ニュースのキュレーションアプリは、世の中にたくさんあります。
メジャーどころで、スマートニュースやグノシー。グーグルニュースやLINE NEWSも人気です。
中でもNewsPicksは、経済ニュースに特化した異色な存在です。
この記事ではNewsPicksの有料会員の料金や内容、そして安くお得に見る方法も解説します。
NewsPicksの有料会員の料金
NewsPicksには、無料会員と有料会員(プレミアム)の2種類があります。
有料会員の料金は、以下の通りです。
- 月額 1,850円
- 年額 18,400円(月換算1,534円)
- 3年前払い 39,000円(月換算1,084円)
新規の場合は、10日間の無料体験を受けられます(無料体験は最長40日間まで延ばせます。記事の後半で解説)。
有料会員のメリットはオリジナル記事
NewsPicksは無料会員でも楽しめますが、有料会員になると特典があります。内容は、以下の通りです。
- すべてのオリジナル記事が読み放題
- すべてのオリジナル動画が見放題
- 厳選した海外メディアの翻訳記事を読める
- NewsPicks パブリッシングの電子書籍が20%割引
- JobPicksのすべての経験談が読み放題
この中で個人的に特にメリットを感じるのは、オリジナルの特集記事です。
オリジナル記事は、量ではなく質が魅力
オリジナル記事の更新頻度は、1日に3〜4記事。内容にもよりますが、それぞれ5千〜1万文字くらいの記事が多いです。
といっても、オリジナル記事の魅力は「量」ではありません。むしろ本数が多すぎると、消化しきれないストレスがかかります。
オリジナル記事の魅力は、「質」にあります。
アウトプットのネタに最適
連載特集では、一つの事象に対し様々な事例・角度から解説を行います。
連載は5記事前後で構成されており、すべて読み終わるころには多角的な見方を得られます。
オリジナルの連載記事から得られた知見は、アウトプットのネタとして有効です。
NewsPicks内のコメントで発信しても良いですし、Twitter(X)で発信しても良いですね。ニュースに反応しただけの感想を呟くより、有益な情報発信をできます。
ノウハウ系もあり
時事ネタだけでなく、オリジナル記事にはライフハック系もあります。それらは実践するだけで生産性アップや、生活の快適度を高められます。
ライフハック系の記事はそれこそネット上に無限にありますが、NewsPicksのオリジナル記事は有料だけあり、専門家への取材が元で信頼性が高い。
しかもプロのライターがまとめているので、コンパクトでわかりやすいです。
ビジネス誌よりNewsPicksが良い2つの点
一方、「経済情報を知りたいなら、ビジネス誌を買えばいいじゃないか」といった意見もあるでしょう。
雑誌よりNewsPicksの良い理由は、以下2つがあります。
セレンディピティを得られる
雑誌の特集は多くて3つなので、意外性あるニュースにはそれほど出会えません。
一方、NewsPicksは、オリジナル記事が毎日リリースされます。
月額料金がそこそこ高いため、「読めば読むほど元が取れる」意識が働き選り好みせず読みます。
その結果、興味ない分野も目を通し、「探していたものとは異なる新しい発見(セレンディピティ)」へつながりやすいです。
雑誌に比べ鮮度が高い
2つ目は、雑誌に比べ鮮度の高い点です。
素材を集め編集し、印刷し、書店などへ流通する雑誌は、ウェブと比べどうしても時間がかかります。
その点、NewsPicksなどウェブメディアは、ニュースのあった当日もしくは翌日に記事にできます。
ニュースの鮮度を優先するなら、雑誌よりNewsPicksの方が明らかに良いです。
有料会員は、過去動画も見放題
有料会員の特典として、動画見放題も魅力です。
NewsPicksのYouTubeチャンネルで触りだけ見られますが、代表的なコンテンツは以下のような感じです。
- 『WEEKLY OCHIAI』… 落合陽一氏がゲストを招いて対談
- 『HORIE ONE』… 堀江貴文氏が話題のニュースについてゲストを招いて対談)
- 『2 Sides』 … 加藤浩次氏がホスト。2名のゲストがバトル形式で対談
ビジネスマン向けなので、配信時間は夕食が終わってくつろぐ22時に設定されています。
もちろんライブ配信後はアーカイブが残り、いつでも何回でも視聴が可能です。
動画は数百本が配信済み。有料会員になれば、これら過去動画も見放題です。過去動画の視聴だけでも、入会の価値は十分にあります。
中田敦彦氏がホスト役となり、楽天の行末を議論した動画はおもしろかったですね。
『メイクマネー サバイブ』がおもしろい
個人的に好きな配信は、『メイクマネー サバイブ』です。
投資志願者が堀江貴文氏など投資家の前でプレゼンを行い、資金調達を目指す番組。
YouTube上の似たようなコンテンツに『令和の虎』がありますが、『メイクマネー サバイブ』はNewsPicksが手掛けるだけあり、参加者のレベルが高いです。
志願者のビジネスモデルそのものが興味深いですし、なにより「このビジネスはこうした方がうまくいく」と投資家からの意見が参考になります。
NewsPicksパブリッシングが20%オフ

有料会員は、NewsPicksが立ち上げた出版レーベル・NewsPicks パブリッシングの書籍を、20%オフで購入できます(電子版のみ)。
ちなみに無料会員も、10%オフで購入可能です。
ラインナップを見ると、書店のビジネス書コーナーで面陳列されているものがチラホラあります。ビジネスに関心ある人なら、読みたかった本がありそうです。
NewsPicksを安くお得に登録する方法

NewsPicksは無料のままでも、ピックアップされている他社の記事は読めます。
ただし前述の通り、NewsPicksのオリジナル記事やオリジナル動画は有料会員限定です。
かといって月額1,850円は、ちょっとお高い…。少しでもお得に有料記事・動画を見られるなら、それに越したことはありません。
あまり知られていませんが、NewsPicksには安くお得に登録する方法があります。
経営コンサルが有益情報を発信
その方法とは、『社長online』への登録です。『社長online』とは月額1,650円で利用できる、経営に特化した情報サービスです。
社長online 公式サイト >> 経営・経済のデジタル情報サービス【社長online】
運営は経営コンサルティングの船井総研が行っています。
長年つちかったコンサルのノウハウを基に、会社の業績アップ・ビジネススキル向上など独自の情報を配信しているのです。
1,650円で2つのメディアが読み放題
『社長online』には、スタンダードとプレミアムの2つのプランがあります。価格は以下の通り。
- スタンダード 月額1,650円
- プレミアム 月額3,300円
スタンダードに登録すると、以下のコンテンツが見られます。
- 注目ニュースを経営コンサルタントが解説
- ビジネス成功事例の記事や動画を配信
- NewsPicksのオリジナル記事・動画が見放題
つまり月額1,650円の『社長online』に登録すると、月額1,850円のNewsPicksオリジナル記事・動画が付いて来るのです。
船井総研がリリースするビジネスマン・経営者向けの有益な情報に加え、NewsPicksのオリジナル記事や動画も見られる。かなりお得です。
ちなみに『社長online』のプレミアム(月額3,300円)は、それらに加え、セミナーの割引や年1回の無料経営相談などが特典としてあります。
『社長online』の3つの注意点
NewsPicksをお得に見られる『社長online』ですが、3つ注意点があります。
1. 見られないコンテンツがある
NewsPicksの有料会員で見られる『The Wall Street Journal』と『NewsPicksトピックス』は、『社長online』のサービスに含まれません。
これらを読みたいなら、NewsPicksから有料会員に登録しましょう。
2. 正式入会後、1年間は退会不可
『社長online』はスタンダードプランに正式に入会後、初年度の1年間は退会できません。2年目からは、月ごとの退会が可能です。
「初年度の1年間退会不可」は厳しい条件ですが、最長40日間の無料体験があるので事前に内容を確認できます(後述)。
3. NewsPicksは新しいアカウントが作成される
『社長online』のコンテンツは、NewsPicksのシステムを利用して発信されます。
登録するとNewsPicks内に専用タブが設置され、NewsPicksのアプリやWebサイトを利用し『社長online』のコンテンツも楽しめることになります。

ただしすでにNewsPicksのアカウントを持っていても、『社長online』からは登録できません。『社長online』と同じアカウントで新規作成されます。
新規は無料体験あり
ビジネス感度とスキルの向上に役立つものの、「初年度1年間は退会不可」と聞くと身構えてしまいますね。
『社長online』のスタンダードプランは、無料体験があります。無料期間の解約期限内に退会すれば、料金は掛かりません。
本登録するかどうか、無料体験中に決められるので安心です。
無料体験を最長に延ばす
NewsPicksのプレミアム会員も、新規登録は10日間の無料体験ができます。しかし10日間は、短いですね。
『社長online』に登録すると、この無料体験期間を最長40日間まで延ばせます。
最長は11日に登録
「最長40日間」と幅を持たせているのは、『社長online』の無料体験期間は登録のタイミングによって異なるからです。
詳しくは以下の通り。
【申込日が1日〜10日】
・無料期間は、申し込み月の月末まで
・有料スタートは、翌月から
・無料期間中の解約は、申し込み月の20日までに
【申込日が11日〜月末】
・無料期間は、申し込み月の翌月末まで
・有料スタートは、翌々月から
・無料期間中の解約は、申し込み月の翌月20日までに
例えば6月10日に新規登録した場合、無料体験は6月30日まで。無料体験のみでやめたい場合は、6月20日までに解約します。
一方、翌日の6月11日に新規登録した場合、無料体験は7月31日まで。無料体験のみでやめたい場合は、7月20日までに解約します。
無料期間中に内容を確認できる
まずは無料体験で内容を確認し、「これは有益だ」と思えたらそのまま正式入会。
「今ひとつかな」と思ったら、無料期間の期限内に解約すれば料金はかかりません。
以下の記事で、『社長online』について詳しく解説しています。合わせて参考にしてみてください。
>> 『社長online』メリットと登録・解約方法【NewsPicksが無料】
公式サイトは、以下から確認できます。
社長online 公式サイト >> 経営・経済のデジタル情報サービス【社長online】
まとめ
以上、NewsPicksの有料会員の解説でした。料金は以下の通り。
- 月額 1,850円
- 年額 18,400円(月換算1,533円)
- 3年前払い 39,000円(月換算1,083円)
- 『社長online』に登録すると、月額1,650円で楽しめる
有料会員の主な特典は、以下の通りです。
- すべての特集記事が読み放題
- すべての動画が見放題
- 厳選した海外メディアの翻訳記事を読める
- NewsPicks パブリッシングの電子書籍が20%割引
- JobPicksのすべての経験談が読み放題
NewsPicksの有料会員は、新規会員に10日間の無料体験を設けています。
気になっている場合は、まず無料体験で会員限定の記事や動画で内容を確認してみましょう。