SNSをやめて気づいた、他者からの評価を気にしすぎていた自分

暮らしと習慣

2年ほど前、SNSをやめました。

理由はいくつかあります。時間を多く取られたり、人の投稿を見て嫉妬したり。情報を得る手段として良い面もありましたが、ぼくの場合はトータルでデメリットが多いと感じました。

特に問題に思ったのは、投稿したあとに反応が気になることでした。

「いいね」がどれくらいつくか、フォロワーが増えるか。数字が可視化されるため、常に自分と誰かとを比較していた気がします。

SNSはゲームと似ています。攻略法があって、適切な行動を取れば数字が上がっていく。数字がわかるだけに、そんな考えを持ってしまいます。

たしかに、反応の良い投稿の傾向はあります。投稿時間や画像をつけるかどうかや、プロフィールの書き方など、「こうした方が反応が良くなる」というセオリーみたいなものもあります。

それでも結局、うまくやれる人は最初からうまくやれるし、そうでない人は真似しても無理が出てきます。

ぼくはといえば、どう考えても才能がなかったです。

長いあいだSNSを続けてみましたが、「自分は向いていない」と痛感しました。投稿しても思ったように反応が来ないたびに、焦燥感に駆られていました。

SNS上だけで繋がっている人もたくさんいたので、やめる決断は簡単ではなかったです。それでもすべてのSNSをやめたあと、明らかに心が穏やかになり、生活の質は上がりました。

そしてもう一つ、自分にとって大きな変化がありました。

ぼくは作品としての写真を撮っているのですが、SNSを離れてから「これはどう評価されるだろう」といった他者の視線が気にならなくなったのです。

人と比較する世界から離れたことで、自分自身と向き合えるようになった。これが最も大きな心の変化でした。

こうした変化について、noteにエッセイとしてまとめました。ご興味があれば、読んでみてください。

👉 SNSをやめたら、ぼくは桜を撮らなくなった

タイトルとURLをコピーしました