朝起きて、ふとこう思うことはありませんか。
「あれ、今日はゴミ出しの日だったっけ?」
そうしてカレンダーを確認し、「ああ、やっぱりそうか」と慌ててゴミ袋を抱えて玄関を出る。こうした些細な「思い出す行為」には、脳のエネルギーが確実に使われています。
毎日の暮らしの中で、ぼくたちは無数の「ちょっとしたこと」を思い出そうとしています。そのちょっとしたことが、貴重な集中力や思考の余力を奪っていく。
それはちょっともったいないので、仕組みでエネルギーを節約していきましょう。
「覚えておく」を手放そう
日々の中で、こんなことを思う瞬間は何度も訪れます。
- 郵便局の近くに行ったら、封書を出さなきゃ
- スーパーに寄ったら、卵を買っておかないと
- 会社に戻ったら、あの書類を仕上げないと
こうした用事をすべて頭に記憶し、行動するタイミングで思い出す。これだけでも脳はエネルギーを使います。
さらに覚えていたつもりでも、うっかり忘れてしまうこともありますよね。
iPhoneには、「リマインダー」という無料の秘書がいる
ここで活用したいのが、iPhoneに最初から入っているリマインダーアプリです。
Appleが提供している純正アプリで、追加ダウンロードも課金も不要。つまり、無料の秘書がすでにあなたのポケットにいるのです。
使い方はとてもシンプル。
- アプリを開いて「+新規」をタップ
- 「やること」と「知らせてほしいタイミング」を入力
あとは忘れてしまってOK。時間になれば、iPhoneが通知で教えてくれます
「ゴミ出し」を例にやってみる
冒頭に例を出したゴミ出しは、そんな「思い出す必要のある行動」の代表例です。これをリマインダーに設定してみます。
たとえば「毎週火曜と金曜にゴミ出しをする」場合。
- 新規リマインダーで「ゴミ出し」と入力
- 「詳細」をタップして、「日付」と「時刻」を設定
- 「繰り返し」の「カスタム」をタップし、「毎週火・金」に設定
- 最後に「追加」をタップ
これだけで、毎週決まった時間にリマインダーが「今日はゴミの日ですよ」と教えてくれます。一度設定すれば、もう2度と「今日はゴミの日だっけ?」と考える必要はありません。




脳のエネルギーは、もっと大切なことに使おう
ぼくたちの脳が1日に使えるエネルギーには限りがあります。
その貴重なエネルギーを、「覚えておくべきこと」や「忘れないようにすること」に使っていては、肝心な場面で力を発揮できません。
思いついた用事は、どんどんリマインダーに預けてしまいましょう。その分、脳の空き容量を増やしておけば、仕事や趣味、大切な人との時間にもっと集中できるはずです。
リマインダーを使えば、生活がぐんと軽くなる
リマインダーには、他にも「指定した場所に着いたとき通知」「買い物リストの簡単な作成」など、便利な機能がたくさんあります。
そうした活用術をまとめたKindle本を執筆しました。
リマインダーを使いこなすことで、生活にどんな変化が起こるのか。もっと知りたくなったら、覗いてみてください。
👉 Kindle本『リマインダーはこう使う』(Amazonのリンクが開きます)