マルチタスクをやめに【その日やる重要なことを3つ決める】

最終更新日 2021-12-11

頼まれごとを受動的にこなしていると、1日はあっという間に終わります。
「他人の要望に敏速に応えているが、自分のキャリアにつながることは何一つ進んでいない」、そんな事態におちいっていないでしょうか。

そこでこの記事では、「マルチタスクをやめて、自分の人生を前に進める方法」を紹介します。

マルチタスクをやめに【その日やる重要なことを3つ決める】

他人の頼まれごとを何でも引き受けると、良い人と思われるかもしれません。
しかし頼まれごとで時間が埋め尽くされ、自分の時間をまったく割けないようでは困ります。

マルチタスクで次から次へ受動的に物事をこなしている限り、ただ忙しいだけのラットレースから抜け出せません。

人間はマルチタスクできない

マルチタスクとは、同時進行でいろいろな作業をすることです。
しかしよくよく考えると、マルチタスクとはおかしな言葉です。

文章を書きながらデザインは作れないし、写真を撮りながら打ち合わせはできません。
マルチタスクという言葉が当然のように使われていますが、人間は実際にはシングルタスクしかできないのです。

ではなぜ作業で、マルチタスクという言葉が存在しているのか。
それはシングルタスクを短時間で切り替え、同時進行しているように勘違いしているからです。

仕事を中断すると、戻るのに時間が掛かる

例えばこんな人を見ると、どう思いますか。

企画書を作成しているとき、電話が鳴ったとしましょう。
電話を取ると、同僚から来週のプレゼン資料の進捗を聞かれました。
電話を切った後、同僚へ途中経過の資料を送ろうとメールを開いたら、受信箱に未読メール10件を発見。
資料を送る前にメールを確認してみたら、クライアントから見積もりの打診がありました。
先に見積もりを作ろうとWebで情報を検索したら、ついでにTwitterのトレンドを見てしまい…。

同僚の電話からすでに30分が経過しており、中断した企画書は一文字も進んでいません。

細かいシングルタスク食い散らかしている

この例を見て、「この人はなんと愚かなのか。どれもが中途半端で何一つ終わっていないじゃないか」と思われるかもしれません。

しかし自覚がないだけで、(自分を含め)多くの人はシングルタスクを食い散らかしながら、仕事をこなしているような気になっています。

現代は気を散らすものが多すぎる

例に出した人が、極端に集中力が低いわけではありません。
現代は、とかく気を散らすものが多すぎます。

いつ電話やメッセが来るかわからないスマホを近くに置き、パソコンの受信トレイにはCcが分単位で届きます。
調べ物のためブラウザを開いたら、朝に投稿したSNSの反応が気になってくる。

こうして電話やメッセに気を取られ、細かいシングルタスクをひっきりなしに切り替えるのは、非常に効率が悪いです。

一度集中が途切れると、効率が悪い

最も効率よく作業の進むのは、集中力の持続するフローの状態です。
ところがフローに入っても電話やメッセの対応で中断しては、再び集中するのに時間がかかります。

無数のシングルタスクをこなしていると、集中するためのまとまった時間を確保できず、質の高い成果物を仕上げられません。

その日の重要なことを3つに絞る

そこで、マルチタスクをやめる方法をお伝えします。
その方法とは、その日に行う重要なことを3つに絞るのです。

レオ・バボータの『減らす技術』では、その日にやるべき重要事項3つを1日の始まりに設定することを提案しています。

重要な3つを決めたとしても、その最中に割り込み仕事に応えては結局同じことです。
「重要な3つが終わるまで、他のことをやらない」と決めてこそ、成果が出ます。

以下、『減らす技術』からの引用です。
MITとは、“Most Important Task”つまり「最も重要なタスク」を指します。

<MITへの取り組み方>
・朝一番に選ぶ。
・3つだけ選ぶ。
・最低ひとつは人生のゴール(あるいはトップ3プロジェクト)に関するものを選ぶ。
・毎日MITが最優先。ほかのことに手を出す前にとりかかる。
・シングルタスクを忘れずに、一度にひとつのMITに集中しよう。

『減らす技術』より

重要な3つは小さなタスクにする

もし「重要な3つ」がそれぞれ多くの時間を必要とするなら、1日、掛かりきりになってしまいます。
そうなるとさすがに他の仕事に支障が出るので、重要な3つは20〜30分の小さなタスクに設定します。

そして重要なタスクを終えるまでは、別のタスクに切り替えず集中してやり切るようにします。

これを習慣にすれば、毎日、3つの重要なタスクを集中した状態で終えられます。
一日中、シングルタスクを食い散らかして終わるより、自分の人生を確実に前へ進められます。

電話やメールは隙間時間に

重要なタスクをやっている間に、電話やメール、メッセが入るかもしれません。
それらに反応していると重要なタスクが後回しになって、完了できない日が発生します。
そのため電話やメールは、通知を切って隙間時間に対応します。

ちなみにMacを使っているなら、重要なタスクをやるときは集中モードにしましょう。
やり方は、以下の記事にまとめてあります。
>> Mac集中モードで生産性アップ【細かくカスタム設定が可能】

メールに時間を取られない方法は、以下の記事を参考にしてください。
>> メールに時間を取られない方法【自分の時間を生み出す】

2つを意識して時間の使い方を変える

全員がスマホを持ち、4Gから5Gへと通信環境が高速になってきました。
世の中が便利になるに連れ時間が余るどころか、仕事が増えて時間に追われている人が多い印象です。

細かいシングルタスクの切り替えで1日を消費すると、自分の未来への投資がおざなりになります。

  • マルチタスク(細かいシングルタスクの切り替え)をやめる
  • 1日に重要なタスクを3つ決める

この2つを意識するだけで、時間の使い方は変わると思います。
試してみてください。