WF-1000XM4を購入して2カ月のレビュー。ほぼ満足しているが欠点もある

公開日 2021-08-23 最終更新日 2021-08-23

WF-1000XM4を購入して、2カ月が経ちました。
発売当初は、品切れを起こすほど人気。
前評判通りとても完成度が高く、ほとんどの点で満足しています。

ただ完璧かといえば、やはり使ってみて気づいたいくつかの欠点があります。
2カ月間、ほぼ毎日2時間以上使ってきた上で、自分の感じたWF-1000XM4の良い点と今ひとつの点を整理して解説します。

SPONSORED

WF-1000XM4を購入して2カ月のレビュー。ほぼ満足しているが欠点もある

WF-1000XM4とは、ソニーが2021年6月25日に発売したノイズキャンセリング・イヤホンです。
前作WF-1000XM3の正統な後継機であり、AppleのAirPodsのように左右分離型が特徴です。

ノイズキャンセリングがオンの状態で、連続8時間の使用が可能。
収納ケースは充電器を兼任しており、ケースから本体を2回満充電できます(収納ケースと本体が満充電で、最長24時間、使用可能)。
またソニーの専用アプリが用意されており、アプリから曲の操作やノイズキャンセリング・外音取り込みの切り替え、タッチセンサーの設定といった一通りの操作が可能です。

WF-1000XM4の詳しいレビューは、以下の記事に書いています。
参考にしてみてください。

WF-1000XM4の良いと感じる5点

WF-1000XM4
2021年6月25日に発売したWF-1000XM4

ではここからWF-1000XM4を使ってみて感じた、良い点と今一つな点を整理して書いていきます。
まずは良い点から。
5つあります。

  1. ノイズキャンセリング機能はそれなりによい
  2. ごく自然な外音取り込み
  3. 音質はワイヤレスと思えないほどよい
  4. ブルートゥースの切り替えが素晴らしく良い
  5. ケースのワイヤレス充電が便利

1. ノイズキャンセリング機能はそれなりによい

WF-1000XM4の一番の売りは、ノイズキャンセリング機能と音質です。
どちらとも、自分は満足しています。
ノイズキャンセリング機能は、以前のWF-1000XM3でも十分に良かったです。
WF-1000XM4で、さらに低音域の音のカットが良くなったように感じます。
ノイズキャンセルをオンにすると、空調など低域の環境音はほぼ完全にカットされます。

高音域はあまりカットされない

ただ高音域のカットは、前作とあまり変わりません。
特に人の声をカットするのは、ノイズキャンセリング機能は苦手なようです。

例えばカフェの隣のテーブルの会話は、ノイズキャンセルをオンにしても60%程度しかカットされません。
イヤホンから音楽を鳴らしても、高音域の雑音は多少気になるレベルで聞こえてきます。
もちろん通常の耳栓型イヤホンより静寂性は高いですが、「完全に無音になる」状態からは程遠い。
ノイズキャンセリング性能については、「過度な期待は禁物」という印象です。

2. ごく自然な外音取り込み

WF-1000XM4は、「ノイズキャンセリング・外音取り込み・どちらもなし」の3種類からモードを選べます。
外音取り込みとは、外部マイクを使って周囲の音を聞こえるようにする機能です。
この外音取り込みをオンにすると、音楽を聞きながらも、ごく自然に周囲の環境音を耳に入れられます。

WF-1000XM4
外部マイクから環境音を取り込む

ノイズキャンセリングが苦手な人や、オフィスや自宅など周囲から話しかけられる環境にいるひとは、外音取り込み機能が便利でしょう。
WF-1000XM4を着けていても、周囲からの声に反応できます。

ちなみにWF-1000XM4には、自分が声を発すれば音楽がストップする「スピーク・トゥ・チャット機能」が搭載されています(設定でオンオフが可能)。

3. 音質はワイヤレスと思えないほどよい

音質はとても良いです。
ワイヤレスと思えないほど、解像感があります。
おそらく曲の解像度をアップスケーリングするDSEE Extremeが、うまく機能しているのだと思います。

DSEE Extremeについては、WH-1000XM4の記事内で詳しく解説しています。

どちらかというと低音域がよく響き、高音域は迫力に欠けます。
それでもワイヤレスイヤホンとして評価すると、自分が聞く限り十分満足です。
ブラインドで有線イヤホンと聴き比べても、正解できる自信はありません。

4. ブルートゥースの切り替えが素晴らしく良い

今回のアップデートでとても良くなったと感心しているのが、デバイスからデバイスへのブルートゥースの切り替えです。
前作のWF-1000XM3はブルートゥース切り替えの際、一旦、それまで使っていたデバイスの接続を切る必要がありました。

また新たにブルートゥースにつなぐときもすんなりいかず、ペアリングを切断してやり直した記憶が何度もあります。
WF-1000XM4では、そういったストレスをまったく感じません。

Apple製品かと勘違いするほどノンストレス

自分はiPhoneやMacなどApple製品だけで聴いており、それらデバイス間の切り替えをしょっちゅう行います。
MacからiPhone、iPhoneからMacへと切り替える際、ペアリング済みのデバイスでWF-1000XM4を選択すれば、すぐに接続が完了します。
アップル製品かと思うほど、切り替えが快適です。

5. ケースのワイヤレス充電が便利

前作からの地味にありがたいアップデートが、充電ケースのワイヤレス対応。
有線のUSB-Cでも充電できますが、ケースをスマホのスタンド型充電器に立てかければ、ワイヤレス充電が自動的にスタートします。
ケーブルをさすのは、なにげに手間。
置くだけで充電できるのは、やはり楽です。

WF-1000XM4の今一つな3点

ここからWF-1000XM4の今一つな点を3つ書きます。
現状では致し方ないと思えるものばかりなので、次作以降の改善に期待です。

  1. 耳へのフィット感が今ひとつ
  2. タッチセンサーの感度が良くない
  3. 接続が不安定

1. 耳へのフィット感が今ひとつ

WF-1000XM4は、前作から小さく軽くなりました。
素晴らしいアップデートですが、自分にはフィット感がいまひとつです。

自分の耳の形状にも問題ありと思うのですが、イヤーピースをぐっと押し込んでも聴いているうちに緩くなってくる感触があります。
本体もそれなりに重く、着けているときはしっかり存在感を感じます。

もちろん異物を耳に着けているのでしょうがない部分はありますが、「着けていないくらい快適」といった状態には程遠い。
次作以降の、より小型化・軽量化に期待します。

2. タッチセンサーの感度が良くない

WF-1000XM4は前作に引き続き、本体に設置されたタッチセンサーで音量や再生停止、ノイズキャンセリングのオンオフなど操作できます。
このタッチセンサーの感度が、今ひとつです。

センサーの箇所を指でタッチしても、反応しないことが多々あります。
両方の感度が悪いのではなく、自分の場合は右は反応が良く左が悪い。
ひょっとしたら初期不良かもしれませんが、ストレスがたまるので結局タッチセンサーを使わなくなりました。

3. 接続が不安定

デバイスとのブルートゥース接続に不具合は感じませんが、片耳が聞こえなくなることが多々あります。
聞こえなくなったイヤホンをいったん外し、改めて着け直すとまた音が鳴り始めはしますが、音楽を楽しんでいるとき急に片耳だけ聴こえなくなるのは興ざめです。

「イヤホンが緩くなり、自動停止しているのか」と思いましたが、WF-1000XM4は片方が外れれば曲自体がストップします(設定で変更可能)。
片方が止まっても、もう片方は鳴り続けているので、やはり接続が安定していないのだと思います。
これはソフトウェアで改善できそうなので、アップデートで安定性を向上してほしいです。

まとめ

以上、良かった5点と今ひとつな3点を書きましたが、総合的にはWF-1000XM4に満足しています。
この製品の定価は、33,000円です。
発売日に購入した自分としては、価格に対して満足度はそれなりに高いです(最高!というわけではありません)。

左右分離型のブルートゥース・イヤホンは、まだまだ進化していくデバイスです。
これからのモデルに期待しつつ、WF-1000XM4を今後も使っていきたいです。

関連記事

WF-1000XM4のように無線イヤホンが人気ですが、有線イヤホンにも良さがたくさんあります。
以下の記事で、有線イヤホンと無線イヤホンのメリットとデメリットを書きました。

SPONSORED