Amazon Music HDの徹底解説。音質や料金プランについて詳細レビュー

ストリーミング再生で、CD音質を聴ける時代が来るとは。

つい魔が差してAmazon Music HDの無料体験を試してみたら、高音質再生にハマってしまいました。
それまで4年間、Spotifyのプレミアム会員を続けてきましたが、Amazon Music HDへ乗り換える羽目に。

そこでこの記事では、自分と同じようにハマる人を作るべく、Amazon Music HDの音質や料金プラン、使い方などを詳しく解説します。

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Amazon Music HDの徹底解説。音質や料金プランについて詳細レビュー

まずは、ざっくりおさらいです。
「Amazon Music HDとはなんぞや」という話です。

音楽の聴き方はいろいろあれど、現在の主流はストリーミング再生です。
ネットに繋がったパソコンやスマホがあれば、専用アプリで音楽を聴けます。

スマホひとつで何千万曲を聴けるうえ、スマホの容量も使いません。
本当に便利なサービスです。

HD音質以上を聴ける、品質重視のサービス

ただ便利さの代わりに、犠牲にしているのが音質です。
ネット回線で聴くため、ほとんどのサービスは曲の情報量を落として再生しています。

それに対しAmazon Music HDは、ほとんどの曲をHD(高音質)以上で聴くことができます。
これが大きな特徴です。

つまりAmazon Music HDとは、ストリーミング再生の「便利だけど音質がイマイチ」の穴を埋めてきたサービスなのです。

Amazonの3つの音楽サービスの違い

Amazon Music HD

Amazonは、全部で3つの音楽配信サービスを行っています。

1 Amazon Music Unlimited
2 Amazon Music HD
3 Prime Music

一見、区別のつきにくいこれらのサービス。
Amazon Music HDの解説の前に、まずはそれぞれの違いを書いてみます。

1 Amazon Music Unlimited

Amazon Music Unlimitedは、月額980円(プライム会員は780円)で加入できるAmazonの音楽配信サービスです。

配信している楽曲の数は、実に6500万曲以上。
一生かかっても聴ききれません。
ちなみに競合のSpotifyは、執筆時点で5000万曲を配信しています。
Amazon Music Unlimitedのほうが1500万曲多いわけですが、インフレしすぎて実感できるほどの違いはないでしょう。

Amazon Music Unlimitedの音質は、最大 256 kbpsです。
これはアップルミュージックと同じです。
Spotifyのプレミアムは、それより情報量の多い最大320kbps。
ただ256kbpsと320kbpsは、よほど敏感な人でない限り聴き分けるのは困難でしょう。

他のサービスに比べメリットとして、プライム会員であれば月額780円で楽しめます。
プライム会員なら、月額980円のSpotifyやアップルミュージックより、Amazon Music Unlimitedを選んだほうが200円お得です。

2 Amazon Music HD

一方、この記事で紹介しているAmazon Music HDは、単純に「Amazon Music Unlimitedを高音質にしたもの」です。

どのくらい高音質なのかはこの記事の後半で書きますが、わかりやすく言えば「CD以上の音質」を体験できます。

Spotifyのプレミアムが320kbpsに対し、CD音質は1411.2kbps。
その差は4.4倍ですから、Amazon Music HDの音質の良さがスコアから明確に判断できます。 

ちなみにAmazon Music HDの料金は、「Amazon Music Unlimited+1,000円」です。
通常は月額1,980円、プライム会員なら月額1,780円。
「高音質に月1,000円プラスできるか」が、Amazon Music HDを選ぶ判断基準となります。

3 Prime Music

最後のPrime Musicは、アマゾンプライム会員に向けたサービスです。
こちらはプライム会員に入っているだけで、追加料金なしで利用できます。

当然ながら、Unlimitedに比べ楽曲数は劣ります。
その数、200万曲。
すごい数ではありますが、6500万曲に比べれば見劣りします。
ドライブ中や作業中のBGMとして聴くだけなら、これだけでも十分ですね。

Amazonのサービスは、ともかくプライム会員に恩恵があるよう設計されています。
Amazonをよく利用するなら、入らないと単純に損です。

プライム会員については、以下の記事に詳しく書きました。

Amazonの3つの音楽配信を比較

説明した3つのサービスを、わかりやすく表組みでまとめました。

Amazon Music UnlimitedAmazon Music HDPrime Music
料金980円(プライム会員780円)1,980円(プライム会員1,780円)プライム会員のみ(追加料金なし)
楽曲数6500万曲6500万曲200万曲
高音質未対応対応未対応

Amazon Music HDへの入会方法

ざっくりした説明が終わったところで、Amazon Music HDの入会方法をご紹介します。
パソコンでもスマホでも、ブラウザから専用ページへ行きます。
中央の「無料で試す」をクリックし、画面の指示に従って入会となります。

Amazon Music HDは、新規登録者を対象に無料体験を30日間設けています。
無料でお試しできるのがありがたいです。

Amazon Music HD

料金について

他の配信サービスとの比較

Amazon Music HDは高音質を楽しめるため、標準音質のサービスと比べ料金は高めです。
他のサービスとの月額料金の比較を表にしました。

サービス名月額料金
Amazon Music Unlimited980円(Amazonプライム会員780円)
Amazon Music HD1,980円(Amazonプライム会員1,780円)
Apple Music980円
LINE MUSIC980円
Spotify980円
YouTube Music980円

Amazon Music HDが、飛び抜けて高いのがひと目でわかります。

他のストリーミングとの比較は、以下の記事に詳しく書きました。
参考にしてみてください。

Amazon Musicには、お得な年額プランがある

ちなみにAmazon Music UnlimitedとAmazon Music HDには、プライム会員のみ年額プランを選択できます。
それぞれ12ヶ月分を10ヶ月分の料金で使用可能となります。
Amazon Music HDの場合、年額プランにすると月換算で297円もお得です。

料金は、以下のとおり。

サービス名月額月額(プライム会員)年額(プライム会員限定)年額の月換算
Amazon Music Unlimited980円780円7,800円650円
Amazon Music HD1,980円1,780円17,800円1,483円

最大6台接続できるファミリープラン

また、Amazon Music UnlimitedとAmazon Music HDには、ファミリープランも用意されています。
13歳以上の家族であれば、最大6アカウント・同時配信6台が可能です。

サービス名月額年額(プライム会員限定)
Amazon Music Unlimited1,480円14,800円
Amazon Music HD2,480円24,800円

Amazon Musicには、Echo一台限定の380円プランがある

ほかにも、Amazon Musicのみの限定プランがあります。
Amazonが販売しているスマートスピーカー・Echoシリーズ一台のみにAmazon Musicを設定すれば、月額料金380円で聴くことができます。

もし普段、Echo一台のみでしか音楽を聴かないなら、Echoプランに切り替えたほうがお得です。

ファミリープラン・年額プランへの変更方法

ファミリープラン、年額プランへの変更は、Amazon Musicのウェブプレーヤーから行えます。
Amazon Music 選択ページから、自分が使っているサービスを選択。
「今すぐ聴く」を押すとウェブプレーヤーが開きますので、

左下の自分の名前 → Amazon Musicの設定

と進むと、設定画面へ進めます。
変更したいサービスを選んでください。

Amazon Music HD

Amazon Music HDの音質はどのくらい良いのか

ではここからは、Amazon Music HDの音質について解説します。

音質は、数字(情報量)で比較できます。
その指標となる値が、「bit」と「kHZ」です。
まずは、このふたつの単位をざっくり説明します。

bitとは

bit(ビット)は、量子化ビット数を表す値です。
ストリーミング再生の場合、16bitもしくは24bitになります。
この値が大きいほどダイナミックレンジが広くなり、音のきめ細かさ(解像度)が上がります。
つまり16bitと24bitを比べれば、24bitのほうが解像度の高い、きめ細やかな音になります。

kHZとは

kHZ(キロヘルツ)は、サンプリング周波数を表します。

音とは、もともとアナログのものです。
それをネット回線で聴くには、デジタル信号へ置き換える必要があります。
この置き換えた際に「1秒間で何回処理するか」を表すのが、サンプリング周波数(kHZ) です。

kHZが高いほどデジタル信号がなめらかにつながり、音質が良くなります。

CDと同等以上の音質とは

bitとkHZのわかりやすい指針が、CD音源です。
CDの場合、16bit/44.1kHZで記録されています。

Spotifyやアップルミュージックなど、ほとんどのストリーミングサービスは、このCD音質を大きく下回っています。
それがストリーミング再生のいわば常識だったのです。

それに対し、Amazon Music HDはCDと同等、もしくは上回る音源が大部分を占めます。

つまりAmazon Music HDを使えば、何千万枚ものCDを持っているのと同じことになるのです。

ハイレゾをストリーミング再生で実現

さらにAmazon Music HDは、最高で24bit/192kHZの音源が用意されています。

いわゆるハイレゾは96~192kHZとされています。
ストリーミング再生でハイレゾ音源を体験できるのが、Amazon Music HDというわけです。

もちろんAmazon Music HDのすべての曲が24bit/192kHZではなく、使ってみたところ16bit/44.1kHZのHD音質が多い印象です。
ハイレゾは全体の2〜3割くらいといった感じ(公式の数字ではなく、ぼくの体感です)。
それでも、ストリーミングでCDと同等音質を聴けるのは十分に魅力的です。

実際に音質を数字で確認できる

HDとウルトラHDの違い

Amazon Music HDの特徴のひとつが、聴いている音質をリアルタイムに確認できる点です。
聴いている音楽の情報を開くと、中央に「SD・HD・Ultra HD」のいずれかの表記があります。
それをタップすると、bitとkHZの情報が表示されます。

情報は以下の3種類です。

・楽曲の最大音質
・端末の性能
・再生中の音質

Amazon Music HDの音質

表示される音質の種類

Amazon Music HDの曲ページに表示される、「楽曲の最大音質」の種類を表にしました。

SD
HD16bit/44.1kHZ
Ultra HD24bit/44.1kHZ or 24bit/48kHZ or 24bit/96kHZ or 24bit/192kHZ

SDは、bit/kHZの表記なし。
HDは、CD音質ですから16bit/44.1kHZの一種類のみ。
HDを超えるものは、すべてUltra HDです。

ちなみに、聴いてみたい邦楽のいくつかはSD音質でした(例えば、Mr.Childrenとか佐野元春とか)。
せめて、HD音源で聴きたかったです。
アーティストの意向なのか、CDを売るための戦略なのか…。
音質アップへの方針転換を期待します。

他のサービスと音質の違いを体感できるか

曲の情報を確認しながら聴いてみると、HD以上の音質は明らかに違うのがわかります。

まずいちばんに感じるのは、聴き疲れしないことです。
情報量の豊富な曲は、長く聴いていても疲れません。
また音質がクリアで、高音に伸びを感じます。
パーカッションなど楽器の違いが明瞭になり、音楽を聴くのが楽しなります。

アップルミュージックやSpotifyの256kbpsや320kbpsに比べ、情報量に4倍以上の開きがありますから、やはり幸福感は高いです。

Ultra HDを聴くには

Amazon Music HDのアプリが必要

Ultra HDを聴くためには、いくつかの条件があります。

まず最低条件として、Amazon Musicアプリからしか楽しむことができません。
Amazon Musicはウェブ上にもプレーヤーが存在しますが、そこではUltra HDはおろかHD音質も不可です。

Amazon Music HDに入会したら、まずはAmazon Musicアプリをダウンロードしましょう。
iOS、アンドロイド、Mac、Windowsと、スマホ版PC版ともに用意されています。

Amazon Music

Amazon Music

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スマホでは最高音質を楽しめない

さらに注意が必要なのは、スマホでは最高音質を楽しめません。
スマホの限界は(機種によって変わると思いますが)、24bit/48kHZとなっています。

24bit/96kHZや24bit/192kHZは、そのままでは聴くことができません。
聴きたい場合は、DACと呼ばれるコンバーターが必要となります。

自分は小型で安価な、USB-DACのIKKO Zerda ITM03を使用しています。
以下の記事を参考にしてみてください。

ブルートゥース・イヤホンの限界

最近では、ブルートゥース・イヤホンを使っている人も多いかと思います。
ブルートゥース・イヤホンもまた、Ultra HDの能力を制限します。

ほとんどのブルートゥース・イヤホンが最高音質を楽しむことができず、24bit/48kHZが限界となります。
そのことは、Amazonの説明に明記されています。

Qualcomm aptX/aptX HDまたはSony LDACワイヤレス標準のいずれかで高度なBluetoothを使用する一部のワイヤレスヘッドフォンおよびAndroidデバイスは、HD/Ultra HDno 再生(最大24ビット、48kHz)をサポートします。

公式サイト「Amazon Music HDについてよくある質問」より

モバイル容量の圧迫を設定で避ける

自分の家のWi-FiでAmazon Music HDを楽しむぶんには問題ないですが、モバイル回線を使用する際は注意が必要です。
一般的なストリーミングに比べ何倍もの情報量がありますから、当然、月の使用量を圧迫します。

使用量に制限のあるモバイル回線の場合、毎日Amazon Music HDを聴いていると、早々に制限を越えてしまうでしょう。
そのため、モバイル回線使用時は自動で標準音質になるよう、設定の調整をおすすめします。

やり方は以下のとおりです。

  1. アプリ右上の歯車アイコンをタップ
  2. 設定をタップ
  3. ストリーミング設定をタップ
  4. モバイルデータを標準にする
Amazon Music HD
ストリーミング設定をタップ
Amazon Music HD
標準をタップする。モバイル回線が無制限の場合は、自動もしくはHD/Ultra HDを選択

パソコンでUltra HDを聞く

パソコンのAudioの制限を解除する

Ultra HDを体験する場合、パソコンのAmazon Musicアプリからも聴けます。

ただパソコンの音質は、デフォルトのままでは制限がかかっています。
制限をMAXにしてから、Ultra HDの能力を引き出しましょう。

やり方は、Macの場合は「ユーティリティ→Audio MIDI設定」と進み、フォーマットを最高(画像の場合は96,000Hz)に変更します。
これで96kHZまでの出力が可能となります。

Amazon Music HDのパソコンのスピーカー設定

排他モードで聴く

さらにパソコンの場合は、「排他モード」を設定できます。
排他モードとは、ミュージックプレイヤー以外の音を鳴らさないようにするモードです。

パソコンを操作していると、ビープ音などがピコピコと鳴ります。
音楽を聴いていて、操作音まで拾ってしまうと非常に耳障りですね。
排他モードをオンにすれば、音楽だけに集中できるので快適度がアップします。

やり方はパソコンのAmazon Musicアプリを起動後、曲の選択時に表示される右下のスピーカーマークをクリックします。

Amazon Music HDの排他モード

「対応可能な端末」というウインドウが出るので、区切り線の下の聴きたい端末を選び、「排他モード」にチェックを入れるとOKです。

Amazon Music HDの排他モード

まとめ

ここまでAmazon Music HDについて解説してきました。

ぼくはそれまでSpotifyの音質で十分満足していました。
それがAmazon Music HDを日常的に体験するようになって、もう戻れなくなってしまいました。
高音質な音楽は、一度体験すると引き返すのが困難です。

Amazon Music HDは、音楽好きにとって「ついに来たか」と思えるサービスでしょう。

無料体験でお試しが可能

「Amazon Music HDの音質を実際に聴いてみたい」と思ったひとにありがたいのは、30日間の無料体験があることです(※新規登録者が対象)。
費用をかけず音質を確かめられて嬉しいかぎり。

この記事が、Amazon Music HDに興味があるのひと参考になれば幸いです。

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