最終更新日 2021-10-20
個人的な理由で、1年ほどMac OSのブラウザをChromeにしていました。
1年ぶりにSafariに戻してみると、改めて「Safariは良いな」と思いました。
特にMacだけでなくiPhoneやiPadなど、複数のApple製品を使っている人にはSafariをおすすめしたいです。
そこでこの記事では、Safariの良い点を解説します。
この記事の目次
Apple製品使うならブラウザはSafariとChromeどっち
パソコンで「最もよく使うソフトは?」と質問されれば、多くの人がウェブブラウザと答えると思います。
ブラウザはパソコンを購入すると、OSの標準装備のブラウザが付いてきます。
選ぶのが面倒な人なら、そのまま標準装備のものを使うでしょう。
また、別のブラウザをインストールして試してみる人もいると思います。
Mac OSの場合は、プリインストールされているSafariに「重い・遅い」といったイメージがあるからか、Chromeに切り替える人が多い印象です。
今回、個人的な理由で1年間Chromeを使ってみた上で、Safariに戻しました。
その結果、「Apple製品は、Safariのほうがよい」と感じました。
Safariの6つのメリット
ではMac OSで「Chromeと比べSafariが良い」と思う部分を、書いてみます。
全部で6つあります。
- 表示が速い
- デザインが良い
- 消費電力が少ない
- 自分の情報を(Chromeと比べて)収集されない
- リーディングリストが便利
- 他のAppleデバイスとの連携に優れている
1. 表示が速い
ChromeからSafariに戻って思ったのが、「あれ、Safariの方が速いな」でした。
以前の印象では、Chromeのほうが高速のイメージでした。
いつのまにか、Safariが追い越していたんですね。
もちろんどちらも高速には違いなく、その差はわずかなものです。
しかしその僅かな差が、快適さに影響します。
速度だけの理由でChromeを選んでいるなら、Safariとの体感速度を今一度、比べてみてほしいです。
2. デザインが良い
デザインに多大なコストを掛けるAppleだけあり、Safariはデザインがよいです。
ここでいうデザインとは機能面ではなく(デザインとは本来、機能をよくするためのものですが)、単純に見た目の話です。
タブやブックマークの表示など、Safariはすっきりしています。
使っていて心地よいです。
Safariは洗練・Chromeは親しみやすい
Chromeと比べ何が違うのか考えましたが、「フォント・余白のとり方・角の処理」です。
Safariはそれら3つが洗練されていて、野暮ったさがありません。
一方Chromeは、親しみやすく感じられるよう工夫しています。
ChromeはAppleのように使用者のセグメントがはっきりしていないため、万人に受け入れやすいデザインに調整しているのだと思います。
Appleのデザインが好きな人は、ブラウザもSafariのほうが気に入るはずです。
3. 消費電力が少ない
SafariとChromeを同時に立ち上げ、アクティビティ・モニタで使用電力を見比べると、Safariが低いです。
OSと同じ会社のブラウザなので、省電力設計なのは当然と言えます。
デスクトップPCで使うなら問題ありませんが、MacBookならSafariを使うとバッテリーの不安が若干やわらぎます。
4. 自分の情報を(Chromeと比べて)収集されない
「Appleを信用しているわけでない」のが前提としてありますが、Chromeが使用者の行動を細かく収集しているのは明白です。
Google(Alphabet)のビジネスモデルは、ネット広告です。
アドセンス広告の最適化はもちろんのこと、自分たちのビジネスを円滑に進めるため、「どのサイトにどのくらい滞在したか」「どこからどこへ遷移したか」など、ありとあらゆるデータを収集しているでしょう。
Appleが「SafariはChromeより安全です」と言ったところで同じ穴のムジナのような気はしますが、「Chromeよりはまし」と思えます。
5. リーディング・リストが便利
Safariには、リーディング・リストがあります。
あとで読みたい記事があれば、リーディング・リストにまとめて保存が可能。
オフラインでも読めます。
記事を保存するアプリはたくさんありますが、同じブラウザ内のほうが保存も表示も簡単です。
資料となるサイトをすべてリーディング・リストに登録し、まとめて読んでまとめて削除する。
調べ物では、そんな効率的なフローを行えます。
6. 他のAppleデバイスとの連携に優れている
SafariはiCloudを通じ、履歴やパスワードなどを他のAppleデバイスのSafariと共有できます。
特に便利に思うのが、開いているページを別端末のSafariで開けるところ。
外出中にiPhoneで開いていたサイトを、家に帰ってすぐMacで開けます。
その逆に家のMacで読んでいた記事を、外出してからiPhoneやiPadで読めます。
こういったApple製品同士のシームレスな連携は、さすがに便利です。
Chromeの方が開発モードが使いやすい
Chromeを好きな人にとっては、「ChromeはSafariよりたくさんの利点がある」と思うでしょう。
ぼくの知らないChromeの良いところが、たくさんあるとは思います。
自分も開発モードに関しては、Chromeが圧倒的に使いやすいと感じます。
ただ自分自身がそこまで頻繁に開発モードを使うわけでないため、Safariの開発モードもChromeに負けないくらい便利な使い方があるかもしれませんね。
Safariの開発モードの出し方
ちなみにSafariの開発モードは、デフォルトでは隠れています。
メニューバーに表示するには「Safariの環境設定 > 詳細」と進み、「メニューバーに“開発”メニューを表示」にチェックを入れます。
まとめ
SafariにせよChromeにせよ、どちらも開発には多大なリソースを投下しています。
日々、進化しているため、今後のアップデート次第で「Chromeのほうが良い」と移行するかもしれません。
ひとつのブラウザに固執せず、今後もいろいろと試していきたいと思います。
関連記事
Macには、カレンダーが搭載されています。
カレンダーの通知を利用すると、自分の生活のサイクルを心地よくできます。
以下の記事で、Macのカレンダーの効果的な使い方を解説しています。