最終更新日 2021-10-20
スマホからラップトップをテザリングしたら、BluetoothとWi-Fiで速度に大きな違いがありました。
結果的には、Wi-Fi接続のほうが圧倒的に速かったです。
その理由についても、調べてみました。
この記事の目次
テザリングは、BluetoothよりWi-Fi接続が圧倒的に速い
最初に試したのは、Bluetooth接続です。
ぼくの使っているGalaxy Noteの場合、接続自体はWi-Fiより簡単です。
テザリング項目からBluetooth接続をオンにすると、BluetoothにMacBook Proが出現。
選択するとスマホ・PC両方に接続確認のポップアップが出るため、それを許可すればすんなりつながります。
Bluetoothだと、1MBも出ない
つながったのは良いのですが、どうも速度が遅い。
ブラウザで画面を開くのに、数十秒も掛かってしまいます。
速度を計測してみると、なんと下りで260Kbps。
ネットの速度は5MBくらいでイライラしてくるので、その1/20では話にならないですね。

Wi-Fi接続はパスワード入力が必要
そこで、Wi-Fi接続に切り替えてみました。
Wi-fi接続は、Bluetoothより若干、面倒でした。
スマホのテザリング項目からWi-Fiをオンにすると、PC側のWi-FiにGalaxy Noteが出現します。
選択するとパスワード入力を求められます。
設定画面を「接続」 →「テザリング」→「Wi-Fiテザリング」とタップしていき、下の方の「パスワード」の項目に入力。
すると、こちらも問題なくつながりました。
ちなみに一度パスワードを入力すれば、次回からは必要ありません。
50MBとノンストレスな速度が出た
ブラウザを開いてみると、問題なくつながります。
ストレスは感じません。
速度を調べてみたら、50Mbps近く出ていました。
Bluetoothの200倍です。

選択の余地はないですね。
これからはWi-Fiでテザリングをします。
ところで、どうしてここまで速度に差が出るのでしょうか。
Wi-FiとBluetoothの違いを調べてみた
調べたところ、Wi-FiとBluetoothとでは、その特性に違いのあることがわかりました。
【 Wi-Fiの特徴】
・通信最大速度 規格により異なり、54Mbps〜最大6.9Gbps
・通信距離 数百メートル
・接続機器の消費電力が多い
【 Bluetoothの特徴】
・通信最大速度 24Mbps
・通信距離 数十メートル
・接続機器の消費電力が少ない
Wi-Fiは最低速度・最大速度・通信距離ともに、Bluetoothよりも良いです。
そのかわり消費電力が高い。
これらの特徴から、Wi-Fiは社内ネットワークの構築などに向いていて、Bluetoothはマウスやキーボードなど近距離で1つの対応機種につなげるのに向いているのです。
テザリングの速度に大きな違いが出たのは、そもそも通信速度の特性に違いがありました。
ふとしたきっかけで、通信の理解が深まった
これまでWi-FiとBluetoothの違いを気にしなかったですが、テザリングをきっかけに学ぶことができてよかったです。
これらを理解すると、「なぜ、この機種はBluetoothで(もしくはWi-Fiで)つなげるのか」の理由を知ることができますね。
思わぬきっかけで、通信への理解が深まりました。
Wi-FiをIPv6にしたら速度がアップ
Wi-Fiには、IPv4とIPv6の2種類があります。
自宅のWi-FiをIPv6に変更したら、速度がアップしました。
以下の記事に詳しく書いてみました。