ソニー・WF-1000XM4の新機能を紹介。WF-1000XM3と比較して、どのくらい進化したか

公開日 2021-06-09 最終更新日 2021-06-30

丸2年で、フルリニューアルしました。

ソニーのノイズキャンセリング・イヤホンに、新型WF-1000XM4が登場しました。
前モデルWF-1000XM3から丸2年経ち、形状がガラリと変わり、機能もかなり進化しています。
そこでこの記事では、2021年6月25日発売のWF-1000XM4の新機能を解説します。

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ソニー・WF-1000XM4の新機能を紹介。WF-1000XM3と比較して、どのくらい進化したか

まずは、前作WF-1000XM3とWF-1000XM4のスペック比較です。
特に変更された部分をピックアップし、表にしました。

WF-1000XM4WF-1000XM3
発売日2021年6月25日2019年7月13日
発売時の価格33,000円27,500円
重量約7.3 g x2約8.5グラム×2
カラーリングブラック、プラチナシルバーブラック、プラチナシルバー
コーデックSBC, AAC, LDACSBC, AAC
SoC統合プロセッサーV1高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1e
アップスケーリング機能DSEE ExtremeDSEE HX
スピーク・トゥ・チャットありなし
防水機能IPX4相当の防滴機能なし
充電時間約1.5時間約1.5時間
急速充電5分充電で60分再生可能10分充電で90分再生可能
Qi規格のワイヤレス充電対応非対応
連続音声再生時間最大8時間(NCオン)最大6時間(NCオン)
連続通話時間最大5.5時間(NCオン)最大4時間(NCオン)
通信方式Bluetooth標準規格 Ver.5.2Bluetooth標準規格 Ver.5.0

形状がより小型になり、軽量化を実現

WF-1000XM4
SONY公式サイトより

最もわかりやすい変化は、その形状です。
以前のオーバル型から、丸型に変更しました。

後述しますがチップをBluetoothSoCと統合したことで、WF-1000XM3と比べ重量がイヤホン一つに付き約1.2グラム軽量化しました。
1.2グラムはわずかに思えますが、形状の小さなイヤホンだけに、多少の軽量化でもメーカーの努力が見えます。
本体と同じく充電ケースも、WF-1000XM3に比べ約40%小型化しました。

IPX4相当の防滴仕様に

形状が刷新したことで、IPX4相当の防滴仕様になりました。
完全防水とはいきませんが、ランニング中の汗くらいには耐えられます。

前作WF-1000XM3は防滴すら対応なしでしたから、この進化は嬉しいです。
屋外で、気兼ねなく使えそうです。

バッテリー性能アップ

形状の小型化に反比例し、バッテリー駆動時間は長くなりました。
連続再生が約8時間と、WF-1000XM3に比べ2時間アップ(ノイキャンオン・DSEE Extremeオフ時)。
「小型化と連続稼働時間アップ」だけでも、WF-1000XM3からWF-1000XM4への買い替え需要がありそうです。

また急速充電にも対応しており、5分充電で60分の使用が可能です。
WF-1000XM3は10分充電で90分使用可能だったので、より短時間で急速充電できます。

ワイヤレス充電を搭載

地味に嬉しいのが、ケースにQi規格のワイヤレス充電が搭載されたことです。
ケースの充電方法は、USB-Cコネクタを差し込むか、Qi規格のワイヤレス充電をするかの二択です。

ワイヤレス充電に慣れると、いちいちコードを差し込むのが面倒になります。
ワイヤレス充電が使えることで、帰宅後、充電スタンドに置くのを習慣にできそうです。

ノイズキャンセリング性能

続いてノイズキャンセリング性能を見ていきます。
使用チップは、WF-1000XM3の高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1eから、統合プロセッサーV1へ変更しました。

統合プロセッサーV1とは、BluetoothSoCと高音質ノイズキャンセリングプロセッサーとを統合したものです。
統合により本体の小型化・軽量化が実現し、さらにチップ処理能力が向上したことで、ノイズキャンセリング処理がより低遅延で行えます。

ノイキャン性能が高音域・低音域ともにアップ

統合プロセッサーV1により、特に高音域のノイズカットが向上しました。
ノイズキャンセリングは、低音域より高音域が苦手な印象です。
高音域ノイズカットの向上は、嬉しいですね。

さらにドライバーユニットも刷新され、低音域のキャンセリング性能も前モデルに比べアップしています。

WF-1000XM4
SONY公式サイトより

マイク性能

高精度ボイスピックアップテクノロジーにより、通話音質が改善。
使用しているひとの声を、より的確にクリアに集音します。

さらに声を発すると自動的に音楽が停止する、「スピーク・トゥ・チャット機能」が新しく搭載されました。
スピーク・トゥ・チャットは、ヘッドフォンのWH-1000XM4に付けられた機能です。
家族のいる自宅で使うときには、便利な機能です。

外音取り込み機能が向上

前作に比べ、イヤホン外側のフォワードマイクの性能がアップしました。
それにより取り込める外音の量が多くなり、より自然な外音取り込みモードを実現します。

また風ノイズを探知するとフォワードマイクが自動的にオフになり、風のノイズを低減してくれます。

音質

音質で最も大きな変化は、コーデックにLDACが追加されたことです。
特にLDAC搭載のAndroidを使っている人には、嬉しい知らせです。
(残念ながら、iPhoneは現時点でLDAC未対応です)

LDAC対応のスマホとBluetooth接続すれば、990kbpsの伝送量が可能。
990kbpsの伝送量は、従来のBluetooth接続(SBC)の3倍に相当します。

DSEE Extreme搭載

前作WF-1000XM3のDSEE HXが、DSEE Extremeへ進化しました。
DSEE Extremeは圧縮音源をAIが解析し、音質をハイレゾ級へアップスケーリングする機能です。

DSEE Extremeでは、互いに音の影響を受けやすいボーカルと打楽器音のアップスケーリングを個別に行えます。
その結果、DSEE HXに比べ、ボーカルの豊かな歌声と打楽器の迫力を解像感高く響かせられます。

まとめ

以上、WF-1000XM4の新機能の紹介でした。
前作WF-1000XM3より価格は少し高くなりましたが、形状や機能がかなり進化しました。
WF-1000XM3からの主な進化は、以下の通りです。

  • 本体の形状が丸くなり、小型化・軽量化
  • ケースの体積が、40%小型化
  • IPX4相当の防滴機能
  • Qi規格のワイヤレス充電
  • チップが進化し、ノイキャン性能アップ
  • 通話品質向上
  • 外音取り込み性能向上
  • 風ノイズのカットが向上
  • LDACに対応
  • DSEE Extreme搭載でより高音質にアップスケーリング

ブルートゥースイヤホンを探している人も、WF-1000XM3をすでに持っている人も、満足できそうなスペックです。
新型の登場で、WF-1000XM3の価格もより手頃になるでしょう。

WF-1000XM4を詳細にレビュー

以下の記事で、WF-1000XM4を写真付きで詳細にレビューしました。

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