メガネ族もヘッドホンを楽しみたい。
SONY・WH-1000XM4を購入して2週間が経ちました。
特に文章を書くときなど、必ず着けています。
音質やノイズキャンセリング性能は申し分なし。
でも一つ問題があります。
ぼくはメガネを着けているのですが、メガネのテンプル(ツル)とイヤーパッドが干渉して、耳が痛くなってくるのです。
「メガネを着けてても、WH-1000XM4は痛くならないのか」と気になっている人もいるかと思います。
この記事ではメガネを着けている自分が使ってみた感想を書くとともに、改善法を記載します。
SPONSORED
WH-1000XM4(ヘッドホン)とメガネの相性の悪さと改善方法。ふかふかイヤーパッドでも、痛いものは痛い
これまでノイズキャンセリング性能のものをいくつか買ってきましたが、実はヘッドホンを買ったのは初めてです。
普通に考えてメガネとヘッドホンは干渉すると思ったため、購入を避けていたんですね。
でもWH-1000XM4の評判がすごくよくて、どうしても気になってしまいました。
先行レビューを読むと、「メガネを着けていても、イヤーパッドがふかふかで痛くならない」との意見がほとんど。
それを信じたわけではないですが、初めてとなるヘッドホンを買うことにしました。
耳はやはり痛くなる
しかし(あくまで自分の場合と注釈を入れますが)、耳は痛くなります。
購入から2週間後の現在の状況は、着けてから2時間くらいでツルと皮膚の接触面がジンジンと痛くなってきます。
「なんだ先行レビューは、嘘じゃないか」とは思いません。
確かに短時間なら、耳に痛みは感じないんです。
長時間の使用では、しょうがないのか
WH-1000XM4のイヤーパッドがふかふかなので、ツルから耳への圧力をある程度は和らげてくれているのだと思います。
でも1時間、2時間と装着時間を延ばすと、以下に説明する構造上、痛くなるのはしょうがないです。
ヘッドホンとメガネの相性の悪い理由
実際に着けてみるまで、どこがどう干渉するのかイメージできませんでした。
イヤーパッドは通常、耳を覆うように円形になっています。
メガネのツルは、その円形のイヤーパッドを横断して直線に入っています。
つまり、どうしても接触面が2箇所できるんです。

その接触面がこめかみあたりと、耳の後ろ。
この2箇所の圧力が、真ワタで首を締められるように、じっくりと時間を掛けて耳周りの皮膚を痛めていきます。
お互いの役割上、干渉は避けられない
イヤーパッドは耳を覆うもので、メガネのツルは耳に掛けるものです。
どちらも役割を粛々とこなした結果、干渉し合うという不幸が起こっているわけです。
ヘッドホン→メガネの順番で着けてみたが…
メガネを着けている人は、痛みを我慢せざるを得ないのでしょうか。
さすがにWH-1000XM4は4万円以上と高価なヘッドホンなので、すぐには諦められません。
ネットで見た改善策
ネットで解決策を検索したところ、「ヘッドホンを着けてから、メガネを掛ける」そんな改善策がよく見られました。
なぜ耳が痛くなるかと言えば、イヤーパッドがツルを圧迫するからです。
その根本原因を取り除くため、ツルをイヤーパッドの外側に掛けることで、干渉しないようにするのですね。
耳の痛みはなくなるが…
実際に試してみたところ、確かに耳の痛みはなくなりました。
ただこれだとメガネの位置が、いつもとはかなりずれてしまいます。
メガネは物を見るのに大切な道具。
位置が少しでもずれると違和感を感じます。
この方法は一時間くらい試して、「耳の痛さより、メガネの位置の違和感が大きい」とやめることにしました。
さて、どうするか。
着けるにしたがい、痛みが軽減してきた。その理由は?

特に解決策もないまま、メガネにWH-1000XM4を着けて2週間を過ごしてきました。
すると着けるごとに、耳への痛みがなくなってきたんですよね。
完全になくなることはないのですが、痛くなるまでの時間が徐々に延びてくる感じ。
最初は、着けて30分くらいで痛くなってきました。
それが1時間になり、1時間半になり…、今は2時間くらいまで痛みを感じません。
ヘッドホンの幅が広くなって、痛みがやわらいだ
これは耳が慣れてきたとか、皮膚が強くなったとか、体側の問題ではないと思います。
さすがにこんな短期間に、デリケートな耳周りの皮膚は強くなりません。
その原因は、とても単純な話ですが、ヘッドホンの頭を挟む力が弱まったことにあります。
ヘッドホンは頭を挟んで固定するものです。
その内側へ向けている力が、着けているうちに弱まって、ヘッドホンの幅自体が広がってきたんですね。
その結果、耳への圧力が弱まり、痛くなくなってきたというわけです。
メガネを掛けている人の改善策
おそらくこの調子で毎日使っていれば、自分の頭の形にヘッドホンが最適化されていき、耳への圧力もなくなっていくと思います。
「そんな悠長なことはやってられない、すぐに改善したい」という感じなら、ヘッドホンの両端を持って、横に引き延ばせばよいのかなと思います。
自分は製品の形を無理に歪めたくないので、とりあえずは自然に最適化されるのを待ちたいと思います。
まとめ ヘッドホンの痛みは、時間が解決する
話題のWH-1000XM4でしたが、自分にとっては音質やノイキャン性能より、まずはメガネのツルとの干渉が重要事項でした。
着けはじめた当初は、「耳周りにダメージがあるなら、使っていてもしょうがないな」とやめようと思いました。
それが着けているうちに解決してくれて、良かったです。
なにより音質やノイキャン性能に不満はないのですから。
これらについては、改めてレビューしたいと思います。
WH-1000XM4が気になりつつ、メガネとの干渉が気になっている人の参考になれば幸いです。
開封レビューはこちらをどうぞ
開封した際のレビューは、以下に書きました。
丁寧に作り込んでいる、良い製品という印象です。
音質とノイズキャンセリング性能について
メガネ問題がありつつも、音質とノイキャンは満足です。
SPONSORED