「iPadって本当に必要かな?」
「買っても使わなくなるかも…」
iPadの購入を検討した際、そんな疑問を持つ人もいると思います。スマホとパソコンには明確な役割がありますが、タブレットはその中間のような存在で、今ひとつ役立つかわかりません。
特にiPadはApple Pencilでのイラスト制作や手書きメモのイメージが強く、「絵を描かない人には関係ない」と思われがちです。しかし、これは大きな誤解かもしれません。
そこでこの記事では、「絵を描かない人」の視点から見たiPadの価値を書いてみます。
1. 「クリエイター専用」という誤解
広告やYouTubeでは、iPadを使ったイラスト制作やデザイン作業のシーンが登場します。
そのため「iPadはクリエイター向け」という印象を持ちやすいですが、実際のiPadユーザーの多くは日常使いがメインです。
- 通勤中のニュースチェック … 大画面で読みやすく、スマホより快適
- リビングでの動画鑑賞 … ソファに寝転んで気軽に楽しめる
- カフェでの軽作業 … ノートPCより軽量で場所を選ばない
- 移動中の読書 … 紙の本に近いサイズ感で目が疲れにくい
Apple Pencilをほとんど使わない人でも、iPadを十分に活用できます。
2. サイズ選びが活用パターンを決める
iPad AirとiPad Proには、11インチと13インチの2つのサイズが用意されています。購入を決めたときには、どちらを選ぶべきか悩むポイントですね。
ぼく自身、iPadを買い替えるときには、どちらのサイズにするか悩みます。その結果、以下の判断基準で選ぶようにしています。
頻繁に持ち運ぶなら11インチ
- Magic Keyboardと組み合わせても約1kg
- カフェ、出張先、友人宅での使用に最適
- バッグに入れても負担にならない
主に自宅で使うなら13インチ
- 大画面での動画鑑賞が快適
- Split View(画面分割)時の作業効率が高い
- デスク環境での使用がメイン
迷った場合は、11インチをおすすめします。iPadの最大の魅力は「気軽に持ち出せること」だからです。
3. 有料アプリは必須ではない
iPadを購入する際、「使いこなすには、色々なアプリを買わないといけないんだろうな…」と心配になる人もいるでしょう。
しかし心配無用です。iPadに標準搭載されているApple純正アプリでほとんどのことはカバーできます。
以下は、Apple純正の標準アプリの一例です。
メモアプリ
- Split Viewでブラウザと並べて情報整理
- 手書き・タイピング両方に対応
- iPhoneやMacと自動同期
Safariブラウザ
- PC版サイトの快適な閲覧
- タブ管理がスマホより便利
カレンダー・メール
- 大画面で予定確認がしやすい
無料で高機能、他のApple製品との連携もスムーズ。ぼくはApple製品を買う大きな理由に、純正アプリの優秀さがあります。
4. パソコンとの理想的な関係
iPadを使っているとその軽さと扱いやすさから、「ノートPCの代わりになるかな?」と一度は考えると思います。
確かに純正のMagic Keyboardと合わせれば、パソコンと遜色ないくらいに使い勝手が良くなります。
ただマルチタスクの効率では、やはりパソコンが上。「iPadはパソコンを補完するデバイス」と捉えると、輝きを増します。
外出先で使用するサブマシン
- 重いノートPCの代わりに軽量なiPad
- 簡単な資料確認や返信作業
- 移動中の生産性向上
Macの拡張ディスプレイとして
- Macで資料作成、iPadで参考資料を表示
- Macで執筆、iPadでリサーチ内容確認
- Macでオンライン会議、iPadでメモ取り
5. すきま時間の価値を最大化
iPadが真価を発揮するのは、ちょっとした時間の質を上げる場面です。
例えば以下のような時間に、iPadがあると生活が少し快適になります。
朝食を食べながら
- 大きな画面でニュースから情報収集
- 天気や交通情報の確認
通勤・移動時間
- 電子書籍での読書
- ブログの下書き
- 軽いメール返信
リラックスタイム
- ソファでの動画鑑賞
- SNSや写真の整理
- オンラインショッピング
スマホでは画面が小さく、ノートPCでは大袈裟。その中間のiPadは、あらゆるシーンに自然に馴染みます。
まとめ
ぼくはiPadを、2013年1月に購入しました。そのときに「本当にiPadは必要だろうか」と悩んだ経験があります。
それが今では、一番使うデバイスとなりました。
- 大画面で情報収集
- 電子書籍の読書
- ブログなど執筆
- メール
- くつろぎながら動画鑑賞
「それがあると生活が快適になる」、それがiPadの魅力です。
ここで書いた内容は、拙著『絵を描かない人のためのiPad活用術』でさらに詳しく紹介しています。
「どのモデルを選べばいい?」
「具体的にどんな場面で使える?」
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そんな疑問をお持ちの人は、手に取ってみてください。
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