文章の構成を作ると書く苦痛がなくなる。Xmindを使った作り方を紹介

公開日 2021-08-16 最終更新日 2021-08-30

世の中には、文章を書くのが苦手な人がいます。
理由はそれぞれあると思いますが、多くが「書いていると支離滅裂になる」「書くことが思い浮かばない」といったものではないでしょうか。

特に書くことが思い浮かばないと、執筆は苦痛になります。
苦痛なことは誰しも避けたいので、ますます書かなくなる。
書かないと上達しないので、悪循環におちいります。

自分もライターと名乗りながら、文章を書くのが苦痛でしょうがありませんでした。
しかし今では苦痛を感じず、最後まで淀みなく書けます。
その理由は、文章を書く前にきちんと構成を組み立てるようにしたから。
そしてそのツールとして、Xmindを使いはじめたのが大きかったです。

そこでこの記事では、文章を書くための構成の書き方と、Xmindの使い方を解説します。

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文章の構成を作ると書く苦痛がなくなる。Xmindを使った作り方を紹介

推測になりますが、文章を書くのが苦手な人・苦痛な人は、構成を考えずいきなり書き始めているのではないでしょうか(以前の自分がそうだったので)。
構成を考えず書き始めるとどうなるか。
冒頭で書いたように、途中で書くことがなくなったり、辻褄が合わなくなったりと、困ることが発生します。

もちろん作家・コラムニストの林真理子さんのように、一筆書きでビシッと最後まで書き切るひとはいるでしょう。
しかしよほど文才がないと、構成無しで一筆書きで書き切るのは難しい。
たまたまうまくいったとしても再現性がないため、次に文章を書くときにまた苦しんでしまいます。

構成を考えることは、書く人も読む人もメリットがある

構成を考えてから文章を書くと、場合によっては、いきなり書き始めるより時間がかかるかもしれません。
しかし構成を作ってから書く文章には、以下2つの利点があります。

  1. 執筆のエネルギーが少なくて済む
  2. 読みやすく理解しやすい文章になる

1. 執筆のエネルギーが少なくて済む

執筆しながら書くことを考え、さらに構成まで作成するのはかなりエネルギーを消費します。
おそらく構成と執筆とでは、使っている脳の部分が違うのだと思います。

そのためこれらの作業は分けた行ったほうが、脳のエネルギーを効率的に使えます。
構成を書いてから清書を行うことで、脳の負担が少なくて済むのです。

2. 読みやすく理解しやすい文章になる

適切な構成を作ってから書くと、問いと結論のある明確な文章になります。
その結果、論理的で読みやすい文章となり、読者にとってもメリットがあります。

つまり執筆前に構成を書くことは、執筆者と読者の双方にとってメリットがあるのです。

論理的な文章の基本構成

ではどのように構成を作ればよいか。
と言っても、難しい話ではありません。
特に論理的な文章には、基本的な型(フォーマット)があります。
フォーマットは、以下です。

  1. 問い → 結論 → 理由1 → 理由2 → … → まとめ
  2. 問い→ 理由1 → 理由2 → … → 結論 → まとめ

このいずれかの型を使って構成を組み立てると、論理的な文章をスムーズに書けます。

構成を考えると論理的に書ける

文章を書く際は、まずこの型に沿って構成を作り、それに沿って下書きを書きます。
下書きを元に清書を書き、さらに推敲して仕上げます。
この流れで書けば論理的な文章を書けるとともに、「書くことが思いつかない」「辻褄が合わない」など困った事態がなくなります。

論理的な文章の書き方については、以下の記事で詳しく書いています。
興味ある人は、参考にしてみてください。

ロジックツリーを作成できるアプリ・Xmind

構成はテキストエディタに書いてもいいですが、アプリを使うと便利です。
この記事では、ロジックツリーを作成できるXmindをおすすめします。

Xmindは、マインドマップを作るツールです。
マインドマップとは、思考を自由に書き出し発想を広げる手法です。
Xmindはマインドマップだけでなく、ロジックツリーを作るのにも使えます。
ウインドウズやMac、iPad OSのアプリがあります。
無料版と有料版がありますが、文章の構成に使うだけなら無料版で十分です。

Xmindは旧版のXmind8を使用

Xmindには旧版のXmind8と新版のXmind2021があります。
新版は無料のままではアウトライン全体のコピーができないため、この記事では旧版のXmind8を使用しています。
旧版は執筆時点では、こちらから無料でダウンロード可能です。

Xmindを使ったロジックツリーの作成方法

ではここから、Xmindを使ったロジックツリーの作成方法を解説します。
Xmindを開くと、中央に「空白のマップを新規作成」と書かれた空欄がひとつ出現します。

Xmind
Xmindを起動すると現れるスタート画面

この空欄をクリックします。

Xmind
「中心トピック」に、この文章のタイトルを入れる

すると「中心トピック」の空欄が現れるので、ダブルクリックしてまずは文章のタイトルを書きます。
後から修正できるので、仮のもので大丈夫です。

適した形式を選択

タイトルを入れたら構成を作り始める前に、ロジックツリーに適した形式を選択します。
右の縦に並んだアイコン一覧から、上から二番目の刷毛の形をしたアイコンをクリック。
すると一番上に、「構造」があります。
右にある矢印をクリックするとアコーディオン・メニューが展開し、いくつかの形式が選べます。
その中から、「ロジック図(右)」を選択します。

Xmind
ロジックツリーを作成するには、ロジック図を選択する

文章の基本構造を作る

「ロジック図」を選択した後は、構成を書いていきます。
Xmindの基本的な操作は、以下2つです。

  • タブキーで子となる空欄を作る
  • リターンキーで並列の空欄を作る

まずはタイトルを選択した状態で、タブキーを押します。
すると、タイトルに紐付いた空欄(主トピック1)が右に出現します。
そこに「導入」と書きます。

Xmind
タブキーで、子の要素を作る

「導入」を選択した状態でリターンキーを押すと、「導入」下の並列する形で、新しい空欄(主トピック2)ができます。
そこに「問い」と入れます。

Xmind
エンターキーで並列の要素を作る

この作業を繰り返し、基本的な構成となる「結論」「理由」「まとめ」を書いていきます。
「問い」「結論」「理由」「まとめ」のそれぞれが、見出し(H2)になります。
結論を最初ではなく最後に入れる場合は、まとめと結論が同じでもよいと思います。

基本構造へ書く内容を入れていく

基本構造が作成できたら、それぞれにタブキーで子の空欄を足していき、文章へ書く内容を考えていきます。
内容は、以下のような感じになると思います。

  • 問い → 文章を読む人が、そもそも疑問に思っていること
  • 結論 → 文章を通して導き出すメッセージ
  • 理由 → 結論を説明する理由
  • まとめ → 結論の繰り返し、文章の結び

構成で清書に近いものを書いても良い

「問い」「結論」「理由」「まとめ」の子の空欄へ書く内容は、箇条書きの簡単なもので大丈夫です。
清書の段階で、文章として肉付けしていきます。
清書の際は構成と内容がすでにできているので、文章が支離滅裂になったり、書くことがなくなったりはしません。
最後まで息切れせずに、論理的な文章を書き切ることができます。

Xmindの段階で箇条書きでなく、清書に近いきっちりしたものを書いても良いと思います。
そこまですると清書の直しが少なくなるので、より時間短縮できます。

構成ができたら、俯瞰して修正する

Xmindで構成を最後まで書いて見直すと、「このブロックは順番を変えたほうがいいな」といった修正箇所が見えてきます。
ロジックツリーの利点は構成をスムーズに書けるだけでなく、俯瞰して確認できる点もあります。
読む人にとって最も読みやすく理解しやすい構成を、俯瞰しながら作り上げていきます。

構成をテキストエディタへコピペ

構成が完成したら、それがそのまま原稿の下書きになります。
清書するために、テキストエディタへ構成をコピペします。

Xmindで書いたロジックツリーをコピーするには、右のアイコンの一番上をクリックします。
するとタイトルに始まり、見出しと内容が構成のとおりに順番に並んでいます。
それらをすべて選択しコピーし、テキストエディタへペーストします。

Xmind
できあがった構成をエディタへコピペする

構成をペーストすると、行頭に不必要な空欄があり読みづらいと思います。
あくまでもこれは下書きなので、その状態で大丈夫です。
この下書きをもとにして、見出し(H2、H3)をつけながら文章を清書します。

まとめ

冒頭に書きましたが、自分は最初、書きながら構成を考えるタイプでした。
この書き方をすると、構成と執筆がビシッと決まったときに、何とも言えない爽快感があります。
その爽快感が成功体験として脳に残り、いつまでも構成を書かずにいきなり文章を書き始めていました。

その結果、文章の書き出しから悩んでしまい、なかなか執筆を始められない。
書きながら構成まで考えるため、エネルギーの消耗も激しかったです。
ひとつの文章を書くだけで、ぐったりしていました。

それが構成をXmindで作るようになり、執筆の負担がかなり減るとともに、以前より読みやすくわかりやすい文章が書けていると思います。
執筆を負担に感じている人は、Xmindを使ってまずは構成を作ってみるようにしてみてください。

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