クレジットカードやQRコードなど、キャッシュレス決済を導入する店舗が増えています。
キャッシュレス決済の選択肢は数多くありますが、AirPAYはキャンペーンでカードリーダーとiPadの無料貸与を実施中。
初期費用ゼロで始められるのが魅力です。
そこでこの記事では、AirPAY
を詳しく解説します。
キャッシュレス決済導入が必要な理由
キャッシュレス決済が普及してきました。1人1台以上のスマホが行き渡り、QRコード決済や電子マネーを使うようになったのが大きいですね。
消費者の購買意欲も、「メインの決済方法が使えるお店を選ぶ」「電子マネー不可のお店にはリピートしない」など、キャッシュレス決済が影響しています。
機会損失を避けるため、キャッシュレス決済の導入は早いに越したことはないです。
キャッシュレス決済の3社の比較
キャッシュレス決済を行う会社は、数多くあります。中でも人気あるキャッシュレス決済は、以下の3社。
それぞれ一長一短があるため、「優先順位を何にするか?」が選択のポイントになります。
以下の記事で、3社の比較を解説しています。合わせて参考にしてみてください。
>> キャッシュレス決済導入を比較 Square・AirPAY・STORES決済
AirPAYの5つのデメリット

AirPAY
は、リクルートが運営するキャッシュレス決済サービスです。
キャッシュレス決済導入を考えると、AirPAYは必ずと言っていいほど候補に上がりますね。
AirPAYには良い面がたくさんありますが、今ひとつな面もあります。この記事では最初に、AirPAYのデメリットから解説します。
デメリットを読んで「AirPAYは、ちょっとウチとは合わないかも…」と思ったら、別の決済サービスを検討してみてください。
デメリットは、以下5つです。
1. アンドロイドを使えない
AirPAYは専用アプリとカードリーダーを連携させて使います。
アプリは無料でダウンロードできるものの、対応しているのはiPhoneとiPadのみ。アンドロイドは、AirPAYを利用できません。
GalaxyやPixelなど、アンドロイドを利用している人は数多くいると思います。
では「アンドロイド愛用者は、AirPAYを使えないのか」といえば、そんなことはありません。
iPadを1台無料で貸し出し
AirPAYでは希望者に、iPadの無料貸与キャンペーンを行っています。
カードリーダーも同じようにキャンペーンで無料貸与しているので、初期費用ゼロでスタートできます。
カードリーダー・iPadの貸し出しには、条件があります。詳しくは記事の後半で解説します。
2. 入金サイクルが遅め
AirPAYの入金サイクルは、利用している金融機関によって異なります。
「みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行」なら、月6回の入金。その他の金融機関は、月3回です。
この入金サイクルは、同じキャッシュレス決済のSquareに比べると、少し遅く感じますね。比較したのが以下の表です。
とはいえ入金が月1回のキャッシュレス決済サービスもあるので、「AirPAYの月6回は早い」という見方もできます。
3. QRコード決済の入金が遅い
AirPAYはQRコード決済を利用する際、別途「AirPAY QR」へ申し込む必要があります。
その関係からかQRコード決済の入金は、使用している金融機関に関わらず月1回です。
QRコード決済の売上が大きい店舗にとって、月1回の入金サイクルは少なく感じるでしょう。
ただしAirPAYは他のキャッシュレス決済サービスと比べ、QRコード決済の種類が豊富な利点もあります。
4. ゆうちょ銀行が使えない
入金先の金融機関のうち、ゆうちょ銀行は使用不可となっています。
ゆうちょ銀行がメインバンクなら、AirPAYを使用する際に他行の口座を開く必要がありますね。
AirPAYのため新しく銀行口座を開くなら、入金頻度の多い「みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行」から選ぶと良いです。
5. 審査に時間がかかる
AirPAYの申し込みは、公式サイトから無料で行なえます。審査が終わるのは、必要事項を送信後の約3日。
承認後にカードリーダーが発送されるため、導入までに申し込みから最短でも1週間程度かかります。
AirPAYを申し込む際は、時間的な余裕を持っておいたほうが安心です。
AirPAYの7つのメリット
最初にデメリットを紹介しましたが、AirPAY
には以下7つのメリットもあります。
メリットが自分のビジネスと合致していれば、AirPAYを選ぶと良いですね。
- カードリーダーを無料で借りられる
- iPadを無料で借りられる
- QRコード決済の種類が豊富
- リクルートの「COIN+」が使える
- 入金手数料が掛からない
- 無料で使えるPOSレジアプリ
- ポイントを利用できる
1. カードリーダーを無料で借りられる
AirPAYを利用するには、専用のカードリーダー(税込 20,167円)が必要です。
AirPAYではこのカードリーダーを、条件をクリアすることで無料貸与しています。
条件は以下のような感じです(詳しくはAirPAY 公式サイトで確認を)。
- キャンペーン期間中に申し込みする
- 新規申し込みに限る
- 貸し出しは1台のみ
- 申し込み月の6か月後の月末までに審査を通過
システムを導入すれば、通常は初期費用と月額費用が掛かります。AirPAYはカードリーダーが無料で使える上、月額費用も掛かりません。
初期費用・月額費用ともゼロでキャッシュレス決済を始められるのは、大きなメリットです。
AirPAYの決済手数料
初期費用・月額費用も無料なら、AirPAYはどこで利益を上げているのか?
AirPAYなどキャッシュレス決済の多くは、決済された際の手数料を収益としています。
AirPAYの決済手数料率は以下の通り。業界最安の水準(※ AirPAY の公式サイトより)です。
クレジットカード | 電子マネー |
---|---|
VISA・Master・American Express 3.24% JCB・Diners・DISCOVER・UnionPay 3.74% | 交通系・PayPayなど 3.24% iD・QUICPay・Apple Pay 3.74% Coin+ 1.08% |
2. iPadを無料で借りられる
デメリットでも記載しましたが、AirPAYのアプリはiPhone・iPadしか使えません。
そのためAirPAYは、キャンペーンでiPadの無料貸与を行っています。
カードリーダーの無料貸与と同じく、iPadの貸し出しにも以下のような条件があります(詳しくはAirPAY 公式サイトで確認を)。
- 実店舗を有している
- キャンペーン期間中に申し込みする
- 新規申し込みに限る
- 貸し出しは1台のみ
- 申し込み月の6か月後の月末までに審査を通過
無料でiPadを貸してもらえるのは嬉しいですね。AirPAYには無料で使えるPOSレジアプリもあるので、合わせてiPadを活用できます。
3. QRコード決済の種類が豊富
AirPAYの一番の特徴は、QRコード決済の種類がたくさんあることです。詳しくは、以下の通りです。
d払い / PayPay / au PAY / 楽天Pay / Jcoin / Smart Code / WeChat Pay / Union Pay / Alipay系 / Coin+
携帯4キャリアのQRコード決済に対応し、さらにWeChat PayやAlipay系といった訪日客の利用頻度の高い決済方法も網羅しています。
QRコード決済をよく使うのは、以下2つの層です。
- 日本の若い世代
- アジアからの訪日客
そのどちらも、取りこぼしを抑えられます。QRコード決済の需要ある店舗は、助かりますね。
4. リクルートの「COIN+」が使える

AirPAYのQRコード決済は、COIN+を利用できます。といっても、COIN+はあまり聞き覚えがないかもしれません。
COIN+はリクルートと三菱UFJ銀行の合弁会社(リクルートMUFGビジネス)が提供している、QRコードの決済方法です。
一般的なQRコード決済と同じように、「チャージ・支払い・送金・出金」ができます。
AirPAYを利用している小売店で使えるのはもちろんのこと、ナショナルチェーンでは無印良品が決済手段に採用しています。
決済手数料率0.99%
COIN+の魅力は、決済手数料率0.99%という低さです。
他のクレジットカードや電子マネーの1/3以下と劇的に低いので、これから普及していけばAirPAYを選択する大きなメリットとなります。
5. 入金手数料が掛からない
デメリットでも書いた通り、AirPAYの入金サイクルは月6回もしくは月3回です。入金の際の手数料は、金融機関に関わらず引かれません。
振込手数料が毎回掛かると、チリツモで利益を削られます。入金時に手数料の掛からないのは嬉しいです。
6. 無料で使えるPOSレジアプリ

AirPAYには、無料で使用できるPOSレジアプリのAirREGIがあります。
AirREGIに商品を登録すれば、iPadなど画面をタップして商品を選び、そのまま簡単に会計まで進められます。
在庫数もひと目で分かるので、商品管理が楽。売上分析から店舗運営の戦略も立てられます。ビジネスを効果的に進められますね。
7. ポイントを利用できる

キャッシュレス決済と同じように消費者が気にしているのが、ポイント付与です。
クレジットカードは使うだけでポイントが付与されますが、それとは別にTカードや楽天ポイントを付けられるなら喜ばれます。
AirPAYはAirPAYポイントと連携させることで、以下5種類のポイントを付けたり使用したりできます。
- Tカード
- dポイントカード
- Pontaカード
- 楽天ポイント
- WAON POINT
AirPAYポイントを導入すると、ポイント使用可能ののぼりをもらえます。ポイント付与を目当てにした、来店増が見込めます。
まとめ
以上、AirPAY
のメリットとデメリットを解説しました。
AirPAYの特徴は、QRコード決済の豊富さです。キャンペーン期間中は、カードリーダーとiPadを無料貸与してくれるのも嬉しいですね。
キャッシュレス化の波は、これからも加速するでしょう。機会損失しないよう、自分のビジネスに合ったキャッシュレス決済を導入してください。