意志力は有限の資産。『がんばらない戦略』ですいすいと目標達成

意志力を節約

公開日 2021-09-13 最終更新日 2021-09-13

「やりたいことがあれば、習慣化がいちばん」
そんなことは、耳にタコができるほど聞いているでしょう。

実際に耳にタコができているひとを見たことないですが、それはともかく、習慣化が目標達成の鍵なのは間違いないところ。
といっても「習慣化のやり方」に比べ、「なぜ習慣化が目標達成の鍵なのか」とそもそも論は少ない印象です。

先日買った『がんばらない戦略』を読んでいたら、すとんと習慣化の大切さが腹落ちしました。
そこでこの記事では何かを達成するための方法を、意志力をキーワードに解説します。

SPONSORED

意志力は有限の資産。『がんばらない戦略』ですいすいと目標達成

『がんばらない戦略』は、がんばる王国からがんばらない王国に紛れ込んだ主人公の物語をベースに、文字通り「がんばらないで、目標達成する方法」を書いています。
中でも大切に思ったのは、意志力の話でした。

意志力とは決断のエネルギー

そもそも意志力とは、何でしょうか。
意志力とは、何かを決断するときに生じる精神的なエネルギーです。

例えば、会社の将来を左右する決断をするときは、多大なエネルギーを使います。
他にも「ランチを何にしよう」といった、些細なことにも意志力は使われます。
そして意志力は、自分にとって難しいものであればあるほど、大きく消耗します。
会社の将来とランチでは、前者のほうが消耗度の高い選択なのは言うまでもないですね。

ここで問題なのは、「意志力は有限」という事実です。

意志力はマジックポイントと同じ

意志力は、無限にあるわけではありません。
個人差はありますが、一日に使える意志力の量は決まっています。

『がんばらない戦略』では意志力を、ロールプレイングゲームのマジックポイント(MP)と表現しています。

マジックポイントがなくなると呪文が使えない

ロールプレイングゲームでは、体力(HP)とマジックポイント(MP)が戦闘の鍵です。
体力がなくなれば死んでしまうので、HPがいちばん大切なのは言うまでもありません。

一方、マジックポイントは、呪文を使うために必要なエネルギーです。
攻撃系の呪文や回復系の呪文を使えば、ゲームの進行速度がアップします。
ただしマジックポイントは消費するほど減っていくため、調子に乗って雑魚キャラ相手に呪文を使っては、強い敵が出てきたとき強力な呪文が使えず困った自体に。

意志力がなくなると正しい判断ができなくなる

人間の意志力も、まさにMPと同じ。
一日に使える量が、あらかじめ決まっているのです。
意志力がなくなっても体力はあるので死ぬことはないですが、正しい判断をする力が著しく損なわれます。

もちろんゲームのマジックポイントと同じで、意志力も一晩寝れば回復します。
そのため「一日の限られた意志力をどのように使うか」、これが重要です。

クッキーを我慢させられた生徒は成績が悪かった

ここで意志力が有限であることを証明した、ひとつの実験を紹介します。

ある学校で、数十人の生徒を2つのグループに分けました。
どちらのグループにもテーブルの上にたくさんのクッキーを置いておき、一方には「自由に食べて良い」と言い、もう一方には「食べてはいけない」と命令しました。
その状態から数時間後に小テストを実施したところ、クッキーを我慢していたグループのほうが圧倒的に成績が悪かったのです。

クッキーを我慢することで無駄に意志力を使ったため、テストに振り分けるエネルギーが減ってしまったのですね。
このことからも、「意志力をどこで使うか」の重要性がわかります。

目標達成の3つのポイント

ではここから、いかに意志力を節約し、大切なことへエネルギーを注ぐかを解説します。
ポイントは、以下3つです。

  1. 選択肢をなくす
  2. 自動化
  3. トリガー

1. 選択肢をなくす

一日に行う選択の数が増えるほど、意志力は消費されます。
解説したように、一日の意志力は有限です。
なくなったら、その日は取り戻せません。

そのため「不必要な選択肢を減らす」が有効です。

毎日、同じメニュー・同じ服の家族

『がんばらない戦略』では、毎日同じメニュー・同じ服を着る家族が登場します。
その理由を尋ねると、「意志力を節約するためさ」との答え。
夫は雑誌の編集者をしており、限られた意志力は雑誌の企画に集中して使うと決めています。

大切なことに意志を使う

その日の朝ごはんを何にするかや着る洋服の選択には、決断を必要とします。
それらが自分にとって大きな問題でないなら、選択肢をなくしてしまったほうが意志力を別のことに使えます。

もちろんあなたが洋服に興味を持っているのなら、毎朝の洋服選びに十分な意志力を使うのがよいでしょう。
「メニューや食事に意志力を使うな」と言っているわけではありません。
「何に意志力を使い、そして使わないか。それらを主体的に選別していこう」と提案しているわけです。

2. 自動化

人間は、すべての行動を意志力を使って決断しているわけではありません。
実は意志力を使っているのは、全体の1割程度。
残りの大部分は、無意識にやっています。

なぜそれほど多くのことを無意識にできるかといえば、体が勝手に動く「自動化状態」になっているからです。

通勤は意志力ゼロでできる

例えば、毎朝の通勤があります。
車で出勤している人なら、車の運転の仕方や会社までのルートをその都度、考えないでしょう。
意志力を使わずとも、体が自動的に最適な動きをしているはず。

この仕組みを利用し、達成したいことを自動的にできるよう仕向けるのです。

体が自動化するまで続ける

英語を学習したいひとであれば、「毎朝起きたら英語の音声を聴く」を自動化してみてはどうでしょう。
一日のうちに「聞こうかどうしようか」とその都度、悩むのではなく、「毎朝起きたらスマホの英語の音声をオンにする」を考えずにやるのです。

最初のうちは「ああ、今日も英語の音声を流さないと。面倒だな…」と思うかもしれません。
それでも3週間もやれば、やらないと気持ち悪くなってきます。
達成したいことは苦もなくできるレベルまで、どんどん自動化していきましょう。

3. トリガー

といっても、体が自動化するまでは大変です。
スムーズに自動化させるには、トリガーとセットにすると良いと思います。
トリガーとは、拳銃の引き金のこと。
弾を打つ前に引き金を引くように、きっかけを決めてしまうのです。

トリガーは明確にする

トリガーは、明確なものに設定します。
「時間があるとき」や「気が向いたとき」など、曖昧ではダメです。
曖昧だと、「どうしようかな」と決断のための余計な機会を作ってしまいます。
決断を間に挟むと面倒になって、そのうちやらなくなります。

トリガーは、毎日の行動とセットにすると良いと思います。
先程書いた英語の例なら、「朝起きたら」がトリガーです。
他にも通勤中にイヤホンで英語を聴くと決めたなら、「玄関で靴を履いたとき」や「電車に乗ったとき」をトリガーにしても良いでしょう。

「これをやったら、必ず次はこれをやる」とセットにすると、意志力を使わずにスムーズに自動化できます。

まとめ

毎日、時間のないなかで、「お金を貯めたい」「英語を学びたい」「理想の体型になりたい」など、達成したいことを考えているひとは多いでしょう。
意志力を多く必要とする努力では、三日坊主で終わってしまいます。

三日坊主は「自分は意志が弱くてダメだな」と自己嫌悪になってしまい、良いことがないです。
意志が弱くてダメなのではなく、意志力を必要とする仕組み自体が間違っているのです。

がんばらずにできる仕組みを作り、すいすいと目標を達成していきたいですね。
がんばらない戦略』は、その戦略がとてもわかりやすく書いてありました。
おすすめします。

関連記事

やってみたいことのなかに、ブログを考えているひともいるかもしれません。
ブログは「始めるのは簡単、続けるのは難しい」の代表選手。

以下の記事で、ブログを続ける方法を書きました。

SPONSORED