iPhoneのSafariでメモを共有しようとすると、「クイックメモ」の項目を目にします。
「普通のメモと何が違うんだろう」と気になりますね。
この記事ではiPhone純正メモアプリの、「クイックメモ」と「メモ」の違いを解説します。
iPhoneの「クイックメモ」の作成方法
iPhoneの純正メモには、新規メモに「クイックメモ」と「メモ」の2種類があります。
クイックメモの作成方法は、主に以下2つです。
- コントロールセンターのショートカット
- Safariや写真など特定のアプリからシェア
コントロールセンターのクイックメモのショートカット作成は、以下の記事で詳しく解説しています(記事中の該当の箇所にジャンプします)。
>> 【快適に使える】iPhone純正メモの便利な設定を4つ紹介
特定アプリからの作成方法は、この記事の中ほどで解説します。
iPhoneの「クイックメモ」と「メモ」の違いと使い方
「クイックメモ」と「メモ」の大きな違いは、以下2つです。
1. 保存されるフォルダ
ひとつ目の違いは、メモが保存されるフォルダです。
初めてクイックメモを書くと、「クイックメモ」フォルダが自動作成されます。
クイックメモで新規メモを作成時は、「クイックメモ」フォルダと通常の「メモ」フォルダの両方に保存されます。
例えば、とりあえずのメモはクイックメモで書き、その後に各フォルダへ振り分ける。
「クイックメモ」フォルダに集約されることで、そんな風に整理のフローを仕組み化できます。
2. クイックメモはアプリ上に常駐できる
ふたつ目の違いは、クイックメモが画面上に常駐する点です。
クイックメモをSafariや写真アプリの共有から作成すると、共有した画面上にクイックメモが常駐します。
さらにメモをとりたくなったら、常駐しているクイックメモをタップすればOK。すぐに呼び出せて便利です。
Safariを例に解説
常駐といわれても、イメージがつかないかもしれません。以下、Safariを例に解説します。
ウェブページを見ていて、「メモに共有して、思いついたことを書いておきたい」と思ったとします。そんなときは、「共有ボタン」をタップ。

スクロールして、「クイックメモに追加」をタップします。

すると、クイックメモが起動します。共有したウェブのリンク付いており、メモも書くことができます。メモを書いたら、右上の「保存」をタップ。

ウェブページのリンク付きのメモが、「クイックメモ」フォルダに保存されました。

共有したウェブページにクイックメモが常駐
ここでメモへ共有したウェブページを、もう一度開いてみます。すると画面の右下に、小さなクイックメモが常駐しているのを確認できます。

追加でメモしたいことがあれば、常駐しているクイックメモをタップ。すると先ほど共有したクイックメモが再び開きます。
ワンタップで書きかけのメモを呼び出せて楽です。
常駐しているクイックメモが邪魔であれば、画面の端へスワイプ。するとクイックメモが小さく格納されます。

Safariで選択したテキストをクイックメモに
iPhoneのSafariでWebページのテキストを選択したとき、クイックメモへ直接ペーストできます。
選択したテキストだけでなく、Webページのリンクもペーストされるので便利です。
やり方はSafariを起動して、Webページのメモしたい部分を選択します。

表示されるメニューの「新規クイックメモ」をタップ。

するとメモアプリが開き、新規クイックメモに選択した部分が引用として、Webページはリンクカードとして掲載されます。
右上の「保存」をタップすれば、「クイックメモ」フォルダに保存されます。

MacやiPadでもクイックメモを使える
クイックメモは、iPhoneだけでなくMacやiPadでも作成できます。
iCloudで同期すれば、どのデバイスからでもすべて同じ「クイックメモ」フォルダに保存されます。
Macのクイックメモについては、以下の記事で詳しく解説しています。合わせて参考にしてみてください。
>> Macクイックメモの使い方・使いこなしを解説【素早くメモ】
まとめ
以上、iPhoneの純正メモアプリの「クイックメモ」と「メモ」の違いの解説でした。
特に同じウェブページを参考にしてメモを取りたいとき、クイックメモを活用すればタップの回数を減らせます。
デバイスに関わらず、「クイックメモ」フォルダにすべて集約されるのもわかりやすくて良いですね。
メモをよく使う人は、クイックメモを試してみてください。