初心者がジョギングシューズをニューバランスに決めた理由

最終更新日 2022-05-19

ジョギングを始めて、ひと月半ほど経ちました。
調子に乗ってスピードを出していたら左膝が痛くなってしまい、いまは休んで代わりにスクワットで筋力をつけています。
一週間くらい様子を見て、また再開する予定です。

ところでジョギング初心者にとって悩ましいのは、シューズ選びです。
有名メーカーがいくつもあり、どれを選べばいいか悩みました。
その結果、ニューバランスのFRESH FOAM 1080を選択。
弾むように軽く走れるので、とても気に入っています。

初心者がジョギングシューズをニューバランスに決めた理由

実はシューズ選びを考えたとき、ニューバランスは候補にありませんでした。
最初に考えたのは、アシックスです。
言わずとしれた日本の古参メーカーで、ナイキはもともとアシックスの販売代理店だったのは有名な話です(その話は、ナイキの創業者フィル・ナイトの自伝『SHOE DOG』に詳しいです)。

歴史があり日本メーカーなので、日本人の足をよくわかっているでしょう。
そう思って、迷わずアシックスのシューズから選ぶことにしました。

アシックスのウィキペディアを読んでみたら…

「初心者向けのシューズの選び方」として調べたところ、アシックスの以下のサイトを発見。

参考サイト >> ランニングシューズはどう選ぶ? 初心者がオンラインで購入するときに意識したいこと

上記の記事のリンクに同じアシックスで、足のサイズを測れるサイトもありました。

参考サイト >> FIND YOUR SHOE SIZE!

メーカーを決めて足のサイズを測り、シューズも選んで、「さあポチろう」としたところでふと思いとどまりました。

お金を払う行為は、その企業を支持する意思表明でもある

アシックスだけでなくシューズメーカーには、ナイキやアディダス、プーマ、ニューバランスなどいくつもあります。

アシックスでしかランニングシューズを買えないなら別ですが、どのメーカーのものを買ってもそこまで大きな違いはないでしょう。
それでもアシックスにお金を払うなら、それは「この企業を支持する」という意思表示と同じです。

そう思い念の為、アシックスのウィキペディアでどんな企業か調べてみることにしました。

社会問題の記載が気になった

するとウィキペディアの「批判・不祥事」の項目に、気になる記載がありました。
育児休暇を取った男性が復職したところ、人事部から倉庫勤務へ異動させられたらしいのです。
それに不満を持ち男性が訴訟を起こした結果、アシックスとは和解したそうですが、ちょっとイメージが悪い…。

またアシックスは中国の新疆ウイグル自治区の政策に対し、「中国に対する一切の中傷やデマに反対する」とそれを支持する声明を2021年3月に発表したとありました。
新疆ウイグル自治区で作られる綿花は、新疆綿と呼ばれ「高品質で安価」と世界的に有名です。
そのため衣料品メーカーの多くが、新疆綿を原料として使っています。

しかし新疆ウイグル自治区はもともとイスラム教徒で、一時期は独立もしていました。
それを中国共産党の漢民族が介入し、「住民を収容所に入れて、洗脳や拷問を行っているのではないか」と非難されています。
そういった深刻な人権侵害の疑惑のかかっている地域で、世界的企業のアシックスが「中国の支持を表明する」のはいかがなものか。

実際にウイグル自治区で人権侵害があるかどうかはわかりませんが、アシックスの姿勢は利己的ではないかと思ってしまいました。

ナイキもアディダスも同じ

といった経緯で、アシックスはパスすることに。
「だったらナイキにしよう」と、今度はシューズを選ぶ前にナイキのウィキペディアを確認しました。
するとナイキはナイキで、アシックスと同じく新疆綿の使用で批判を受けていたり、社内にはびこる女性差別で告発を受けていたりと、やはり社会問題があります。

「だったらアディダスは?」と調べてみたら、もともと兄弟で創立したアディダスは兄が独立してプーマを設立。
川を挟んで両岸に両社が建立され、お互いが対抗心むき出しだったそうです。
そういったいざこざにプラスして、創業者が逝去したあとに後継者争いで揉めた末、フランス人実業家に経営権を取られたとのこと。
争いごとの絶えない感じがして、これまたイメージが悪い…。

ニューバランスは好印象だった

「大企業で問題のない会社はないのだろうか?」と最後にニューバランスのウィキペディアを確認したら、他に比べてスカスカなくらい記載が少ない。
社会問題に関することは一切、書かれていませんでした。

もちろんウィキペディアに書いてあることが真実というわけでなく、ニューバランスにしろ何かしら不祥事はあるはずです。
どんな企業でも、叩けばホコリは出るのです。

ただ他の企業に比べ相対的に信頼できそうなのと、社名のニューバランスのイメージ通り、もともとは矯正靴の製造メーカーとしてスタートしています。
自分の勝手なイメージで小洒落たシューズメーカーかと思っていましたが、靴に向き合って真面目に製造している印象を持ちました。

そういった紆余曲折があり、ニューバランスの初心者向きシューズであるFRESH FOAM 1080を選択した次第です。

性能だけでなく、信頼できる企業かも選択の基準に

シューズに限らずどのメーカーの製品も、いまや技術が向上し性能差はほぼないと思います。
以前、『イノベーションのジレンマ』のレビュー記事に書きましたが、製品を選ぶ基準は「性能から信頼、最終的には価格」と移行します。
シューズの性能はどのメーカーもほぼ同じだと思うので、自分にとって信頼できそうなニューバランスを選んだという感じです。

実際に走ってみても、ニューバランスのFRESH FOAM 1080はとても快適で気に入っています。
今後も製品を選ぶときは性能や価格だけでなく、「この企業は信頼できるか」も考えていきたいと思います。