紙の書籍はスキャンしデータ化が快適【メリットとやり方】

最終更新日 2022-04-12

普段、本を読むときはKindle版が中心です。
しかしKindle版がなく、紙の本しか扱いのないものがあります。
そんなときは自宅でスキャニングして、データ化してしまうと便利です。

そこでこの記事では書籍をスキャンしてデータ化するメリットと、そのやり方を紹介します。

紙の書籍はスキャンしデータ化が快適【メリットとやり方】

本に限らず、紙を電子化すると以下5つのメリットがあります。
順に紹介します。

  1. 場所を取らない
  2. どの端末からでも読める
  3. 読みたい本をすぐに探し出せる
  4. 暗い場所でも読める
  5. OCR機能が付いていれば文字を検索できる

1. 場所を取らない

一つ目は、なんといっても場所を取らないことです。
紙の本は、すぐに本棚がいっぱいになってきます。
そのうちデスクに積むようになり床に積むようになり…、と際限なく場所を取ります。

その点、データ化すると物質的なスペースを取りません。
部屋がすっきりするし、いざ引っ越しのときも膨大な本を梱包する手間がありません。
本をデータ化するだけで、大袈裟に言えば生きるのが楽になります。

2. どの端末からでも読める

ふたつ目は、どの端末からでも読めることです。
PDFにしてクラウドへ保存すれば、パソコンでもタブレットでもスマホでもダウンロードして読むことが可能です。

本には、「読みたいタイミング」があります。
そのタイミングが外出中に訪れた場合、紙の本を自宅の書棚に入れていると読むことはできません。
一方、データ化しておけば、ポケットに入っているスマホから読めます。

それがたとえ海外であっても、端末さえあればデータ化している本をすべてダウンロードできる。
この世界を一度体験すると、紙の本を外へ持ち運ぶ気にはなれません。

3. 読みたい本をすぐに探し出せる

データの利点は検索できることです。
データ名を本のタイトルにしておけば、探している本を検索でピックアップできます。

数十冊くらいなら、まあ本棚から探し出せるかもしれません。
しかし数百冊レベルになると、探す時間がもったいないです。
データ化することで、読みたい本を検索で即座に表示させましょう。

4. 暗い場所でも読める

言うまでもないですが、紙はそれ自体では発光しません。
そのため紙の本を読むには、自然光やライトが必要です。

もちろん明るい場所で読む分には紙の本で問題ないですが、例えばキャンプの夜に読みたくなったら?
本を持ってきていても、薄暗い中では読むのが苦痛です。

しかしデータ化して端末に入れておけば、端末自体が発光しているため読むのに何の支障もありません。

5. OCR機能が付いていれば文字を検索できる

データ化する際にOCR機能のついたスキャナを使えば、データ名だけでなくデータ内の文字も検索対象にできます。

「あのことが書いてある書籍はどれだったか…」そんな漠然とした記憶で本を探すこともあると思います。
そんなとき本文内を検索できれば、容易に見つけ出せます。

データ化の方法を紹介

本のデータ化のメリットを紹介したところで、実際に自分が行っているデータ化の方法を紹介します。
用意するものは、以下4つです。

ステップ1 裁断

まずは本を裁断します。
そのままでは高速にスキャンできないので、ページごとにバラバラにするのです。

裁断には、書籍用の裁断機が売っています。
資金に余裕があれば買っても良いと思いますが、自分の経験ではカッターナイフで十分。
裁断機は数万円しますが、カッターは高くても1,000円程度の出費で済みます。
また裁断機と違って、場所もほとんど取りません。

カッターだけでなく、定規とカッティングマットも準備します。
カッターと定規は安いペラペラのものではなく、ある程度、しっかりしたものを選んだ方が作業が捗ります。

自分の使っているものは、以下の通りです。

ステップ2 スキャナーでスキャン

本のページをすべてカットできたら、まとめてスキャンします。

スキャナーには一枚ずつ台にのせるタイプと、まとめて高速にスキャンできるタイプがあります。
一枚ずつの方が製品の価格は安いですが、数百枚スキャンするのに向いていません。
ここは少し資金を出して、高速のスキャナーを使いましょう。

自分は7年くらい前に購入した、PFUのScanSnap Evernote Editionを使用しています。
この機種は製造中止になっていますが、同じPFUで人気のある機種にはScanSnap iX1600があります。

PFUのスキャナーを使う際の、書籍に適した設定

スキャナーを使う際には、メーカーが用意している専用ソフトを利用します。
その際の書籍スキャンに適した設定を紹介します。

継続スキャンを選択

分厚い本だと、一度にスキャナーへセットできません。
そのため何度かに分けてスキャンすることになりますが、PDFデータがバラバラになっては後で合わせるのが手間です。
そのため分けてスキャンしてもデータがひとつになるよう、継続スキャンを選択します。

PFUのスキャンスナップの場合、右下のボタンからフィード設定の「継続スキャン」を選択します。

スキャンスナップの右下のボタンをクリック
スキャンスナップの右下のボタンをクリック
継続スキャンを選択する
継続スキャンを選択する

カラーと白黒を使い分ける

スキャンする際は、保存の状態をカラーにするか白黒にするか選べます。
雑誌などカラーで保存したい場合は、カラーを選択。
白黒で印刷されている書籍の場合は、白黒を選択すると背景が真っ白になり読みやすいです。

PFUのスキャンスナップの場合、左上のボタンからカラーモード設定で選択します。

スキャンスナップの右上のボタンをクリック
スキャンスナップの右上のボタンをクリック
カラーモード設定で適したものを選択
カラーモード設定で適したものを選択

データ化した書籍を読むデバイスとアプリの紹介

データ化はDropboxやEvernoteなどクラウド上に保存しておくと、あらゆる端末から読めて便利です。

自分はEvernoteへ格納しています。
Evernoteにデータを保存するメリットは、以下の記事にまとめています。
>> Evernoteにスキャンし名刺など紙書類の管理に悩まない

Macで読むときには、ダウンロードしたPDFをそのまま開きプレビューアプリで読んでいます。
iPadを利用するときは、i文庫HDにダウンロードして読んでいます。
i文庫HDで読むと見開きで本を読んでいるように表示されるため、紙の本の体験に近いです。

i文庫HDの画面は、本を読む体験に近い
i文庫HDの画面は、本を読む体験に近い

データ化はメリットが多い

以上、書籍をスキャンして読むメリットと、やり方を紹介しました。

自分は一度読んだ紙の本を、出先で急に再読したくなることが多々あります。
以前は我慢するほかなかったですが、データ化してからは読みたいタイミングにダウンロードできて本当に快適です。

紙のままでとっておきたい大切な本は別にして、情報の取得だけが目的ならデータ化するのがおすすめ。
この記事を参考にやってみてください。