AppleのAirPodsは、アップル製品と親和性の高いワイヤレスイヤホンです。
音楽だけでなく動画を見る際にも重宝しますが、ワイヤレスだけにバッテリーがないと使えません。
特に外出中は、「バッテリー残量はどのくらいあるだろう?」と気になりますね。
この記事では、AirPodsのバッテリー残量の確認方法を詳しく解説します。
AirPodsの再生時間
まずは、AirPodsの再生時間を解説します。
AirPodsには現行で、3機種が販売されています。3機種の比較は、以下の記事に詳しく書いています。
>> Appleのイヤホン・AirPods現行3モデルを比較【何が違う?】
AirPods本体とケースにはリチウムイオン電池が内蔵されており、充電することで繰り返し利用できます。
AirPods3機種のそれぞれの再生時間は、以下の通りです。
AirPods (第2世代) | AirPods (第3世代) | AirPods Pro (第2世代) | |
---|---|---|---|
再生時間 | 5時間 | 6時間 | 6時間 |
充電ケースを利用の 再生時間 | 24時間以上 | 最大30時間 | 最大30時間 |
充電ケースを利用すれば、どの機種も丸一日は保ちます。通勤通学でも満充電で出掛ければ、バッテリー切れの心配はないでしょう。
それでもバッテリーがなくなると使えなくなるだけに、残量は気になるところです。
AirPodsの充電方法
次にAirPodsの充電方法の解説です。
どのAirPodsも付属のケーブルで充電が可能です。
またAirPods(第3世代)は、別売りのMagSafe対応ケースを購入することでワイヤレス充電もできます。
AirPods Pro(第2世代)は、さらにApple Watchの充電器でもチャージできます。
AirPods (第2世代) | AirPods (第3世代) | AirPods Pro (第2世代) | |
---|---|---|---|
ライトニング or USB‑C ケーブル | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
ワイヤレス充電 | × | ⚪︎ | ⚪︎ |
Apple Watchの充電器 | × | × | ⚪︎ |
AirPodsのバッテリー残量の確認方法
ではここから、AirPodsのバッテリー残量の確認方法を解説します。方法は以下9個です。一つずつ解説します。
- ステータスランプから確認(本体・ケース)
- ケースをiPhoneに近づけて確認(本体・ケース)
- ウィジェットから確認(本体・ケース)
- ロック画面から確認(本体のみ)
- Siriから確認(本体のみ)
- 設定から確認(本体・ケース)
- Macから確認(本体のみ)
- 残量不足の通知から確認(本体・ケース)
- 残量不足のサウンドから確認(本体のみ)
1. ステータスランプから確認(本体・ケース)
一番簡単なのは、充電ケースのランプの色の確認です。
AirPodsの充電ケースには、前面に小さなランプ(ステータスランプ)が付いています。
このステータスランプの色は、イヤホン本体と充電ケースのバッテリー残量に対応しています
イヤホンの入っている状態で蓋を開け、ランプが緑に点灯すれば、イヤホン本体が満充電になっています。ランプがオレンジなら、本体は満充電ではありません。
またイヤホンの入っていない状態で蓋を開け、ランプが緑ならバッテリーケースが満充電です。ランプがオレンジなら、イヤホンへ1回のフルチャージができない状態です。
ステータスランプの状態を表にすると、以下になります。
緑 | オレンジ | |
---|---|---|
イヤホンあり | イヤホンが満充電 | イヤホンは満充電でない |
イヤホンなし | 充電ケースが満充電 | 充電ケースで1回の フルチャージができない |
「ステータスランプのオレンジが点灯したら、充電ケースをチャージする」と覚えておけば問題なしです。
2. ケースをiPhoneに近づけて確認(本体・ケース)
ステータスランプの確認だけだと、あまりにもざっくり過ぎますね。やはりバッテリー残量は、パーセンテージで正確に知りたいです。
正確なバッテリー残量を知るのに最も手軽なのは、iPhoneに充電ケースを近づける方法です。
iPhoneに密着させる
やり方はAirPodsをケースに収納し、蓋を開けた状態でペアリングしているiPhoneに密着させるほど近づけます。
すると充電ケース・イヤホンのバッテリー残量の表示が出ます。
- AirPodsをケースに入れる
- AirPodsの蓋を開ける
- iPhoneにAirPodsを密着させる
イヤホンを収納した状態でないと認識されないので、注意してください。
iPhoneだけでなく、iPadでも同様の方法で確認できます。
蓋を閉めると表示も閉じる
一度バッテリー残量の表示が出れば、iPhoneから充電ケースを離しても表示されたままになります。
表示を閉じたい場合は、AirPodsの蓋を閉めればOKです。
3. ウィジェットから確認(本体・ケース)
バッテリー残量は、iPhoneのウィジェットでも確認できます。
iPhoneのホーム画面をいちばん左へフリックすると、ウィジェットが並んでいます。
その中にデフォルトで、「iPhone・Apple Watch・AirPods」のバッテリー残量を確認できる項目があります。
イヤホンを耳に装着したままでも、イヤホン・充電ケースともに残量が出ます。
バッテリーウィジェットを追加する
このウィジェットが見当たらない、もしくは「もっと正確なバッテリー残量を知りたい」場合は、ウィジェットを追加しましょう。
いずれかのウィジェットを長押しして「ホーム画面を編集」をタップ。
画面を震わせたら、左上の「+」をタップします。
検索画面で「バッテリー」と入力し、表示された「バッテリー」をタップ。
好みの形式を選択して、画面下の「ウィジェットを追加」をタップ。
ウィジェット画面に、より詳しいバッテリー状況のウィジェットが追加されました。右上の「完了」をタップして、完了します。
もちろん、ホーム画面へドラッグして常駐させることも可能です。
4. ロック画面から確認(本体のみ)
バッテリーのウィジェットは、ロック画面にも追加できます。ロック画面に表示しておけば、起動のたび確認できますね。
やり方はロック画面を表示して長押しし、「カスタマイズ」をタップ。
カスタマイズを「ロック画面」か「ホーム画面」か選択します。「ロック画面」をタップ。
「ウィジェットを追加」をタップし、「バッテリー」を選びます。
好みのサイズのウィジェットを選択し、ウィジェットの画面を閉じます。
右上の「完了」をタップして、完了です。
これでAirPodsを使用しているときには、ロック画面にイヤホンのバッテリー残量が表示されます。
5. Siriから確認(本体のみ)
通勤通学時などAirPodsを着けて外出しているときには、そのままバッテリー残量を確認したいですね。
そんなときに便利なのは、Siriに尋ねる方法。
着けながら「Hey, Siri」と話しかけ、Siriが起動したら「AirPodsのバッテリー残量」と聞いてみましょう。
するとSiriが「AirPodsのバッテリー残量は〇〇%です」と答えてくれます。
iPhoneに限らず、iPadでもMacでも有効です。
6. 設定から確認(本体・ケース)
iPhone・iPad・Macの各設定画面からも、イヤホンのバッテリー残量を確認できます。
iPhoneの場合、AirPodsを着けている状態で「設定」を開きます。
すると画面上部に「〇〇のAirPods(またはAirPods Pro)」と表示が出ます。
タップするとAirPodsの設定画面へ移ります。イヤホンと充電ケースのバッテリー残量も表示されます。
MacのAirPods設定画面の表示
同じようにAirPodsを着けている状態でMacの「設定」を開くと、「〇〇のAirPods(またはAirPods Pro)」と表示が出ます。
選択するとAirPodsの細かい設定ができるほか、上部にイヤホンのバッテリー残量が表示されます。
7. Macから確認(本体のみ)
MacでAirPodsのバッテリー残量を確認する際は、もっと簡単な方法があります。
メニューバーのBluetoothのアイコンをクリックすると、イヤホンの左右それぞれのバッテリー残量がわかります。
Macの音声出力にAirPodsを選択しているときは、メニューバーのスピーカーアイコンがAirPodsに変わり、クリックすると左右それぞれの残量が表示されます。
8. 残量不足の通知から確認(本体・ケース)
iPhoneやiPadを使用している場合、本体もしくはケースのバッテリー残量が少なくなると通知で教えてくれます。
通知が来るのは、バッテリー残量が以下になったときです。
- 20 パーセント
- 10 パーセント
- 5 パーセント
9. 残量不足のサウンドから確認(本体のみ)
イヤホンを装着しているときは、サウンドでバッテリー不足を知らせてくれます。
本体の片方(もしくは両方同時)が10%を切ると1度のサウンド、完全になくなる前に2度のサウンドが鳴ります。
バッテリーを使い切って放電させるのは良くないので、この音が鳴る前には充電するようにすると良いですね。
バッテリー寿命の延ばし方
AirPodsに使用しているリチウムイオン電池は、使用と充電を繰り返すうちに劣化していきます。
劣化するとバッテリー容量が少なくなるので、なるべく長持ちさせていきたいところです。
最後にバッテリー寿命の延ばし方を解説します。主に以下の4つがあります。
1. Apple純正の充電機器を使用する
充電に使うLightningケーブルは、サードパーティ製のものも数多く出回っています。
ほとんどの製品は問題ないものの、「安いから」と怪しいメーカーのものを使用すると、最悪バッテリーにダメージを与えます。
LightningやUSB-Cケーブルで充電する際は、付属のケーブルもしくはアップルが生産している純正品を使うようにしましょう。
2. 過度な充電をしない
充電はなるべく、80%を越えないようにしましょう。
特に100%までのフル充電をすると、電池内が不安定になり劣化しやすくなります。
ちなみにフル充電によるバッテリーの劣化を防ぐため、iPhoneとiPadではAirPodsの「バッテリー充電の最適化」がなされています。
普段のAirPodsの使用状況を学習し、充電が80%をオーバーしないようにする機能です(初期設定でオンになっています)。
3. 放電をしない
バッテリーを使い切るのも、劣化を招きます。特に0%のまま、放電状態を持続するのは良くないです。
そのため長期間、使用しない場合でも、定期的に充電するようにしましょう。
4. 高温・低温を避ける
炎天下の直射日光はもちろんのこと、極端な高温・低温でもバッテリーは劣化します。
車のダッシュボードなど、高温状態で放置しないようにしましょう。
まとめ
以上、AirPodsのバッテリー残量の確認方法を解説しました。方法は以下9つです。
- ステータスランプから確認(本体・ケース)
- ケースをiPhoneに近づけて確認(本体・ケース)
- ウィジェットから確認(本体・ケース)
- ロック画面から確認(本体のみ)
- Siriから確認(本体のみ)
- 設定から確認(本体・ケース)
- Macから確認(本体のみ)
- 残量不足の通知から確認(本体・ケース)
- 残量不足のサウンドから確認(本体のみ)
ワイヤレスイヤホンのAirPodsは、コードがなくても快適に使用できます。その代わりバッテリーが切れると、何もできなくなるのが致命的。
バッテリーが切れないよう残量を確かめつつ、快適に使っていきましょう。
またバッテリー切れを想定して、安い有線イヤホンを予備に持っておくと良いです。
以下の記事で、5,000円以下で買える有線イヤホン・E3000を紹介しています。合わせて参考にしてみてください。
>> final・E3000レビュー【5,000円以下のおすすめ有線イヤホン】