈です。
コロナ禍では移動が制限されて原油価格が下がったものの、落ち着いてくるにつれ価格が上昇。
さらにロシアがウクライナに侵攻したことで、ヨーロッパの国々がロシアに対し経済制裁を行いました。
その対抗策としてロシアが天然ガスの供給を制限するとの思惑が広がり、ヨーロッパでの価格上昇を巻き起こし、その影響が日本にも来ているわけです。
参考 >> 電気料金なぜこんなに上がるの?|サクサク経済Q&A – NHK
特に在宅ワークは電気代の値上がりのダメージがでかい
エネルギーの価格が上昇すれば、電気代もまたアップする。
その理屈がわかっても、消費者にとって電気代の値上がりは生活に直結します。
特に自分を含め在宅ワークしているひとは、ダメージが大きいです。
「何かしら対策しないと…」とここ数ヶ月、電気の使い方を工夫してみた結果、去年に比べ電気料金を抑えることができました。
ここ2ヶ月の電気料金が昨年比95%に
実際に数字を公開します。
以下は、最近2ヶ月の電気代と昨年との比較です。
2021年 | 2022年 | 差額 | |
---|---|---|---|
5月 | 15,340円 | 14,521円 | -819 |
6月 | 13,130円 | 12,586円 | -544 |
合計 | 28,470円 | 27,107円 | -1,363円(昨年比95%) |
住んでいるのは、築70年以上の町家認定されている一軒家です。
そのためそもそも電気代が高めではありますが、ここ2ヶ月は昨年比で-1,363円です。
金額自体は大したことないですが、電気料金が値上げしている中でがんばることなく削減できたので満足。
自分は自営業なのでコストに敏感なのですが、1,363円の出費を抑えられたということは、1,363円の純利益を生み出せたのと同じなのです。
このまま続ければ、1年間で1万円近く節約(1万円近く純利益が発生)できそうです。
家電の利用時間帯を変えて、がんばらずに電気代を節約
電気代節約のため何をやったかといえば、家電の使用時間帯をかえました。
日中はエアコンなど最低限のもの以外は利用せず、その他のものは夜〜朝に集中して使うようにしました。
電力会社の多くのプランは、夜間と早朝の電気料金を低くしています。
自分の入っているのは、北陸電力のエルフナイト10プラスです。
このプランの場合、平日は22時〜8時の時間帯が最も安く使えます。
その次に安いのが、8時〜10時。
つまり最も電力の高い時間帯は、平日の10時〜17時なのです。
電力の掛かる家電の使用を、電気料金の安い時間帯に
それまでは時間帯を気にせず電気を使っていましたが、それを意識的に改めました。
特に電力の掛かる家電の使用を、安い時間帯へ集中させたのです。
具体的には以下のような感じです。
- 【洗濯乾燥機】日中 → 深夜
- 【食器洗い乾燥機】日中と夕方の2回 → 早朝と夕方の2回
- 【コーヒーロースター】日中 → 早朝
- 【ホットクックを使っての野菜の下ごしらえ】日中 → 夕方
- 【布団乾燥機】日中 → 夕方
「節約」と聞くとエアコンや電球をこまめに消すなど、面倒なイメージがあります。
しかし家電の使用時間帯を変えるだけなら、ほぼストレスなし。
苦労することなく、昨年より電気代を下げられました。
プランを確認して苦労せずに節約する
電気代の値上げに困っている人は、たくさんいると思います。
もし日中に多く電気を使っているなら、利用しているプランに安い時間帯がないか調べてみてください。
電力の安い時間帯へ家電の使用を移行するだけで、がんばることなく節約ができるはずです。