「日記を書いてみよう」と思ったことのある人は、多いのではないでしょうか。
日記をつけると行動を振り返ることができ、プライベートでも仕事でも改善点が見えてきます。自己管理の意識も高まります。
でも毎日しっかりと文章を書くのは、なかなか大変です。そこでおすすめしたいのが、「五行日記」というシンプルな習慣です。
この記事では五行日記のやり方と、そのメリットについて紹介します。
五行日記とは? 「1行=1エピソード」のミニ日記
五行日記とはその名の通り、1行につき1つの出来事や気づきを書き、それを5行分だけ書く日記です。
かかる時間はおよそ3分。iPhoneのメモアプリなどを用いて、テレビCMの合間でもサッと書ける手軽さが魅力です。
日記の続かない理由の多くは、「書くのが面倒」だったり「時間がかかる」だったりします。文章形式で丁寧に書こうとするほど、ハードルが上がってしまうのです。
それも箇条書きで5行だけなら、気軽に続けられます。
5行だけでも、変化は起きる
「たった5行で、やる意味があるの?」と思うかもしれません。
実はぼく自身、10年以上この五行日記を続けていて、たくさんの良い変化を実感しています。
具体的には、以下の2つです。
- 1日がより印象的になる
- 行動の範囲が広がる
まず1つには、毎日を振り返る習慣がつきます。
5つの出来事を思い出そうとするだけで、何気なく過ぎていた1日も「そういえば、あれがあったな」と記憶に残ります。
人は基本的に毎日、似たような行動をしています。そのため同じようなことばかり書いていると、ふと「たまには違うことをしてみようかな」という気持ちも湧いてきます。
たとえば降りたことのない駅で途中下車してみる。気になっていたカフェに足を運んでみる。
振り返りが日常のルーティンを見直すきっかけになり、行動範囲も広がっていきます。
この五行日記を含め、iPhoneメモアプリの活用法についてはKindle本でも詳しく書いています。
映画・本の感想も五行日記に残しておく
五行日記は、感想記録にも便利です。
映画や本は、観た直後・読んだ直後は印象が強いです。しかし時間が経つと、驚くほどその内容を(ときには体験したこと自体も)忘れてしまいます。
そんなときにも五行日記で簡単にメモしておけば、記憶の定着に役立ちます。
ただ「〇〇を読んだ」「〇〇を観た」で終わらせずに、感想や気づきを少し残しておくと思い出しやすくなります。
健康管理にも活用できる
健康を意識している人なら、五行日記を健康管理として活用しても良いと思います。5行を使って「食べたもの」や「運動内容」を毎日、書いていくのです。
たとえば、以下のような感じです。
- 朝:バナナとプロテイン
- 昼:外食(ラーメン)→反省
- 夜:ご飯・味噌汁・焼き魚
- 運動:ウォーキング30分
- 気づき:夜食を食べなかった
このように記録するだけでも、「今日はちょっと食べすぎたな」とか「昨日より歩けたな」と振り返りになります。
記録することで、健康に対する意識が自然と高まっていくはずです。
仕事のメモにも役立つ
仕事に関する記録としても、五行日記は活用できます。たとえば営業職なら、訪問先や商談内容を簡潔に記録するのもおすすめです。
「今日は○○社に訪問、担当者は△△さん。反応よし」
そんなひと言が、次回以降の準備や振り返りに役立ちます。
クリエイティブ職であれば、その日に行った作業内容を書いていく。自分の仕事内容を振り返ることで、質を高めたり効率良くしたりするモチベーションにもなっていきます。
メモアプリとの相性が抜群
五行日記は、スマホのメモアプリとの相性がとても良いです。
パソコンやノートに記録するとなると、デスクの前に座ってパソコンやノートを開く手間がかかります。行動するのに手間が掛かれば掛かるほど、習慣化はしづらくなります。
一方、スマホであれば、常にそばにあるのでいつでも書き出すことができます。特にiPhoneのメモアプリなら、書きやすく、写真もすぐ貼り付けられるのでおすすめです。
まとめ(始めるなら、今日から)
たった3分の習慣で、心と行動に変化が起きる五行日記。「日記は苦手」「続けられない」と思っている人こそ、ぜひ試してみてください。
iPhoneのメモアプリを開いて、今日から5行だけ書いてみましょう。
五行日記を含めiPhoneメモアプリの活用法については、Kindle本に詳しくまとめています。興味ある人は、読んでみてください。
👉『iPhone純正メモ活用術』(五行日記の項目も掲載)