Dropboxの便利な機能に、Dropbox Transfer(以下、Transfer)があります。
Dropboxには共有方法が3種類ありますが、なかでもTransferは「受信者がダウンロードしたか確認できる」のが特徴です。
この記事では、Dropbox Transferの特徴や使い方を解説します。
Dropboxには3種類の共有方法がある
Dropboxには、以下3つの共有方法があります。
- 共有
- リンクをコピー
- Transfer
この記事では、Transferを解説します。
Dropbox3種類の共有方法は、以下の記事にまとめています。合わせて参考にしてみてください。
>> Dropbox共有方法の解説。3種類から最適なやり方を選ぶ
Dropbox Transferとは
Transferは、パソコン上のデータのコピーを送信できます。ファイル便などストレージサービスと同じと思えば、わかりやすいです。
Transferの特徴は、以下のような感じです。
- コピーを送るので、送信後データを削除したり移動したりしても良い
- 受信者がダウンロードしたかどうかチェックできる
- 受信者はDropboxアカウントがなくてもダウンロードできる
- ダウンロードリンクには有効期限がある
- 送信後に削除できる
Dropbox Transferの容量
Transferで送れるデータの容量は、プランによって制限があります。プラン別の容量は以下の通りです。
Basic | Plus・Business Standard | Professional・Business Advanced | |
---|---|---|---|
容量 | 100MB | 2GB | 100GB |
無制限で使えるギガファイル便に比べると、容量制限があって使いづらさを感じるかもしれません。
ただTransferには、ダウンロードしたか確認できる利点があります。
ダウンロードリンクの有効期限
Transferには、ダウンロードリンクに有効期限があります。
Dropboxの他の共有方法の「共有」「リンクをコピー」には有効期限がないので、これも特徴のひとつです。
ダウンロードリンクの有効期限は、初期設定で7日間。ProfessionalとBusiness Advancedは、最大90日まで延長できます。
Dropbox Transferの使い方
ここから、Dropbox Transferの使い方を解説します。Transferの送信方法は、以下3つあります。
1. パソコンから送信
パソコンから送信するには、Dropboxのデスクトップアプリをダウンロードする必要があります。
Dropboxアプリのダウンロード方法は、以下の記事に詳しく書いています。
>> Dropboxのメリットと基本的な使い方を解説【初心者向け】
デスクトップアプリをダウンロードしたら、Dropbox内の送りたいファイル上で右クリックします。
展開したメニューから、「コピーを送信」をクリックします。
するとウィンドウが表示されます。右下の「転送を作成」をクリック。
「ファイルの送信準備完了」と表示されたら、そのまま「メール送信」を選んで送信するか、「リンクをコピー」して、送信先へダウンロードリンクを送ります。
2. ウェブブラウザから送信
次に、パソコンのブラウザで送信する方法です。
Dropboxの公式サイトにログイン後、左上をクリックし、展開したメニューから「Transfer」を選択します。
次画面の右上「転送を作成」をクリック。
次画面の中央に送りたいファイルをドロップするか、「ファイルをアップロード」からファイルを選択。
アップロード後に、右下の「転送を作成」をクリック。
「ファイルの送信準備完了」が表示されたら、「メールを送信」もしくは「リンクをコピー」で送信します。
3. スマホから送信
最後に、スマホで送信する方法です。Dropboxのスマホアプリをダウンロードします。
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Dropboxアプリを起動してログイン後、画面下の「+」をタップします。
画面下からメニューが出てくるので、「ファイルのコピーを送信する」をタップ。
「Dropboxから追加」をタップして、ファイルを選びます。
選択したファイルに問題がなければ、「次へ」をタップ。
「有効期限を設定」「ダウンロードを通知する」を設定し、「次へ」をタップ。ちなみにBasicとPlusは、7日間以外の有効期限は選べません。
「リンクを共有」をタップ。
共有の方法が下から現れるので、選択して送信します。
ダウンロード回数の確認
Transferはファイル送信後に、受信者がダウンロードしたか確認できます。
ファイル送信後、ブラウザからDropbox公式サイトへ入り、左上メニューからTransferへ移動します。すると、送信したファイルがリスト表示されています。
ファイルの右の数字から、閲覧回数とダウンロード回数を確認できます。
ファイルを削除できる
ファイルを転送した後、「内容が間違っていたから削除したい」と思うことがありますね。Transferは送信後に、ファイルの削除が可能です。
ブラウザのDropbox公式サイトからTransferの画面へ移動し、ファイルの右端の3点リーダーをクリックします。すると、「削除」ボタンが現れます。
削除すれば送信先がダウンロードリンクをクリックしても、データはダウンロードできません。
まとめ
以上、Dropbox Transferの使い方の解説でした。特徴は以下の通りです。
- コピーを送るので、送信後データを削除したり移動したりしても良い
- 受信者がダウンロードしたかどうかをチェックできる
- 受信者はDropboxアカウントがなくてもダウンロードできる
- ダウンロードリンクには有効期限がある
- 送信後に削除できる
パソコン上のデータを右クリックから送信できるので、手軽に使えますね。受信者がダウンロードしたか確認できるのも便利です。
ファイルを送信するとき、Dropbox Transferを使ってみてください。
またDropboxの有料プランDropbox Plusには、安く買える方法があります。以下の記事にまとめているので、合わせて参考にしてみてください。