朝の時間をどう使うかは、とても重要です。
脳は寝ているときに、前日の出来事を整理してクリアにします。朝に作業すると、効率よく進められるのはそのため。
脳がクリアなので、再起動したパソコンのように処理能力が1日で最も高いのです。
そんな貴重な朝の時間を有効に使う、「おすすめモーニングルーティン」を12個紹介します。
効果の高いモーニングルーティンで、一日のスタートにブーストを掛けましょう。
おすすめモーニングルーティンを12個紹介
紹介するモーニングルーティンは、大きく以下2つにわけられます。
それぞれ6つずつ、おすすめモーニングルーティンを紹介します。
頭と体が目覚めるモーニングルーティン
最初は頭と体が目覚める、おすすめモーニングルーティンです。
「朝の過ごし方で、その日のすべての調子が決まる」といっても過言でないです。以下6つがあります。
1. スムーズなしで起きる
アラームには止めた後に鳴り始める、スムーズ機能が付いています。目覚めた直後は頭が働かず、「もう少しだけ寝よう…」とスムーズ機能を使いがち。
しかしスムーズは使わず、セットした時刻で起きるようにしたほうが良いです。
自分との約束を守り、朝から自己肯定感を高く保つ
アラームは、前日の自分との約束です。「この日に起きよう」と前日の自分が未来の自分と約束し、アラームをセットしたのです。
その約束をスムーズ機能で反故にすると、「自分との約束は破ってもよい」と脳が覚えます。
他の誰より信頼すべきは、自分自身です。その信頼を、スムーズ機能ひとつで裏切ることになります。その結果、朝一番から自己肯定感を下げてしまいます。
アラームが鳴ったらきっぱり布団から出て、「今日も良い日になるぞ!」と1日をスタートしましょう。
2. 一杯の水を飲む
人間は寝ているとき、500ml以上の水分を汗や呼吸で失います。朝起きたときに、すでに軽い脱水状態にあるといっても良いです。
朝起きてまず最初に、コップ一杯の水を飲む。それだけで全身に水分が行き渡り、身体が目覚めます。腸を刺激するため、お通じも良くなります。
3. ご褒美を用意する
布団からなかなか抜け出せないなら、起きたあとのご褒美を用意するとよいです。
コーヒーやチョコレート、美味しい朝食があると思えば、布団から出るモチベーションが高まります。
コーヒーやチョコレートなどカフェインは脳を活性化するし、ホテルのような美味しい朝食があると思えば、朝の楽しみが増えませんか?
嫌々起きるより楽しみな気持ちで起きた方が、目覚めが良いです。
前日の夜のうちにご褒美を用意し、朝がくるのを楽しみに眠りにつきましょう。
4. ラジオ体操する
朝は、体がまだ眠っている状態です。コーヒーなどで覚醒させるのもいいですが、ラジオ体操すると一発で目覚めます。
ラジオ体操は、日本人なら誰しも経験あるはずです。あのリズミカルな音楽を聞けば、勝手に体が動くほど染み付いているでしょう。
筋肉を適度に動かすことで自律神経が整い、代謝が上がって体が目覚めます。
YouTubeには、NHKのラジオ体操の動画がアップされています。YouTubeのライブラリに保存して、早速、明朝からやってみましょう。
無理せず、適度に体を動かす
ただし起きてすぐ激しく体操すると、体をいためる危険があります。あくまでもラジオ体操は、体を目覚めさせるのが目的。
体操は起きてしばらく経ってから、適度な動きで行なうのが良いです。
5. 家の周りを散歩する
在宅勤務なら、ぜひ仕事前にやってほしいのが散歩です。朝起きたら、まず外の光を浴びる。それが、心にも体にもいちばんです。
通勤があれば強制的に陽の光を浴びますが、在宅勤務は家から一歩も出ず仕事をスタートしがち。
10分程度でも家の周りを散歩すれば、セロトニンが活性化して1日のパフォーマンスがアップします。
体内時計が正常に戻るため、夜の寝付きもよくなりますね。
6. ヨガをする
深い呼吸をしながらゆったり体を動かすヨガも、運動と同じように体を目覚めさせる効果があります。
ヨガをすることで、睡眠時に活発となる副交感神経が交感神経へ切り替わります。
血流が促進し血圧や体温が上昇し、脳が目覚めます。骨盤矯正もされるので、ヨガをした後は体が軽く感じます。
5分間だけでも十分な効果があるので、モーニングルーティンに組み込んでみましょう。以下は5分で体がスッキリする、朝ヨガのおすすめ動画です。
自分を成長させるモーニングルーティン
後半は自分を成長させてくれるモーニングルーティン6つです。毎日やることで、数年後には良い変化を実感できます。
1. モーニングページを書く
モーニングページとは、ノート3ページ分に思いつく限りの文章を書くワークです。
モーニングページは、心の奥底に眠っている気持ちを浮かび上がらせます。
毎日続けると「やりたいことが実現する」と言われている、その名の通り朝に適した習慣です。
やり方や効果など、詳しくは以下の記事にまとめています。合わせて参考にしてみてください。
>> モーニングページでやりたいことが明確に【2カ月の効果】
2. 瞑想をする
10分程度、瞑想するのもオススメです。
脳は常に何かしらを考えています。いつも雑念がある状態では、心が落ち着きません。
瞑想することで頭がクリアになり、集中力が高まります。小さなことに反応しなくなり、気分が穏やかに。生産性もアップします。
瞑想については、以下の記事に詳しくやり方を書いています。参考にしてみてください。
>> 瞑想で脳を休ませる【つい不安なことを考える人に効果的】
3. 1日の予定を組む
「今日はあれをやって、これをやって…」と頭の中で段取りを組むと、脳のメモリーを無駄に消費します。起床後に、1日のスケジュールを書き出してしまいましょう。
スケジュールを立てる際は、「緊急ではないが重要なこと」の時間をしっかり確保するようにします。
それを意識せずスケジュールを組むと、1日の多くが緊急な用事で埋められます。
緊急ではなく重要なことを予定に入れる
緊急な用事は、あなたにとって緊急なのではありません。それを頼む人にとって、緊急なのです。
「緊急なこと」に忙殺されると、自己成長のための時間を確保できません。
スケジュールに自己成長の事柄を組み込み、未来の自分とって重要なことを積み上げていきましょう。
以下の記事に、デジタルカレンダーを使った効果的な予定の組み方をまとめています。合わせて参考にしてみてください。
>> Mac純正カレンダー効果的使い方【通知・色分け・繰り返し】
4. ブログを書く
朝の時間に、文章を書くのもおすすめです。それもモーニングページのような自分のためのものでなく、ブログなど発信するものを書くのです。
発信を前提に執筆すると、表現をわかりやすくしたり、論理的に考えたり、そのことについて詳しく調べたりと、自分の考えが先鋭化します。平たくいうと、頭が良くなります。
文章の執筆は、夜より朝が断然よいです。夜の疲れた脳で書くより、何倍も速く質の高い文章を書けます。
以下の記事に、ブログをやるメリットをまとめています。合わせて参考にしてみてください。
>>ブログをやる11のメリットを解説【収益化・身につくスキル】
5. 本を読む
本はコスパの高いツールです。ビル・ゲイツの考えを直に聞く機会はほとんどの人が持てませんが、彼の考えをまとめた著作なら2,000円前後で手に入ります。
特に朝に読むなら、人生の指針になるような影響力の高い本がよいです。
すでに内容を知っていても、良書は読み返すたび新しい発見や響く言葉が見つかります。朝に15分でも読むだけで、自分の生き方を見つめ直せます。
6. 勉強する
朝に勉強するのも効果的です。
資格取得やTOEICのスコアアップなどでも良いですし、仕事に直結するプレゼンや営業トークなども本や動画から学べます。
「自己成長には、継続的な勉強が大切」そうわかっていても、夜は疲れて勉強しても頭に入ってきません。
電話やメッセなど邪魔が入らず頭がクリアな朝は、勉強に最も適しています。
まとめ
以上、おすすめモーニングルーティンを12個紹介しました。
これらすべてを組み込むのは難しいですが、気になったものがあれば1つでもやってみてください。朝の過ごし方が確実に変わります。
貴重な朝の時間を、有意義に使っていきましょう。