Apple TV+とはAppleが製作したオリジナル作品を視聴できる、映像ストリーミングサービスです。
料金は月額900円。iPhone・iPad・Macの「TV」アプリで簡単に見れるほか、Android・Windowsはブラウザで視聴できます。
Apple TV+のいちばんの特徴は、Appleが独自に作ったオリジナル作品を見られることです。
潤沢な資金を持つAppleだけに、クオリティの高い映像を楽しめます。
この記事ではApple TV+の中でも、「無料体験中にぜひ見てほしい」おすすめ7作品を紹介します。
Apple TV+には無料体験がある
月額900円のApple TV+は、新規登録者に無料体験期間を設けています。
新規登録者は無料体験が7日間です。対象のアップル製品購入など条件をクリアしていれば、3か月の無料体験を得られます。
無料体験については、以下の記事に詳しくまとめています。合わせて参考にしてみてください。
>> Apple TV+キャンペーンで3か月無料体験する【登録・解約】
Apple TV+の作品はドラマと長編に分けられる
Apple TV+の作品は、以下2つに大きく分けられます。
- ドラマシリーズ
- 長編
2種類のカテゴリーを理解すると、好みの作品を選びやすいです。
ドラマシリーズ
ドラマシリーズは、5〜10回のエピソードで構成されます。ひとつのエピソードの長さは、1時間前後です。
人気作品はシーズン1からシーズン2、シーズン3と続編が作られます。
ドラマシリーズはApple TV+に登録せずとも、第1話は無料で見られます。
長編
一方、長編は1話完結です。通常の映画のように、1時間20分〜2時間でひと作品です。
といっても、多くの作品が1時間30分前後。空いた時間に気軽に見られる、適度な長さですね。
では以下から、Apple TV+のおすすめ7作品を紹介します。ドラマシリーズが5作品に、長編が2作品です。
ドラマシリーズおすすめ5作
1. 『ジェイコブを守るため(シーズン1)』

Apple TV+のなかでダントツにおもしろいのが、ドラマシリーズで上げた上位3作品です。
なかでも『ジェイコブを守るため』は、「すごい作品を見てしまった」と余韻が残りました。
【ストーリー】
内容は、いわゆる法廷もののミステリーです。
検事である主人公の息子(ジェイコブ)が、同級生を殺した容疑で逮捕されます。その容疑を晴らそうと奮闘する、父と母の健気な姿を描きます。
画面内に包まれる、不安と緊張。家族を軸に進むストーリーは、父親が回想している設定です。
1話ずつ終盤に盛り上がりがあり、「え、この先どうなるの?」と続きが気になります。つい「もう1本みよう」と寝不足になるかもしれません。
子どもがいるひとなら、「自分だったらどうするだろう」と考えてしまうでしょうね。緊張感を保ったまま、ラストへつなげる展開が素晴らしいです。
2. 『ザ・モーニングショー(シーズン1)』

Apple TV+に加入して、2番めに見たのが『ザ・モーニングショー』でした。「こんなにおもしろい作品を見られるのか」と驚いた覚えがあります。
【ストーリー】
アメリカ・ニューヨークの人気ニュース番組が舞台です。男性の看板キャスターがセクハラ疑惑で降板させられるところから、物語がスタート。
セクハラで番組のイメージが落ちるなか、登場人物のほぼ全員が自分の保身を考えて動き出します。
きらびやかな舞台の影で、人間の醜い部分が赤裸々に映し出されます。
『ザ・モーニングショー』の感想は、別の記事に詳しく書いています。合わせて参考にしてみてください。
>> Apple TV+のイチオシ作品『ザ・モーニングショー』レビュー
『ザ・モーニングショー』は第77回ゴールデングローブ賞の「テレビ部門 作品賞」にノミネートされました。
3. 『セヴェランス(シーズン1)』

『セヴェランス』を観たあと、「よくこんなストーリーを考えつけるな…」と思いました。
【ストーリー】
アメリカのとある企業が、人間の記憶を操作する画期的な技術を開発。その技術をほどこされた人間は、仕事と私生活との記憶が完全に分離します。
様々な理由で分離手術を受けた人々が、徐々に自分の身の異変に気づいていきます。
「人間の記憶を操作する」というシリアスな内容ながら、映像の美術がなぜか70年代風でユーモラス。
シリアスさとコミカルさがアンバランスで、見ていて薄気味悪さを感じます。
『セヴェランス』は第80回ゴールデングローブ賞の「テレビ部門 作品賞」「テレビ部門 男優賞」の2部門にノミネートされました。
4. 『神話クエスト(シーズン1)』

『神話クエスト』は、アメリカのゲーム開発会社を舞台に描いたコメディです。軽いノリでサクサク見られるので、リラックスしたいときにおすすめ。
【ストーリー】
ゲームのヒット作をリリースした会社のメンバーは、日夜アップデートや新作に頭を悩ませます。
突拍子もないアイディアを出すリーダーに振り回され、ディレクターが激怒。
マイペースなシナリオライター、恋愛が忙しいゲームテスターと、群集劇っぽくドタバタと物語が進みます。
Apple TV+では人気作品に入るようで、すでにシーズン3まで公開されています。
5. 『テヘラン(シーズン1)』

『テヘラン』は、2020年にイスラエルで放映されたドラマシリーズです。内容はスパイもの。
【ストーリー】
イランの首都・テヘランへ侵入したイスラエルの女性スパイが、任務を失敗し脱出できなくなります。
帰国の方法を探るなか、新たな出会い。運命に翻弄されながら、未来へ向けて奮闘する姿を描きます。
映像に緊張感があり、見ていてヒリヒリします。
任務遂行マシーンと化している主人公が、終盤に見せる人間らしさ。ありがちな展開かもしれませんが、十分に感情移入できました。
長編おすすめ2作
1. 『オン・ザ・ロック』

『オン・ザ・ロック』はソフィア・コッポラ監督・脚本の、都会を舞台にした親子と夫婦の物語です。
といってもベタベタした感じではなく、ソフィア・コッポラらしくドライでオシャレ。
【ストーリー】
夫の浮気を疑った妻が、父親に相談し秘密裏に調査を開始します。父親役は、ビル・マーレイです。
日常のふとした疑念をきっかけに起こる小さなストーリーを、丁寧に描きます。
訴えかける明確なメッセージはありませんが、しばらく経って「もう一度みたい」と思えてくる。そんな不思議な魅力の作品です。
『ロスト・イン・トランスレーション』が好きならハマる
『オン・ザ・ロック』は同じくソフィア・コッポラが監督した『ロスト・イン・トランスレーション』が好きなら、ハマると思います。
2. 『ビリー・アイリッシュ:世界は少しぼやけている』

『ビリー・アイリッシュ:世界は少しぼやけている』は、2020年・2021年と2年連続でグラミー賞を受賞した、ビリー・アイリッシュのドキュメンタリーです。
家族が撮ったと思われるムービーを中心に、ビリー・アイリッシュの自然体の姿が映し出されます。
【内容】
曲の制作風景やライブの裏側、PV制作の様子など、貴重なプライベート風景がぎっしり。ファンなら見たい映像ばかりのはず。
ほんの数年で急速に有名になった、10代の女性の素顔に引き込まれます。
ビリー・アイリッシュが好きな人は、ぜひチェックしてほしい作品。個人的にビリー・アイリッシュ大好きなので、何度も繰り返し見ています。
以下の記事に『世界は少しぼやけている』のレビューを詳しく書いています。
>> 『ビリー・アイリッシュ:世界は少しぼやけている』レビュー
まとめ
以上、Apple TV+のおすすめ7作品を紹介しました。
- ジェイコブを守るため(シーズン1)
- ザ・モーニングショー(シーズン1)
- セヴェランス(シーズン1)
- 神話クエスト(シーズン1)
- テヘラン(シーズン1)
- オン・ザ・ロック
- ビリー・アイリッシュ:世界は少しぼやけている
潤沢な資金を持つAppleの製作だけあり、脚本も映像もクオリティの高い作品が多いです。
オリジナル作品だけに、Apple TV+に登録しないと見られません。気になった作品があれば、無料体験を利用して楽しみましょう。