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スマホよりパソコンが必要な理由【アウトプットで差がつく】

仕事ツール

スマホは電話ではなく、小型のコンピュータです。一台で写真を撮ったりネットを見たりと、パソコンと遜色ないくらい一通りのことができます。

だからといって「パソコンなし・スマホのみ」は、デメリットが多いです。

この記事では、「仕事ではスマホよりパソコンが必要な理由」を解説します。

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スマホよりパソコンが必要な理由【アウトプットで差がつく】

アップルが1977年に発売したApple Ⅱ(Wikipediaより)

まずスマホとパソコンの、それぞれの歴史を振り返ってみます。

スマホとパソコンなら、歴史は断然パソコンが古いです。家庭へパソコンが普及したのは、1977年発売のApple社・Apple Ⅱがきっかけ。

現在では個人のパソコンの所有率は、70%近くあります。

スマホの普及率は83%

アップルが2008年に発売したiPhone3G(Wikipediaより)

一方、スマホが世界に普及したのは、同じくアップルが作ったiPhone3Gからです。

iPhone3Gの誕生は2008年と、パソコンの登場から30年以上経ってからでした。しかしスマホはパソコン以上の圧倒的な速さで、世の中へ浸透しました。

ネットだけでなくマップや電子マネーなど、今やスマホがないと生活が成り立たないほどです。

2019年の調査では、スマホの普及力は約83%(総務省「情報通信機器の保有状況」より)。

赤ちゃんもお年寄りも入れての割合なので、非常に高い普及率といえます。

スマホが普及した理由

スマホが、これほど短期間で普及した理由は何か。理由には、以下3つがあります。

  1. 携帯性に優れている
  2. 常時ネット接続している
  3. 操作が簡単

1. 携帯性に優れている

パソコンはノートタイプでもそれなりに重量があり、場所も取ります。

その点、スマホは、手のひらに収まる小さなサイズです。上着やズボンのポケットに、難なく入ります。

必要なときすぐ取り出せて、起動も速い。パソコンの画面を開いている間に、片手で使えるスマホはどんどん先へ進めます。

この携帯性の高さが、スマホの利点のひとつです。

2. 常時ネット接続している

パソコンをネット接続するには、Wi-Fiもしくはテザリング接続が必要です(一部のぞく)。

それに引き換えスマホは、契約している携帯会社の電波をとらえネットに常時接続しています。

パソコンでその都度、接続する手間と比べると、スマホはスピーディーに使えます。

3. 操作が簡単

使い方を知らない人がパソコンを前にすると、電源を入れるのも難しいと思います。

キーボード上にボタンがたくさんあるため、「何をすればどうなるのか」がすぐにわからないのです。

その上、パソコンはデスクトップ・フォルダ・データ・アプリといった概念をある程度理解しないと、自由に使えません。

直感的に使えるスマホ

一方、スマホは簡単です。最近のスマホはホームボタンすらないため、ディスプレイをタッチするだけで起動します。

操作はすべて、「カメラ」「メモ」など名前の書いてあるアプリを起動するだけ。アプリは説明書なしでも、直感的に使えるようデザインされています。

未就学の幼児にパソコンを与えても使いこなせないでしょうが、スマホはどんどん使えるようになります。パソコンに比べると、スマホは操作が圧倒的に簡単なのです。

スマホのデメリット

スマホのメリットは、その抜群の使いやすさにあります。

スマホと比べパソコンは、とっつきにくいです。そのためスマホしか使わない人は、「パソコンが苦手」「パソコンは嫌い」とますます敬遠してしまいます。

しかしいくらスマホが便利だとしても、パソコンと比べればアウトプットの量と質に差がありすぎます

パソコンを毛嫌いして避けていると、社会で取り返しつかないくらい大きな差が出てしまいます。

特に生産性の面で、スマホのデメリットは以下3つです。

  1. 画面が小さい
  2. マルチタスクが苦手
  3. 使えないアプリがある

1. 画面が小さい

スマホの最大の欠点は、画面の小ささです。

例えば執筆するにしても、長文は閲覧性が悪く完成度が低くなります。動画編集も、大きな画面のパソコンのほうが格段に作業が速いです。

スマホで難なく作業できるのは、メール・メッセの返信、ブラウザでの検索くらいです。

メインの作業環境としてスマホを選択するのは、生産性の観点ではありえません

2. マルチタスクが苦手

作業をするとき、ひとつのアプリだけで完結するのは稀です。

例えば執筆するときにはテキストエディタだけでなく、構成を作るのにアプリを使い、ブラウザで検索をします。

パソコンは画面が広いため、複数のアプリを同時に起動しての作業が得意です。

複数のアプリを使えない

一方、スマホはマルチタスクが苦手です。

フリックでアプリの切り替えができるなど簡単になってはきていますが、パソコンと比べると「切り替えができる」域をこえません。

「複数アプリを並行して自由に使う」というレベルには、程遠いのです。

3. 使えないアプリがある

プロのクリエイターが使用するアプリには、IllustratorやPremiere Proなどがあります。これらは、スマホに対応していません。

今後、対応したとしても、おそらくパソコン版に比べ機能を簡略化したものになるでしょう。

スマホでもデザインや動画編集などできますが、それらは「できることはできる」といった簡易版です。

プロがクライアントに納品するクオリティを出すには、高機能なソフトの使えるパソコンが必要です。

パソコンが必要な理由

これらスマホのデメリットを、パソコンはすべてフォローできます。

パソコンには大きなディスプレイと、文章を高速に入力できるキーボードがあります。この2つの存在が大きいです。

TwitterやInstagramなど、SNSに投稿するだけならスマホで十分です。また管理職であれば部下への指示や資料の確認など、スマホだけで仕事を回せるかもしれません。

しかし納品レベルのコンテンツを作るなら、パソコンを使わないとスピードとクオリティで圧倒的に大きな差がつきます。

日常の業務でパソコンは必須

これはデザイナーやフォトグラファーといった、クリエイターだけに限りません。

文書やプレゼン資料の作成、表計算など、一般的な仕事でパソコンは日常的に使います。パソコンは読み書きと同じで、仕事する上でのベーススキルです。

スマホしか使えないとコンテンツの作成だけでなく、ごく基本的な事務処理がまったくできない事態におちいってしまいます。

まとめ

以上、スマホよりパソコンが必要な理由の解説でした。

スマホは納品レベルのアウトプットをするのに、まったく適していません。画面の広さや操作性、使えるソフトの種類など、パソコンが圧倒的に優れています

かといって、スマホが不必要というわけではありません。携帯性や常時ネット接続は、ほとんどのパソコンにない特性です。

スマホとパソコンの両方を使いこなし、スムーズに仕事をしていきましょう。

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