Apple TV+は、Appleの映像ストリーミングサービスです。
いちばんの特徴は、Appleが作ったオリジナル作品を見られること。潤沢な資金を持つAppleだけに、クオリティの高い映像を楽しめます。
この記事ではApple TV+の中でも、「無料体験中にぜひ見てほしい」おすすめ9作品を紹介します。
Apple TV+には無料体験がある
Apple TV+の料金は、月額900円です。ただし新規登録者には、無料体験を設けています。
新規登録者は無料体験が7日間です。他にも対象のアップル製品購入など条件をクリアしていれば、3か月の無料体験を得られます。
無料体験については、以下の記事に詳しくまとめています。合わせて参考にしてみてください。
>> Apple TV+キャンペーンで3か月無料体験する【登録・解約】
Apple TV+はドラマと長編に分けられる
Apple TV+の作品は数多くあるものの、大きく以下2つに分けられます。
- ドラマシリーズ
- 長編
これら2種類のカテゴリーを理解すると、好みの作品を選びやすいです。
ドラマシリーズ
ドラマシリーズは、5〜10回のエピソードで構成されます。ひとつのエピソードの長さは、1時間前後です。
人気作品はシーズン1からシーズン2、シーズン3と続編が作られます。
ドラマシリーズはApple TV+に登録せずとも、第1話を無料で見られます。
長編
一方、長編は1話完結です。通常の映画のように、1時間20分〜2時間でひと作品です。
といっても、多くの作品が1時間30分前後。空いた時間に気軽に見られる、適度な長さですね。
ドラマシリーズおすすめ6作
ではここから、Apple TV+のおすすめ9作品を紹介します。ドラマシリーズが6作品に、長編が3作品です。
まずはドラマシリーズ6作品から。
1. 『ジェイコブを守るため(シーズン1)』
Apple TV+のなかでダントツにおもしろいのが、ドラマシリーズにピックアップした上位3作品です。
なかでも『ジェイコブを守るため』は、「すごい作品を見てしまった」と深い余韻が残りました。
【ストーリー】
内容は、いわゆる法廷もののミステリーです。
検事である主人公の息子(ジェイコブ)が、同級生を殺害した容疑で逮捕されます。その容疑を晴らそうと奮闘する、父と母の健気な姿を描きます。
映像に包まれる、不安と緊張。家族を軸に進むストーリーは、父親が回想している設定です。
1話ずつ終盤に盛り上がりがあり、「え、この先どうなるの?」と続きが気になります。つい「もう1本みよう」と寝不足になるかもしれません。
子どものいるひとなら、「自分だったらどうするだろう」と考えてしまうでしょうね。緊張感を保ったまま、ラストへつなげる展開が素晴らしいです。
2. 『ザ・モーニングショー(シーズン1)』
Apple TV+に加入して、2つ目に見た作品が『ザ・モーニングショー』でした。「こんなにおもしろい作品を見られるのか」と驚いた覚えがあります。
【ストーリー】
アメリカ・ニューヨークの人気ニュース番組が舞台です。男性の看板キャスターがセクハラ疑惑で降板させられるところから、物語がスタート。
セクハラで番組のイメージが落ちるなか、登場人物のほぼ全員が自分の保身を考えて動き出します。
きらびやかな舞台の影で、人間の醜い部分が赤裸々に映し出されます。
『ザ・モーニングショー』は第77回ゴールデングローブ賞の「テレビ部門 作品賞」にノミネートされました。
『ザ・モーニングショー』の感想は、別の記事に詳しく書いています。合わせて参考にしてみてください。
>> Apple TV+のイチオシ作品『ザ・モーニングショー』レビュー
3. 『セヴェランス(シーズン1)』
『セヴェランス』を観たあと、「よくこんなストーリーを考えつけるな…」と思いました。
【ストーリー】
アメリカのとある企業が、人間の記憶を操作する画期的な技術を開発。その技術をほどこされた人間は、仕事と私生活との記憶が完全に分離されます。
様々な理由で分離手術を受けた人々が、徐々に自分の身の異変に気づいていきます。
「人間の記憶を操作する」というシリアスな内容ながら、映像の美術がなぜか70年代風でユーモラス。
シリアスさとコミカルさがアンバランスで、見ていて余計に薄気味悪さを感じます。
また『セヴェランス』は、第80回ゴールデングローブ賞の「テレビ部門 作品賞」「テレビ部門 男優賞」の2部門にノミネートされました。
4. 『ハイジャック(シーズン1)』
『ハイジャック』は、タイトル通り飛行機がハイジャックされる物語です。
【ストーリー】
ドバイからロンドンへ向かう飛行機が、4人のグループにハイジャックされます。乗客として乗り込んでいた主人公は、企業と交渉するのが仕事。
持ち前の交渉術を使い、犯人たちと接触し交渉を始めます。
飛行機という密室で突如発生した、ハイジャックという異常事態。
こういった作品はアクションに向かいがちですが、企業交渉を生業とする主人公が犯人と頭脳戦を繰り広げます。
5. 『神話クエスト(シーズン1)』
『神話クエスト』は、アメリカのゲーム開発会社を舞台に描いたコメディです。軽いノリでサクサク見られるので、リラックスして観たいときにおすすめ。
【ストーリー】
ゲームのヒット作をリリースした会社のメンバーは、日夜アップデートや新作に頭を悩ませます。
突拍子もないアイディアを出すリーダーに振り回され、ディレクターが激怒。
マイペースなシナリオライター、恋愛が忙しいゲームテスターと、群集劇っぽくドタバタと物語が進みます。
Apple TV+では人気作品に入るようで、シーズン3までが公開されています。
6. 『テヘラン(シーズン1)』
『テヘラン』は、2020年にイスラエルで放映されたドラマシリーズです。内容はスパイもの。
【ストーリー】
イランの首都・テヘランへ侵入したイスラエルの女性スパイが、任務を失敗し脱出できなくなります。
帰国の方法を探るなか、新たな出会い。運命に翻弄されながら、未来へ向けて奮闘する姿を描きます。
映像に緊張感があり、見ていてヒリヒリします。
任務遂行マシーンと化している主人公が、終盤に見せる人間らしさ。ありがちな展開かもしれませんが、十分に感情移入できました。
長編おすすめ3作
続いて長編のオススメです。以下3作品があります。
1. 『オン・ザ・ロック』
『オン・ザ・ロック』はソフィア・コッポラ監督・脚本の、親子と夫婦の物語です。
といってもベタベタした感じではなく、ソフィア・コッポラらしくドライでオシャレ。父親役にビル・マーレーが起用されています。
【ストーリー】
夫の浮気を疑った妻が、父親に相談し秘密裏に調査を開始します。
日常のふとした疑念をきっかけに起こる小さなストーリーを、丁寧に描いています。
訴えかける明確なメッセージはありませんが、しばらく経って「もう一度みたい」と思えてくる。そんな不思議な魅力の作品です。
2. 『ビリー・アイリッシュ:世界は少しぼやけている』
『ビリー・アイリッシュ:世界は少しぼやけている』は、2020年・2021年と2年連続でグラミー賞を受賞した、ビリー・アイリッシュのドキュメンタリーです。
家族がスマホで撮ったと思われる動画を中心に編集されており、自然体のビリー・アイリッシュの姿が映し出されます。
【内容】
曲の制作風景やライブの裏側、PV制作の様子など、貴重なプライベート風景がぎっしり。ファンなら見たい映像ばかりのはず。
ほんの数年で急速に有名になった、10代の女性の素顔に引き込まれます。
ビリー・アイリッシュが好きな人は、ぜひチェックしてほしい作品です。個人的にビリー・アイリッシュ大好きなので、何度も繰り返し見ています。
以下の記事に『世界は少しぼやけている』のレビューを詳しく書いています。
>> 『ビリー・アイリッシュ:世界は少しぼやけている』レビュー
3. キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』は、マーティン・スコセッシ監督の実話をベースにしたサスペンスです。
【ストーリー】
映画の舞台は、アメリカのオクラホマ州です。
石油が見つかり急に莫大な富を得た、アメリカ先住民のオセージ族。そこに金目当ての白人が群がり、ついには相続を狙った殺人にまで手を染めていきます。
監督は『タクシードライバー』『ハスラー2』『グッドフェローズ』など数多くの名作を生み出している、マーティン・スコセッシ。
今作は『シャッターアイランド』や『ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』などに続き、ディカプリオとのタッグ6作目となります。
3時間26分と上映時間が長いものの、最後まで緊迫感が途切れません。
まとめ
以上、Apple TV+のおすすめ9作品の紹介でした。
- ジェイコブを守るため(シーズン1)
- ザ・モーニングショー(シーズン1)
- セヴェランス(シーズン1)
- ハイジャック(シーズン1)
- 神話クエスト(シーズン1)
- テヘラン(シーズン1)
- オン・ザ・ロック
- ビリー・アイリッシュ:世界は少しぼやけている
- キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
潤沢な資金を持つAppleが作るだけあり、脚本も映像もクオリティの高い作品が多いです。
ほとんどがオリジナル作品のため、Apple TV+に登録しないと見られません。気になった作品があれば、無料体験を利用して楽しんでください。