習慣化成功の2つのポイント【変化はある日、突然訪れる】

公開日 2021-11-25 最終更新日 2021-11-25

新年を迎えると、多くの人が目標を立てます。
しかし皆さんご存知の通り、ほとんどのひとが継続できないまま挫折します。

なぜ、行動を継続できないか。
それは習慣化する際の、マインドづくりに問題があるかもしれません。

この記事では、書籍『複利で伸びる1つの習慣』を参考に、習慣化を成功させる2つのポイントを解説します。

習慣化成功の2つのポイント【変化はある日、突然訪れる】

習慣に関する本には、「21日間つづける」「小さなことから始める」「報酬を設定する」など、ノウハウが書いてあります。
こういったノウハウを、すでに知っている人もいると思います。

もちろんノウハウでうまくいくこともありますが、根本的な問題として「続けられるマインド」を作るほうが大切です。
『複利で伸びる1つの習慣』では、マインドづくりとして以下の2つを紹介しています。

  • 短期で成果を求めず、継続の仕組みにフォーカスする
  • なりたい自分をイメージして圧力を掛ける

ひとつずつ解説します。

短期で成果を求めず、継続の仕組みにフォーカスする

新しい習慣を始めて、毎日1%ずつ改善しているとしましょう。
おそらく1%の変化を、実感できるひとはほぼいないと思います。

変化を感じられないと、「この方法は合っているのだろうか」と不安になってきます。
行動への不安は、習慣化の妨げになります。
その結果、少しやっては別の方法を試したり、「向いていない」とやめてしまったりするのです。

1%の改善は一年後に37倍以上になる

もし1%ずつ改善を続ければ、一年後はどうなっているでしょうか。
1%を365日続けた結果は、1.01の365乗で導き出せます。

その答えは、37.78。

毎日、1%の改善を続けることで、一年後には37倍以上の変化が起きていることになります。
数字を見ると、「淡々とやり続けることの大切さ」を実感できるのではないでしょうか。

変化はある日突然、訪れる

積み上げた変化は、ある境い目をこえたときに初めて目に見える形であらわれます。
このことを『複利で伸びる1つの習慣』では、氷の例えでわかりやすく解説しています。

懸命に努力しているのに成果が出ないと愚痴をこぼしているのは、温度をマイナス三度からマイナス〇・五度に上げて角氷が解けないと文句を言っているようなものだ。努力は無駄にはなっていない。蓄積されているだけだ。すべての変化は摂氏〇度で起こる。

『ジェームズ・クリアー. ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』より

短期的な結果ばかり気にすると、変化を実感できず挫折してしまいます。

変化は習慣を根気強く続けたあと、ある日突然、訪れます。
目先の成果に一喜一憂せず、「続けることそのもの」にフォーカスしましょう。

なりたい自分をイメージして圧力を掛ける

新しい習慣を始める際、目標を追いかける方法と、なりたい自分をイメージしてそれに近づける方法とがあります。

この2つは、似ているようで違います。
目標を追いかけるのは、ゴールに向かって進むこと。
内側から外側へ、パワーを向けるイメージです。

一方、なりたい自分に近づけるのは、外側にある目標から内側にある自分自身へ圧力を掛けるイメージです。
こちらのほうが、習慣化が成功しやすいです。

なりたいイメージと今の自分とを一致させる

目標を追いかけるとイメージに追いつけないまま、息切れするおそれがあります。
しかしなりたい自分をイメージできれば、行動をそれに合わせようとします。

なりたい自分とそのための行動とが一致すれば、心の弊害が少なくなり、成功の可能性が高まるというわけです。

禁煙している人のマインドと、すでに非喫煙者のマインド

話が少し抽象的なので、具体例を出します。

例えば禁煙を目標にしている、AさんとBさんがいるとします。

Aさんは「禁煙したい」と思い、タバコを吸わないことを目標にしています。
そんなある日、Aさんはある人からタバコをすすめられました。
Aさんは禁煙を目標としているので、「禁煙しているので結構です」と断りました。

一方、Bさんは禁煙を習慣化する際、「自分はすでに非喫煙者である」というイメージを持ちました。
ある日、同じようにある人からタバコをすすめられました。
Bさんはなりたい自分を非喫煙者とイメージしているため、「私はタバコを吸いませんので、結構です」と断りました。

些細なことですが、この2つの違いは大きいです。

信念と行動が異なると、習慣化に抵抗が加わる

Aさんのマインドは、まだ喫煙者のまま。
それを禁煙という行動により、非喫煙者へ変わろうとしています。
これだと自分の信念とは異なる行動をしているため、抵抗が加わって挫折しやすいです。

一方、Bさんのマインドは、すでに非喫煙者です。
そのため、タバコを吸う選択肢がそもそもありません。
自分の信念と行動とが一致しているため、「無理して吸わないでいる」といった抵抗がなく、挫折しにくくなります。

信念と行動が一致すると習慣化がうまくいく

信念が同じまま行動だけ変えても、本来の自分と異なるため長続きしません。
多くの人はAさんのように、行動によって自分の信念を変えようとします。

習慣がうまくいく人はBさんのように、すでに信念が変わった自分をイメージしています。
自分の信念と習慣化したい行動とが一致しているので、習慣化がうまくいきやすいのです。

正しいことをするのは簡単だ。つまり、行動がアイデンティティーと完全に一致すれば、もう行動変化を追い求めなくてもいい。これが自分だと信じているタイプの人らしく、行動するだけだ。

『ジェームズ・クリアー. ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』より

習慣化の設定はマインドづくりから

多くの人は、習慣の力を信じていると思います。
しかし実際に新しい習慣を身につけるのは、難しいです。

続けられない理由はさまざまあると思いますが、今回紹介したマインドづくりに目を向けると、成功の可能性は高まるでしょう。

  • 短期で成果を求めず、継続の仕組みにフォーカスする
  • なりたい自分をイメージして圧力を掛ける

習慣の力で自分をバージョンアップさせるため、書籍『複利で伸びる1つの習慣』からの2つのポイントを参考にしてみてください。