最終更新日 2022-06-01
ぼくは、フリーランスのライター・フォトグラファーとして活動しています。
独立したのが2011年なので、2021年で丸10年経ちました。
取材や撮影で出かけることもありますが、自宅での作業が圧倒的に多いです。
在宅ワークで重要なのは、なんと言っても気分転換。
自分の部屋は見慣れているだけに刺激がなく、毎日同じ場所で仕事していると集中力が続かなくなってきます。
音楽環境を整えたりパソコン周りを変更したりと工夫してきましたが、最も良い気分転換は「一日一度は、外へ出る」とわかりました。
散歩ももちろん良いですが、自分にとってはカフェでの作業が有効に作用しています。
そこでこの記事では、カフェで作業するメリット・デメリットや、適した時間帯、持ち物の紹介をします。
この記事の目次
在宅ワーク気分転換はカフェで仕事【メリット・デメリット】
特に新型コロナウイルスが蔓延し始めた2020年4月以降、会社員でも在宅ワークが増えています。
在宅ワークには負の面があります。
最初は電車通勤がなく自由な時間を満喫できると思えても、刺激が少ないため気持ちが知らずに落ちてくるのです。
会社への出勤は良い面がたくさんある
会社へ出勤するなら、強制的に外へ出なくてはなりません。
自然と外部の刺激をたくさん受けます。
オフィスに入れば同僚が間近にいて、顔の表情や仕草を感じながらコミュニケーションできます。
在宅ワークになったとたん、それらが一気になくなります。
刺激が少ないと気分はどんどん内向きになり、肝心の生産性は落ちていきます。
自分自身がそんな悩みを抱えていましたが、結局、解決した手段は一日一回のカフェでの作業でした。
カフェ作業のメリット
カフェでの作業の何がいいか。
メリットは以下の通りです。
- 外の刺激を受ける
- 適度なざわめきが集中力を高める
- 時間制限があり、がんばれる
- 作業している人が多く、モチベーションアップする
- プロの作る美味しいドリンクを飲める
1. 外の刺激を受ける
カフェは屋外にあるので、当然ながら自宅から移動しなくてはなりません。
すると、外の刺激を受けられます。
たとえ歩いてすぐのカフェであっても、外の空気を吸うだけでかなりの気分転換です。
さらにカフェには、店員さんをはじめ自分以外のひとがいます。
直接コミュニケーション取らずとも、同じ空間にひとがいるのは孤独に作業するより安心感があります。
2. 適度なざわめきが集中力を高める
カフェでは、さまざまな音がします。
話し声もあれば、カップを置く音や足音、ドアの開閉音などです。
それら自分とは関係のない適度なざわめきが、無音よりも集中力をアップさせてくれます。
ぼくはカフェでは、ノイズキャンセリング・イヤホンで音楽を聞きながら作業しますが、あえて外音取り込みモードにして環境音が聞こえるようにしています。
その方が不思議と、集中力は高まります。
3. 時間制限があり、がんばれる
カフェは、ワーキングスペースではありません。
コーヒー1杯で何時間も滞在しては、お店にとって迷惑です。
常識的には、長くても2時間以内の使用にとどめるべきでしょう。
となると自然と自分の中でタイムリミットが生まれ、「カフェにいる間で、これだけは終わらせよう」とやる気が出ます。
カフェで作業すると効率よく感じます。
その理由は、このタイムリミットにあるのではと思います。
4. 作業している人が多く、モチベーションアップする
特にスターバックスやタリーズコーヒーなどチェーン店のカフェでは、ノートパソコンで作業をしているひとをたくさん見かけます。
自分と同じように作業しているひとを見ると、「サボらず作業しよう」とモチベーションを上げられます。
5. プロの作る美味しいドリンクを飲める
カフェは基本的に、コーヒーなどドリンクを楽しむ場所です。
雰囲気だけでなくドリンクの味も客の入りを左右するため、どの店も手頃な価格で美味しい飲み物を用意しています。
もちろん、自宅で美味しいコーヒーの作り方を極めるのもよいですが、プロが淹れてくれるコーヒーはやはり美味しい。
美味しいドリンクを飲みながら仕事できるのも、カフェの利点です。
カフェ作業のデメリット
こうしてメリットを上げてみましたが、もちろんデメリットもあります。
自分が思うデメリットは、以下の3点です。
- お金がかかる
- 長居できない
- トイレへ自由に行けない
1. お金がかかる
一番のデメリットは、やはりお金がかかることです。
毎日通うとなると、その費用はばかになりません。
スタバやタリーズなどは、公式アプリの使用でお得に利用できます。
決まった店舗へ行くなら、公式アプリなどで少しでも費用を抑えるようにしましょう。
2. 長居できない
2つ目のデメリットは、長居できないことです。
カフェはワーキングスペースではないですから、これは当然と言えます。
最近では店内に、「長時間の利用は控えてください」と注意書きのあるカフェを見かけるようになりました。
パンデミックで席数を減らしている上、コーヒー1杯で長時間滞在の客ばかりでは、カフェ側は経営が成り立ちません。
経営が成り立たずよく行くカフェが撤退してしまうと、何より自分自身にデメリットが生じます。
カフェの事情を考慮し、長時間の滞在は控えるようにしたいですね。
滞在時間のリミットは、一時間半にしている
自分は滞在時間のリミットを、一時間半にしています。
一時間半あれば、大きなかたまりの作業を完了できます。
人によっては一時間半でも、「長く滞在している」と思うかもしれません。
混んでいるときは、長時間利用しないように気をつけたいです。
3. トイレへ自由に行けない
最後のデメリットは、トイレ問題です。
もちろんカフェにトイレはありますが、パソコンやバッグを座席に残してはいけません。
盗まれる確率は低いと思いますが、大切なパソコンに万が一があれば、そのダメージは計り知れないです。
かといって、トイレへ行くたびパソコンやバッグを持っていくのは、単純に手間。
そのため、どうしてもトイレを我慢してしまいます。
1時間〜2時間程度の滞在といえ、生理現象を我慢するのは体にとって良い行為とは言えません。
適した時間帯は午前中
一日に一度カフェで作業するとして、どの時間帯に行くのが良いでしょうか。
自分のおすすめは、午前中です。
在宅で仕事していると、出勤の概念がなくなります。
頭はボサボサ、パジャマのまま仕事を始めても、怒る人はいません。
しかしこれだとメリハリがなくなってしまいます。
カフェへ午前中に行くと、オフィスへ出勤しているような感覚になります。
外へ出て朝の光を浴びるのは気持ちがいいし、午前中にはカフェで作業しているひとがたくさんいて刺激をもらえます。
また午前中はそれほど混んでいないので滞在時間を比較的、気にせず作業できる利点もあります。
昼食後に集中力が落ちるなら、午後に行く
もし昼食後に集中力が落ち、なかなか仕事モードに切り替えられないなら、午前ではなく午後をカフェ作業にしてもよいでしょう。
メリットの項で書いたように、カフェへ行くと集中力とモチベーションが上がります。
ただ午後にカフェでコーヒーを飲むと、夜の睡眠に障害が出ます。
カフェインは、5〜7時間でようやく半減するほど強力な物質です。
カフェイン摂取の時間が遅くなるほど睡眠の質が低下し、翌日のパフォーマンスに響きます。
午後にカフェへ行くなら、飲み物はカフェインレスがよいと思います。
睡眠不足の影響については、以下の記事に詳しく書きました。
持ち物を紹介
最後にカフェで作業する際の、おすすめの持ち物を紹介します。
特に変わった持ち物はなく、「言わずもがな」なものばかりです。
- 13インチ前後のノートパソコン
- スマートフォン
- ノイズキャンセリング・イヤホン
- 電源アダプタとケーブル
1. 13インチ前後のノートパソコン
なにはなくとも、作業するならパソコンは欠かせません。
まさかカフェにデスクトップPCを持ち込まないでしょうから、一般的にはノートパソコンが必要です。
ノートパソコンのサイズは、13インチ前後がおすすめ。
以前、MacBook Pro16インチをカフェへ持ち込んだことがあります。
そのときに思ったのが、「カフェのテーブルはそんなに広くない」。
16インチのノートパソコンでは、かなり作業スペースが窮屈になりました。
大きなノートパソコンは威圧感が出る
また大きなノートパソコンは威圧感があり、いかにも「カフェでがっつり仕事してます感」が出ます。
何度も書いて恐縮ですが、カフェはワークスペースではありません。
カフェにはコーヒーを飲んで、ゆっくりくつろぎたい人もたくさんいます。
そんな人たちにとって、キーボードをカチャカチャ鳴らして作業している人は、そんなに気持ち良いものではないでしょう(大して、気にしていないかもしれませんが)。
大きいディスプレイより、威圧感の少ない小さめのノートパソコンがよいと思います。
持ち運びも楽です。
2. スマートフォン
外へ出歩く際は、ほとんどの人がスマホを持つでしょう。
公式アプリのあるカフェでは、決済したりポイントをもらえたりと、スマホを持っていくメリットは多いです。
チェーン店のカフェへ行くなら、忘れないようにしたいですね。
3. ノイズキャンセリング・イヤホン
作業中は、イヤホンで音楽を聴いている人が多いと思います。
前述の通りぼくは自然な環境音も耳に入れたくて、ノイズキャンセリングを外音取り込みモードで使っています。
ただ、たまにグループで大きな声で会話しているケースがあります。
そんなときは、ノイズキャンセリング機能のついたイヤホンが重宝します。
ノイキャンをオンにすると、完全ではないにせよ、かなりの声をカットしてくれます。
自分の使っているノイズキャンセリング・イヤホンは、SONYのWF-1000XM4です。
高いノイズキャンセリング性能と高音質で気に入っています。
WF-1000XM4のレビューは、以下を参考にしてみてください。
4. 電源アダプタとケーブル
上記に書いた、パソコンもスマホもノイキャンイヤホンも、すべてがバッテリーを必要とします。
「パソコンは満充電だから大丈夫」と思ったら、スマホやノイキャン・イヤホンの充電がほとんどない。
そんな悲劇も十分にありえます。
電源のある席に座れれば、バッテリーの充電ができて安心です。
もし電源がない席しかなかったとしても、ケーブルがあればパソコンからスマホやノイキャン・イヤホンへ給電できます。
荷物を多くするのは嫌かもしれませんが、電源アダプタとケーブルは「転ばぬ先の杖」としてバッグへ入れっぱなしにしておくのがよいです。
まとめ
在宅ワークは、「自分で作業時間や仕事環境をコントロールできる」という素晴らしい面がありつつ、「集中力やモチベーションを保つのに苦労する」そんな負の面もあります。
それら負の面を解消するのに、カフェでの作業は有効に働きます。
ドリンク代が掛かるものの、得られるリターンは大きいです。
カフェをうまく利用して、在宅ワークでの効率を高めていきましょう。
関連記事
作業の捗るカフェとして候補に上がるのが、スターバックスとタリーズコーヒーです。
両店舗ともスマホの公式アプリを使うことで、お得に利用できます。
スターバックス公式アプリとタリーズコーヒー公式アプリのそれぞれの使い方やメリットを以下の記事に書きました。