公開日 2021-03-16 最終更新日 2021-04-02
モーニングページをご存知ですか。
毎朝、思いつくままにノートへ文章を書くことで、自分の奥底の意識を探っていく自己探求ツールの一つです。
モーニングページの存在は知っていましたが、先日、書籍の『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』を読み返し、実際にやってみることにしました。
やりはじめて2カ月が経ち、「確かにこれは自分にとって、良い効果をもたらしてくれる」と実感。
そこでこの記事では、モーニングページのやり方とその効果について書いてみます。
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モーニングページでやりたいことが明確に。2カ月の効果を紹介
モーニングページは書籍『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』の中で、著者のジュリア・キャメロンさんが提唱している自己探求の方法です。
『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』には、創造性を解き放つ方法が書いてあります。
モーニングページはその一つの方法であり、最も大切なものとされています。
モーニングページのやり方
モーニングページのやり方はとても簡単です。
主なポイントは以下の五つ。
- 毎朝、ノートに向かって文章を書く
- 分量は3ページ
- 思いついたことを、そのまま文章に書く
- 書く際に、前後の文脈や整合性を考えない
- ひとには見せない
思いつくままに書く
本の中のモーニングページの説明の一部を引用します。
モーニング・ページはただ手を動かし、心に浮かんでくるものをそのまま書きとめることをめざしている。卑劣なこと、愚かなこと、ばかげたこと、奇妙なこと、どんなことでもかまわない。
『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』より
モーニングページは、日記ではありません。
ましてや小論文でもブログでもない。
頭の中にあるものを、そのままの状態でどんどん出していくのがポイントです。
そのため前後のつながりのない、脈絡のない文章を書き連ねることになります。
モーニングページでむき出しの自我を知る
モーニングページの重要性について、本の中では以下のように記載されています。
「なんのためにモーニング・ページを書くのですか?」と聞かれると、私は冗談でこう答える。「向こう側に行くためです」。みんなは私がからかっていると思うが、そうではない。モーニング・ページは文字どおり、私たちを向こう側に連れていってくれるのだ。私たちの恐怖や否定性、気分の向こう側である。
『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』より
自分の気づいていない潜在的な意識の発見が、モーニングページを通して可能となります。
モーニングページの肝は、「思いついたことを、ただ書く」「ひとに見せない」の2点。
どんなばかげていることでも、卑小なことでも構いません。
ともかく浮かんだことを、そのまま言葉に書く。
自分の思考を潜らせずに赤裸々な言葉をノートに書き連ねると、むき出しの自我が現れてきます。
そのむき出しの自我を知ることが、モーニングページの目的の一つです。
自分に起こった変化
ではここから、モーニングページをはじめて2カ月で、自分に起こった変化を書いてみます。
いずれもポジティブなものばかりです。
- やりたいことが明確になる
- やりたいことをやる方法がわかる
- 不安が解消される
- 環境を整備したくなる
1. やりたいことが明確になる
モーニングページで思いついたことをそのまま書いていくと、普段、意識していないものが言葉となって現れてきます。
それらは心の奥に存在している、潜在意識として自分が思っていることです。
潜在意識を言葉にすることで、自分では気づけなかった「やりたいこと」が浮かび上がってきます。
しかもモーニングページを毎日続けることで、それらやりたいことが日ごと研ぎ澄まされていくのを実感します。
2. やりたいことをやる方法がわかる
やりたいことが明確になると、「ではどうすれば実現できるか」と次の段階へ言葉は進んでいきます。
モーニングページは、人に見せないことが前提です。
そのため「こんなことをしたら、人になんて思われるだろう」といった世間の目を気にせず、正直な自分の気持ちを出せます。
実際に実行できるかどうかはまた別の問題として、実現するための忖度なしの最もダイレクトな方法を思いつくことができるのです。
3. 不安が解消される
モーニングページに言葉を書いていると、心の奥底の不安もまた現れてきます。
漠然と不安に感じていることが言語化されると、「ではそれらを解消するにはどうしたらいいか」と次の段階へ進めます。
解決できるかどうかは別にして、言葉にして不安の正体をつかむことが大切。
それだけで不安はやわらいでいきます。
4. 環境を整備したくなる
『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』の本文中にもありますが、モーニングページを続けていると、自分の部屋の環境を変えたくなります。
やりたいことが明確になるため、それに適した環境へ整備したくなるのだと思います。
部屋が狭いと感じれば、不要な家具を処分したくなる。
集中力をあげたいと思えば、スマホを自分から遠ざけるようになる。
そうしてより自分の行動が、「やりたいこと」に向かって最適化していくのです。
モーニングページに使っている文房具
ではここから、自分がモーニングページに使っている文房具を少し紹介します。
ノートは『ほぼ日』のA5サイズの方眼紙ノート

ノートには、『ほぼ日』のA5サイズの方眼ノートを使用。
それをday-free用のカバーをかぶせて使っています。

ほぼ日手帳は、紙質がすべすべとして滑らかに書けて好きです。
中でも方眼ノートは、薄くマス目が入っているので文字を真っ直ぐに書いていけます。
ペンはラミーのボールペン

ペンは、ラミーの4色ボールペンです。
持ったときの太さと握り心地が好きです。
純正のラミーのインクは滑りが悪く使いにくいため、三菱のジェットストリーム(SXR20007 24)に入れ替えています。
まとめ
モーニングページを始めて2カ月ですが、明確な変化を感じています。
普段の生活では思わないような考えが出てきて、自分自身に発見があるんですね。
それらは心のなかで潜在的に「やりたい」と思っていることです。
文章化することでそれに気づき、そもそもなぜやりたいのかと内省し、最終的に実現の方法まで考えるようになる。
毎朝、15分程度の習慣ですが、続けていくことで自分がどのように変化していくか楽しみです。
モーニングページが気になっているひとは、試しに一週間ほどやってみてください。
「自分が本当にやりたかったこと」に出会えるかもしれません。
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