AMPは必要か?表示スピードUPだが直帰率は悪化する

公開日 2021-06-21 最終更新日 2021-10-24

ブログのスマホ表示を高速化する手法に、AMPがあります。
ブログを書いている人の中には、AMPを導入すべきか悩んでいる人がいると思います。
ぼくは一年ほどAMPを導入しましたが、デメリットが多いと判断し、やめることにしました。
そこでこの記事では、AMPを導入すべきかについて書いてみます。

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AMPを導入するとページの表示が高速に

そもそもAMPとは何か。
AMPはグーグルとTwitterが共同開発した、モバイル表示を高速化する手法です。
AMPを導入するとモバイルでのグーグル検索の流入時に、htmlやJavaScriptの制限、独自キャッシュの読み込みなどで、ページを高速に表示します。

AMPの導入の方法

AMP導入の方法は簡単です。
WordPressにプラグインがあるので、インストール&有効化すれば簡単に実装できます。

AMP

実際にAMPを入れると、モバイルのグーグル検索からの表示が驚くほど即座に切り替わります。
ページを読み込む時間を感じず、速すぎて違和感を感じるほど。

ページの表示速度の速さは、ユーザにとって使いやすさに直結します。
これだけを聞けば導入すべきと思えますが、ブログ運営者にとってAMPの導入は、色々と困った問題を引き起こします。

AMP導入による、5つのデメリット

AMPはページが高速化する代わりに、ブログ運営者にとって5つのデメリットがあります。

  1. ページのデザインが崩れる
  2. アナリティクスとアドセンスの設定が別に必要
  3. アフィリエイトリンクの設定が別に必要
  4. ブログカードが簡略化されるため、回遊率が落ちる(直帰率が上がる)
  5. JavaScriptの制限で、機能に不具合が出る

一つずつ、解説します。

1. ページのデザインが崩れる

AMPは表示のスピードアップのため、デザインやレイアウトを簡素化するケースがあります。
使っているテーマがAMPに対応していれば問題ないですが、場合によってはデザインが崩れる可能性もあります。

ブログのデザインは、読者が読みやすくなったり、別ページに関心を持ってもらったりするために趣向を凝らしている部分です。
いくら表示スピードが速くても、運営者の意図しないデザインが表示されるのはいただけません。

2. アナリティクスとアドセンスの設定が必要

AMPはオリジナルとは別のページを表示するため、そのままではGoogleアナリティクスにカウントされません。
AMP用に、アナリティクスのコードを設置する必要があります。
それと同じ理屈で、GoogleアドセンスもAMP用にコードを取得し、別に設定しなくてはなりません。

AMP用に別設定を行うのは、単純に面倒です。
また別設定を知らないでいると、アナリティクスの計測や広告収益に悪影響を与えます。
この辺の面倒さも、AMP導入の今ひとつな理由です。

ちなみに、アナリティクスとアドセンスをAMP対応にするやり方は、以下の記事に書きました。

3. アフィリエイトのリンクに別設定が必要

アナリティクスやアドセンスだけでなく、アフィリエイトリンクもAMP用を設置しなくてはなりません。
困ったことにアフィリエイトのバナーは、AMP用でなければAMPページで表示されません。
テキストリンクはオリジナル用のものでもAMPで表示されますが、インプレッションの計測が正確に行われないデメリットがあります。

Googleアナリティクスやアドセンスと違い、アフィリエイトリンクは設置したページごとの調整が必要です。
AMPの導入によりアフィリエイトリンクを2つ用意するのは、とても面倒です。
修正が必要な場合は、労力が2倍になります。

4. ブログカードが簡略化されるため、回遊率が落ちる(直帰率が上がる)

ブログを書いている人の中には、内部リンクにブログカードを使っている人もいると思います。
これはぼくのサイトだけかもしれませんが、AMPページではブログカードが簡略化して表示されます。

下の2枚の画像のうち、左にはブログカードが表示されています。
右はAMPページです。
ブログカードが簡略化されています。

これは実体験によりますが、ブログカードが簡略化されると、明らかにクリック率が落ちます。
画像を見れば一目瞭然で、簡略化されると訴求力が落ちます。
表示スピードが速くなっても回遊率が落ちる(直帰率が上がる)なら、ブログ運営者にとっては大きな不利益です。

5. JavaScriptの制限で、機能に不具合が出る

AMPは、オリジナルページのJavaScriptを制限します。
そのためハンバーガーボタンやスライドショーにJavaScriptを使っている場合、不具合の出る可能性があります。
ハンバーガーボタンが効かなくなれば、そこからの回遊はゼロです。
AMPのために不具合を調整するのは、(何度も書いて恐縮ですが)とても面倒です。

AMPは必要か?表示スピードUPだが直帰率は悪化する

ぼくがAMPを導入したのは、2020年5月頃です。
導入して一年くらいが経ち、ふと「AMPを外したら、プレビューや直帰率に変化があるのか」と疑問に思いました。
試しに外してみると、すぐに直帰率が5%ほど低下しました。

直帰率とは、ページを見てすぐに離脱してしまう確率のことです。
直帰率の低下は、ブログの他のページを見てくれた確率が上がったことを意味します。
つまり直帰率の5%低下は、ブログを運営しているぼくにとっては良い出来事でした。

おそらくAMPを外すことで、ブログカードがきちんと表示され、回遊率がアップし直帰率が改善したのだと思います。
この結果と色々な手間を考慮し、AMPを外すことに決めました。

まとめ

ブログの新しい技術は、なるべく率先して取り入れようと思っています。
それがユーザのためになるなら、なおさらです。
しかしAMPは、ブログ運営者にとっては不利益が多いと感じます。

今後、AMPがブログ運営者にとって、より使いやすく改善されるかもしれません。
そのときにまた改めて導入することにし、今のところはAMPなしでやっていこうと思っています。
AMP導入を検討している人にとって、この記事が参考になれば幸いです。

ブログのネタの出し方

ブログを書いている人にとってのいちばんの悩みは、ネタをどうやって継続的に出していくか。
ブログのネタの出し方のヒントを、以下の記事に書きました。

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