Macライブ変換が使いづらい理由はノイズが脳に溜まるから

公開日 2020-01-13 最終更新日 2021-04-17

すごく使いづらかったです。
Mac標準搭載の「ライブ変換」を使ってみましたが、一週間で断念しました。

ライブ変換とは文章を打つと、スペースキーを押さず自動的に、漢字やカタカタへ変換していく便利な機能です。
「攻略次第で、劇的に執筆が速くなるかも」と思いましたが、無理でしたね。
その理由は、次々に変換されるがゆえ、文脈とは無関係の漢字が頭に入る「ノイズ」でした。

この記事では、ライブ変換がなぜ使いづらいのか、その根本的な原因を突き止めます。
逆説的に、ここに書く原因を解消できれば、使える機能となりそうです。

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Macライブ変換が使いづらい理由はノイズが脳に溜まるから

まずは、機能を簡単におさらいします。
ライブ変換は、アップルが2015年9月30日・OS X El Capitanスタート時から搭載しているテキスト自動変換機能です。

通常はテキストを打ったあとに、スペースキーを押して漢字やカタカナへ変換します。
一方、ライブ変換は、その名の通り、文字を打っているそばから次々と自動で変換されていきます。

スペースキーを押す手間がなくなり、理論上はタイピングスピードが向上する。
そんな未来的な機能です。

今回で、2度目のチャレンジだったが

ただ素晴らしい機能のわりに、使っている人をそれほど見かけません。
検索で「ライブ変換」と調べてみても、オフの仕方が数多く出る始末。
デフォルト設定のため使用してみるものの、みんなオフにしてしまうんですね。

かくいう自分もそうでした。
2015年のOSをインストール時に、「確かにすごい機能だが、使いづらくて執筆に集中できない…」そう思い、早々にやめた記憶があります。
今回、改めて使用してみて、やはり使いづらいと中止しました。

原因は大きくわけて、3つある

では、ライブ変換のどういうところが、使いづらいのでしょうか。

原因は三つあります。

  1. 誤誤変換が目に入り、脳にノイズが入る
  2. 慣れていないから、執筆のリズムが狂う
  3. 漢字ばかりの文章になる

一つずつ、解説します。

1. 誤変換が目に入り、脳にノイズが入る

ライブ変換は文章を書いているそばから、どんどん漢字へ変換されます。
変換はある程度の長さを書くと、文脈を理解して正しいものに変わります。

最終的に正しいものになるにせよ、書いている途中の意図しない変換が目に入り、それを読み取ろうとして脳が疲弊してしまうんです。

思考は、一度に一つしかできない

文章とは、頭の中で思考しながら書くものです。
執筆中に話しかけられると、書く手を止めないと会話できないと思います。
原則として、思考は一度に一つしかできないのです。

文章を書いているとき関係ない漢字が目に入ると、脳が一旦、それを理解しようとします(思考は一つしかできないため)。
しかし無関係とわかり、その都度「これは余計なものである」と排除する作業が生じます。
この無駄な作業を行う結果、ライブ変換を使うと脳が想定以上に疲れてしまうのです。

脳の疲労が最大の問題点

ライブ変換なしで普通に文章を書いてスペースキーを押しても、変換候補は出てきます。
でもそれらは、ノイズとなりません。
なぜか。

それらはあくまでも、別に表示されるポップアップの中です。
書いているひらがなは、そのまま文中に残っています。
そのため脳は、「別の漢字が出ているけど、これはあくまでも変換候補」と捉え、視界から反射的に除外します。
つまり脳のリソースを使わないんですね。

一方、ライブ変換だと、打っているひらがながどんどん変換していくため、いちいち処理する手間が生じます。
これがライブ変換が使いものにならない、最大の問題点です。

結果的に、生産性が落ちてしまう

ライブ変換を始めてみて、確かに文章を書くスピードは少し速くなったかもしれません。
それと引き換えに、ものすごく肩が凝るようなりました。

もともと、肩凝りの体質じゃないんですけどね。
脳の疲労感も、これまで以上に感じます。

1日に使える意思の力は決まっているので、同じ分量の文章でエネルギーを余計に使うのは非常に燃費が悪いです。
少しくらいスピードが速くなったとしても、結果的に1日の生産性が落ちてしまえば元も子もありません。

2. 慣れていないから、執筆のリズムが狂う

2つ目の原因として、執筆リズムの狂いがあります。
特にタイピングは「打鍵」というくらいですから、リズムが大切。
文章を大量に書く人は、キーボードの触感を大切にしていると思います。

つまり変換にスペースキーを叩くのは、リズムの一つになっているんです。
それがライブ変換になると、不要になる。
結果として執筆のリズムが狂い、うまく文章が出てこなくなりました。

ただこれに関しては、使い始めてから3日目くらいで、気にならなくなりました。
「慣れ」で解決できる部分ですね。

3. 漢字ばかりの文章になる

最後に、「文章が漢字ばかりになる」という問題があります。

ライブ変換にまかせていると、ひらがながどんどん漢字に変わってしまうんですよね。
漢字ばかりの文章って、読みづらいです。
その反対に、ひらがなばかりの文章も読みづらい。
漢字とひらがなは、バランス良く配置することで読む人の負担を減らせるのです。

そう思って、ライブ変換を使いながらいちいちひらがなに戻していました。
すると、そのうち学習機能が働いてきました。

使っている人間の癖を覚えてくれるので、直す頻度が落ちていくんですね。
こちらも「2. 慣れていないから、執筆のリズムが狂う」と同様、使っていくうちに解決する問題と思いました。

問題は、脳のノイズを減らせるかどうか

結局、いちばんのボトルネックは、「1. 誤変換が目に入り、脳にノイズが入る」です。

書いている文章が誤変換なく、パーフェクトに変わっていけばノイズにならないでしょう。
現状はそうなっていないため、とりあえずライブ変換はやめることにしました。

まとめ

ライブ変換は未来的なおもしろい機能ではありますが、ノイズが頭に溜まるのはいただけません。
特に1000文字以上の文章を書くには、脳の疲労が激しくておすすめしないです。

これからもOSのアップデートのたびに、一応は試してみると思います。
タイピングスピードのアップは、執筆するものにとって魅力的だからです。
ただ現状では使いづらいというのが結論です。

ライブ変換より、ショートカットキーが効果的

ライブ変換よりも確実に生産性アップするのは、テキストのショートカットキーの習得です。
Macでテキストを打つときの、おすすめのショートカットキーを以下の記事に書きました。
参考にしてみてください。

Mac専用エディタの比較

ライブ変換より重要かもしれません。
Mac用のおすすめテキストエディタの比較記事を、以下に書きました。

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