EvernoteからNotionへは移行しない【両者は特徴が異なる】

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EvernoteからNotionへ移行を検討しましたが、やめることにしました。今後もEvernoteの有料プランを、継続して使います。

Notionはシンプルで軽くてよいノートアプリですが、Evernoteの代わりにはなりません。

Evernoteはデータの格納庫、Notionは何でもできる多機能エディタ。両者は、置いている軸足が異なるのです。

この記事ではEvernoteを丸11年使っているぼくが、Notionへ移行しない理由を紹介します。

Notionとは、アメリカ初のノートアプリ

この記事を読む人はすでにEvernoteを使っていて、「最近、流行りのNotionが気になる」という人かなと思います。

そこでまずは、Notionについて簡単に解説します。

「シンプル・多機能・無料で無制限」が特徴

Notionは2016年アメリカでスタートした、ノートアプリです。2021年10月からは、日本語にも対応しました。

世の中にノートアプリは死ぬほどありますが、なぜNotionは注目されているのか。理由は、以下のような感じです。

  • 無料で容量無制限に使える
  • 無料で使用デバイスの制限なし
  • シンプルなデザイン
  • テキストエディタが多機能
  • あらゆる種類のファイルを保存可能
  • ノートでスケジュール管理・タスク管理・表計算などできる
  • 動作が軽く、同期が速い

一言でいうと、「無料でノート・タスク・カレンダー・表計算など、あらゆるアプリを代替できる」です。

EvernoteユーザがNotionへ移行する理由

このNotionへの移行を、多くのEvernoteユーザが考えているようです。

その理由は、おそらくEvernoteの無料と有料の機能の違いにあるのではと思います。

Evernoteのネックは有料プランが必要なこと

Evernoteのプランには、無料と有料があります。無料のままでもほぼ過不足なく使えますが、ネックは制限です。

無料は月間アップ容量が60MBまで、使用デバイスが2台までです。容量が60MBまでだと、それほど大きいデータはアップできません。また、使えるデバイスが2台なのは不便ですね。

有料にすると、使いやすくなる

これらアップ容量と使用できるデバイス数の制限が、有料にすると一気に拡大します。

Evernoteの有料プランで最も安いのはPersonal(月額680円・年額5,800円)ですが、Personalに登録すると月間アップ容量が10GBまで、使用デバイスが無制限になります。

ちなみにEvernoteのプランの解説は、以下の記事にまとめてあります。合わせて参考にしてみてください。

>> Evernote PersonalのメリットとFleeとの比較【有料と無料の違い】

Notionは無料でデータ容量無制限

一方、Notionは、無料でもデータ容量が無制限です(1ファイルのアップロードは5MBまで)。使用するデバイス数も制限なし。

そのためEvernoteを有料プランで使っている人が、無料のまま同じように使えるNotionへの移行を検討しているのだと思います。

Notionの方が今の時代に合っている

またEvernoteと比べると、Notionの方がデザイン的にも今っぽくて素敵です。余計な装飾がなく、アイコンも良い感じ。ノートアプリはシンプルがいちばんですね。

一方、Evernoteは、2004年創業とかなり古いサービスです。デザインがなんだか野暮ったい。最近のアプリに慣れている人にとって、Evernoteは古臭く感じると思います。

EvernoteとNotionは似ているが特徴の異なるサービス

そんな注目のNotionですが、ぼくは「Evernoteの代替にはならない」と思っています。というのも、EvernoteとNotionでは特徴が異なっているんです。

Evernoteは、ノート機能のついたデータの格納庫。一方Notionは、様々なデータを添付できる高機能エディタという印象です。どちらもやれることは似ていますが、軸足が異なっています。

ではここから、EvernoteとNotionの機能の違いを解説します。

Evernoteの特徴

Evernoteは、検索能力に優れています。検索対象は、テキストだけではありません。保存した画像の文字も対象です(有料プランはPDFやWordなどオフィスデータも対象)。

そのため、ブラウザのスクショなど画像を保存しておくだけで、検索でピックアップできます。

Evernoteはデータの格納庫

つまりEvernoteは、ノートアプリというより情報の格納庫なのです。テキストでもスクショでもPDFでも、あらゆる情報をEvernoteに入れておく。必要なときに、検索でピックアップする。

Evernoteが「第二の脳」と呼ばれるのは、こうした格納庫としての特性によります。

Notionの特徴

一方、Notionは、検索が強力ではありません。特に現状で、画像やPDF内の文字を拾えないのが辛い。

検索はこれから改善されるかもしれませんが、Notionはデータの格納庫として期待するより、優秀なテキストエディタとして使ったほうが幸せになれそうです。

Notionは多機能なテキストエディタ

Notionは見た目がシンプルでありながら、ノート機能はとても充実しています。

見出しや箇条書き、チェックリストをマークダウンで書けるのは当然のこと、トグルやコールアウトなど、Evernoteにはない機能があります。

しかもノート内に表計算やカレンダー、ガントチャートも作成できます。文書作成は、EvernoteよりNotionが便利です。

Notionは「章・節・項」と階層化の文書にも向いている

また階層を作れるのも良いですね。例えばNotion内で書籍を執筆すれば、「章・節・項」と整理できます。

シンプルなデザインは、集中して執筆できます。

EvernoteからNotionへデータ移行の問題点

またこれらアプリの特徴とは別に、データ移行が完璧にできない問題があります。

EvernoteからNotionへのデータ移行は簡単です。

両方のアプリを開いて、Notionの設定から「インポート」をクリック。候補のアプリからEvernoteを選択すれば、移行できます。

簡単に移行はできるものの、現状では画像やPDFは移行されないのです。

Evernoteを長く使えば使うほど、画像やPDFのデータがたまっていきます。それらをNotionへ移せないのは、かなり厳しい。

Notionは画像内検索できないのがやはり痛い

Notionへ画像を移行できたとしても、画像内の文字を検索ができません。Notionへ移行してしまうと、欲しいデータを簡単に見つけ出せなくなってしまいます。

両者の特徴だけでなくこういった制約も、「EvernoteからNotionへ無理に移行しなくて良い」と思う理由です。

まとめ

以上、「EvernoteからNotionへは移行しない」理由の解説でした。

Evernoteはデータの格納庫、Notionは何でもできる多機能エディタです。これら2つのアプリを、ひとつにまとめてしまうのは上手いやり方ではないと感じます。

アプリの特徴を活かして、両方を並行して使っていくのが良いのではと思っています。

以下の記事に、Notionの使用例を紹介しました。合わせて参考にしてみてください。

>> Notionをこんな風に使っています【10の使用例を紹介】

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