パソコンの周辺機器に、Bluetoothが多くなってきました。
Bluetooth機器はコードがないため、デスクがスッキリします。
ただメリットのある一方、遅延の発生するケースがあります。
特にBluetoothキーボードの遅延は、入力時の大きなストレスです。
そこでこの記事では、Magic KeyboardなどMacで使っているBluetooth機器にトラブルが発生したときの改善方法を解説します。
Magic KeyboardなどMacのBluetooth遅延の改善方法
Macでキーボードに不調を感じた際は、まず以下の記事の方法を試してください。
キーボードの遅延を改善する方法を記載しています。
今回は上記の記事に載せておらず、かつBluetooth接続でのトラブルの改善法を紹介します。
全部で7つあります。
- MacとBluetooth機器の再起動
- Bluetooth機器を充電する
- 接続解除して、再度ペアリングする
- MacとBluetooth機器を最新版にソフトウェア・アップデートする
- MacのNVRAM / PRAMクリアを実行する
- Bluetooth機器を出荷状態に戻し、Macと再度ペアリングする
- Bluetoothのモジュールをリセットする
1. MacとBluetooth機器の再起動
まず試してみるべきは、MacとBluetooth機器の再起動です。
IT機器の不調の多くは、再起動で直ります。
基本的な改善法だけに「言わずもがな」かもしれませんが、一番最初にやることとして書いてみました。
2. Bluetooth機器を充電する
単純な話ですがトラブルの原因として、Bluetooth機器の充電不足が考えられます。
Bluetooth機器は、電波を飛ばし別の機器とペアリングして使用します。
当然ながら、充電が足りなくなると接続の電波は弱くなります。
キーボードは充電が長く保つだけに、知らずに足りなくなっているケースがあります。
バッテリーの状態を確認し、少ないようなら充電しましょう。
3. 接続解除して、再度ペアリングする
Bluetooth機器は、電源を入れると同時にペアリングしている機器に自動接続します。
このペアリングを一度解除し、再度ペアリングしてみましょう。
接続後にエラーが発生しているなら、再接続で直るケースがあります。
4. MacとBluetooth機器を最新版にソフトウェア・アップデートする
ハードウェアは変えようありませんが、ソフトウェアはアップデートが可能です。
Macはもちろんのこと、最近ではBluetooth機器も専用アプリを通してアップデートできます。
もしサードパーティ製のBluetooth機器を使っているなら、Macの最新OSに適応していない可能性があります。
Bluetooth機器の専用アプリから、最新版に更新できないか確認してみましょう。
5. MacのNVRAM / PRAMクリアを実行する
MacのNVRAM / PRAMクリアで直るケースがあります。
Macは起動時にすばやくアクセスできるよう、音量・画面解像度・選択されている起動ディスクなどが記録されています。
その記録している場所が、NVRAMとPRAM。
この2つは、同じ方法で同時にリセットできます。
やり方は以下です。
- Macをシステム終了
- 起動後すぐ「⌘ + opsion + P + R」の4つのボタンを同時押し
- 20秒ほど押し続けたら、キーを離す
そのままMacが起動したら、NVRAM / PRAMクリアは完了です。
念の為、もう一度再起動し、Bluetooth機器が正常になっているか確認してみましょう。
6. Bluetooth機器を出荷状態に戻し、Macと再度ペアリングする
Bluetooth機器がMagic Keyboardなどアップル製品の場合、出荷状態に初期化できます。
やり方は以下の通り。
- メニューバーにBluetoothアイコンを表示した状態で、「opsion + shift」の2つのキーを押しながら、Bluetoothアイコンをクリック
- 「接続中のすべてのAppleデバイスを出荷時の状態にリセット」をクリック
- ペアリングが外れるので、Macと再度ペアリング

7. Bluetoothのモジュールをリセットする
Macから、Bluetooth機器のモジュールをリセットできます。
モジュールとは、Bluetoothを構成しているシステムのこと。
システム内にエラーがあれば、リセットすることで改善が期待できます。
やり方は以下の通りです。
- メニューバーにBluetoothアイコンを表示した状態で、「opsion + shift」の2つのキーを押しながら、Bluetoothアイコンをクリック
- 「Bluetoothモジュールをリセット」をクリック

改善しない場合は、メーカーへ問い合わせを
これらを試しても改善されない場合は、Bluetooth機器の故障が濃厚です。
もし購入してすぐトラブルがあったなら、保証期間が残っているうちにメーカーへ問い合わせましょう。
くれぐれも、そのまま我慢して使わないように。
キーボードの遅延は、生産性に大きく直結します。
直すのに時間が掛かっても、その後を考えると解決してしまったほうが絶対に良いです。
まとめ
Bluetooth機器には、トラブルがつきものです。
最近のBluetooth機器は不具合が減ってきたとはいえ、長く使えば細かいエラーが溜まってきます。
不調を感じたときには上記の改善法を試してみて、万全の状態で文字入力していきましょう。