ロジクールのマウス・MX Anywhere 3を購入しました。
ロジクールのマウスといえば、同じMXシリーズのMX Master 3があります。MX Anywhere 3は、MX Master 3より一回り小さく弟分的な立ち位置です。
アニメーション監督の新海誠さんも愛用しています。
この記事では、ロジクールのMX Anywhere 3をレビューします。
ロジクールMX Anywhere 3レビュー
まずは開封レビューから。箱はロジクールらしい無骨な感じです。
後方から、俯瞰で撮った写真です。高さ: 34.4mm、幅: 65mm、奥行き: 100.5mmと、握りやすく携帯にも適した小型サイズです。
側面にボタンが2個あります。左右のクリックはもちろん、側面のボタンも親指で難なく操作できます。
付属品は充電用のUSB-Cケーブルのほか、USBレシーバーも入っています。Bluetooth接続だけでなく、USBレシーバーを利用しパソコンと無線接続できます。
「通常版」と「for Mac」の違い
MX Anywhere 3にはMac版(for Mac)があります。今回購入したのは、通常版です。
Mac版はUSB レシーバーが付属せず、色はペイルグレーのみ。またコードが「USB-A・USB-C」から、「USB-C・USB-C」に変わります。
for Macがあるからといって、通常版がMacで使えないわけではありません。通常版もMacで支障なく使用できます。
通常盤とMac版の違いは、以下の通りです。
通常版 | Mac版 | |
---|---|---|
付属コード | USB-A – USB-C充電ケーブル | USB-C – USB-C充電ケーブル |
USB レシーバー | あり | なし |
カラーリング | ペイルグレー、グラファイト、ローズ | ペイルグレー |
接続 | Unifying-USB、Bluetooth | Bluetooth |
MX Anywhere 3の操作方法
MX Anywhere 3は多機能マウスです。左・右クリックだけでなく、「進む・戻る」や、アプリごとに割り当てた操作を行えます。
ここから、MX Anywhere 3の機能を解説します。
便利な「戻る・進む」ボタン
MX Anywhere 3には、ボタンが5つとホイールが1つ付いています。
左クリック・右クリックに加え、左側面に「進む・戻る」ボタンがついています。この「進む・戻る」ボタンは、ブラウザを見るときにとても便利です。
高速スクロールに対応
ホイールは、1秒間に1000行移動できる高速スクロールに対応しています。また1ピクセル単位で停止できる、正確さを持っています。
縦スクロールは、そのままホイール操作で可能です。横スクロールは、左サイドの戻るボタンを押しながらホイールを操作します。
3台までペアリング可能
ペアリングは、最大3台まで可能です。
裏面のスイッチ(EASY-SWITCH)を長押しすると、パソコンのBluetoothにMX Anywhere 3が現れます。クリックすればペアリングできます。
EASY-SWITCHを押すことで、ペアリングしている機器を切り替えられます。
給電にはUSB-Cを使用します。フル充電で約70日間つかえます。1分間の急速充電でも、3時間の使用が可能です。
2つのパソコンを1つのマウスで操作
ペアリングした2つのパソコンを、自動切り替えで操作できます。
切り替えが自動になるだけでなく、テキストや画像のコピー・ペーストも2台のパソコンを横断してできます。
やり方はロジクールアプリのLogicool Optionsを両方のパソコンにダウンロードし、「Flow」の画面で「FLOWを有効化」をクリックします。
>> ロジクール公式サイト|Logicool Optionsをダウンロード
マウスの設定は、専用アプリで行う
ロジクールのLogicool Optionsで、ポインタやスクロールのスピードを細かく調整できます。
Adobeソフトやウェブブラウザなど、主要なソフトウェアは専用の動作がすでにセットされています。
特に動画作成は、マウス操作一つで作業効率が大きく変わります。使いやすい設定にカスタムすると、編集がはかどりますね。
ポインタとスクロールを高速に
ポインタとスクロールを最も高速にすると、作業を効率化できます。
またスムーズスクロールを有効にすることで、スクロールがなめらかに動き快適になります。
MX Anywhere 3とMX Master 3の比較
ではここから同じロジクールの、MX Master 3と比べてみます。2つ並べると、大きさの違いがよくわかります。
手にしてみると、大きさをより実感します。
MX Anywhere 3は、「マウスをつかむ」感じ。一方、MX Master 3は、「マウスの上に手を置く」感じです。
MX Master 3とMX Anywhere 3の違いは、「サイズ・機能・価格」です。
MX Master 3はサイズが大きく、機能も充実しています。その分、価格も高いです。
かといって、すべてにおいてMX Master 3が優れているわけではありません。小さく軽いMX Anywhere 3に利点を感じる人は、数多くいると思います。
MX Anywhere 3 のメリット
ではここから、MX Anywhere 3のメリットを紹介します。以下3点があります。
1. つかみやすい
上位機のMX Master 3は、一般的なマウスに比べサイズが大きいです。
MX Master 3が大きすぎると感じるなら、MX Anywhere 3を試してみるとよいです。しっかりマウスをつかんで、正確にポインタを操作できます。
2. デスクに余白が生まれる
マウスが小さいと、デスクに余白が生まれます。
デスクにものをたくさん置いていると、マウスを動かせる範囲が限られてきますね。
デスク上のスペースに余裕のない場合、MX Anywhere 3の方が使いやすいです。
3. 携帯性に優れている
MX Master 3とMX Anywhere 3では、重量に違いがあります。MX Anywhere 3が99g、MX Master 3が141gです。
その差42グラムといえど外へ持ち出すなら、MX Anywhere 3のほうがストレスが少ないですね。
MX Master 3 のメリット
もちろんサイズの大きなMX Master 3にも、メリットはあります。以下の2点です。
1. 細かい作業に向いている
AdobeのIllustratorなどでピクセル単位の細かい作業をするなら、MX Master 3のほうが重量がある分、安定した動作を行えます。
それほどしっかりつかまないで操作できるので、長時間利用しても疲労感が出にくいです。
2. ジェスチャーボタンがある
MX Master 3には、ジェスチャーボタンと水平スクロールがついています。
Macの場合、ジェスチャーボタンにミッションコントロールを割り当てれば、マルチタスクが瞬時に行えます。
操作性の高さを求めるなら、上位機のMX Master 3を選ぶと良いですね。
MX Master 3については、以下の記事で詳しくレビューしています。合わせて参考にしてみてください。
>> MX Master 3レビュー【作業効率アップできる優れたマウス】
まとめ
以上、MX Anywhere 3のレビューでした。メリットは以下のような感じです。
マウスは頻繁に使用する仕事道具だけに、自分に合ったものを選びたいですね。
MX Anywhere 3は小さくて軽く、高性能です。持ち運びにも重宝します。小型で高性能なマウスを探している人は、候補に加えてみてください。