見栄にお金を使うのはやめよう【地位財と非地位財】

公開日 2021-11-16 最終更新日 2021-11-25

「なぜかお金が貯まらない…」と思うなら、支出を見直しましょう。
きちんとした収入があるのに貯蓄できないなら、単純に浪費が多いのだと思います。

財産は、地位財と非地位財とに分けられます。
貯蓄するなら地位財を少なくし、非地位財を重視するのがおすすめです。

この記事では見栄にお金を使うのをやめて、貯蓄するマインドになる方法を解説します。

ビル・ゲイツの支出に関するエピソード

世界的資産家の一人に、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツがいます。
保有資産は、執筆時点で30兆円。

桁外れの資産家のビル・ゲイツには、「飛行機はエコノミークラスしか乗らない」という逸話があります。
その理由を尋ねられると、「ビジネスクラスやファーストクラスにすると、目的地に速く着けるのか?」と逆に聞き返されたそうです。

おそらくこれは、都市伝説だと思います。
実際にビル・ゲイツがエコノミーにいたら、かなり違和感がありそうです…。

しかし「資産家ほど無駄なものにお金を使わない」という逸話として、これほどわかりやすい例はないです。

見栄にお金を使うのはやめよう【地位財と非地位財】

書籍『となりの億万長者』では、アメリカで財を成した人を調べた結果の、共通する特徴が書かれています。
億万長者とは、その名の通り100万ドル以上の資産を持つ人のことです。

みなさんは億万長者と聞くと、どのような人をイメージしますか。
豪邸に住み、高級車に乗り、高級腕時計を身に着ける。
そんな想像をしたなら、大間違いです。

資産家の多くは質素な生活

『となりの億万長者』の調査では、億万長者は地味な家に住み、中古車に乗り、質素な身なりをしている人が多かったそうです。
見た目では、ミリオネアと想像つかない人ばかり。

彼らが何にお金を使っていたかと言えば、余剰な資金はすべて株式や債権、不動産など投資に回していたのです。

資産家は「お金持ちのアイコン」に興味を示さない

億万長者には、「無駄なことにお金を使わない」という共通点がありました。
資産家は、以下のような「お金持ちのアイコン」に関心を持ちません。

  • 豪邸
  • 高級車
  • 高級時計
  • 高級ブランドの装飾品
  • ファーストクラスなどランクの高い座席

これらを、地位財と言います。

地位財とは、他人に見せつけるための財

「移動する」という機能だけに注目すれば、自動車は中古の国産車でも新車の輸入車でも同じです。
それでも、なぜ人は高級輸入車を欲しがり、実際に購入するのか。

その理由は、地位財は他人に対しマウントするアイテムだからです。

他人に対して優越感を持つため

必要な機能以上に高級なものは、「自分はこれだけのものが買える。それだけの財力がある」というアピール材料になります。
機能や性能の高さより、「高い商品」であることが重要。
ハイブランドの衣服にはロゴマークがわかりやすく表示してありますが、それは「この服は高いです」とアピールする必要があるためです。

そのため地位財を持っていて幸福感を感じるのは、自分より価格の低いブランドを所持している人と比べたときです。

地位財には終わりがない

しかしそんな地位財の幸福感は、長くは続きません。
自分よりランクの高いものを所持している人を目にすると、当然ながら劣等感を抱きます。

自分と人とを比較している限り、幸福はいつまでもいっときしか続きません。
そのいっときの幸福を得るため、さらに高級なものにお金を使ってしまう。
上には上がいるので、地位財には終わりがないのです。

資産家は非地位財を大切にする

億万長者と呼ばれる資産家は、こういった地位財に関心を持ちません。
地位財ではなく、より精神的な充足感を得られる非地位財を大切にします。

非地位財は、地位財とは対局になる財産です。
代表的なものは、健康や家族、友人、そして経済的自由があります。

ものを買うときも機能を見る

資産家は、ものを買うときも機能的に必要なものを購入し、ときには新品でなく中古を選びます。
倹約が信条なので、「欲しいものでなく必要なもの」を買います。

お金を貯められない人は、「お金を使いたい」から稼ぎます。
一方、資産家は、使いたいからお金を稼ぐのではありません。
経済的な基盤を作り、非地位財による精神的な安らぎや自由を得たいから蓄財するのです。

ケチではなく倹約

この記事を読んで、「お金持ちはやはりケチなんだな」と思ったならそれは誤解です。
ケチと倹約とは違います。

ケチとは、「お金を使うのが嫌い」な人。
倹約家とは、「無駄なことにお金を使うのが嫌い」な人です。

お金を貯めたい人は、地位財をやめるように考え方をシフトしていきましょう。