最終更新日 2021-11-13
Amazon Music Unlimitedが、全ヘッドホン・イヤホンへの空間オーディオ対応を開始しました。
それまではAmazonのECHOシリーズの特定機種のみ対応でしたが、今後はヘッドホン・イヤホンなら種類問わず空間オーディオを楽しめます。
この記事ではAmazon Music Unlimitedの空間オーディオの聴き方と、実際に体験した感想を書いてみます。
この記事の目次
Amazon Music空間オーディオが全ヘッドホン・イヤホン対応
Amazon Music Unlimitedとは、Amazonが提供している音楽のストリーミングサービスです。
料金は一般会員が月額980円(月額のみ)、プライム会員が月額780円もしくは年額7800円。
他にも、ファミリープランや学生プランがあります。
詳しくは、以下の記事を参考にしてみてください。
>> Amazon Music HD徹底解説【Spotifyとの音質の違いや料金など】
2021年6月から追加料金無しで高音質楽曲を楽しめる
以前は、高音質のAmazon Music HDへのランクアップに追加で1,000円が必要でしたが、2021年6月より料金差を撤廃。
Amazon Music Unlimitedの価格で、高音質再生を楽しめるようになっています。
今回の空間オーディオの全ヘッドホン・イヤホンへの対応で、さらにサービスの拡充が図られました。
空間オーディオとは
そもそも、空間オーディオとは何か。
通常の音は横に広がりを感じるよう設計されますが、空間オーディオにはさらに高さの概念が加わります。
ホール会場にいるような、立体的な臨場感を得られるのです。
空間オーディオはDolby Atmosや360 Reality Audioのフォーマットで、かつそれぞれに対応したスピーカーやヘッドホン・イヤホンで聴くことができます。
競合のApple Musicは、2021年6月からDolby Atmos対応楽曲をリリースしています。
AirPodsなどApple製品をはじめ、他社製品でも空間オーディオを体感できるとしており、今回Amazon Musicはサービス面でApple Musicへ追随した形です。
Amazon Musicの空間オーディオの聴き方
Amazon Music Unlimitedで空間オーディオを聴くには、設定が必要です。
Amazon Musicアプリの設定画面を開き、「ドルビーアトモス / 360 Reality Audio」をオンにします。

あとは「Dolby Atmos」もしくは「360 REALITY AUDIO」マークの付いている曲を掛ければ、空間オーディオのフォーマットで再生されます。
空間オーディオとステレオを簡単に切替可能
空間オーディオに対応している曲は、通常のステレオ再生へ簡単に切り替えられます。
楽曲画面の「Dolby Atmos」もしくは「360 REALITY AUDIO」マークをタップ。

すると、「オーディオ品質」ページへ遷移します。

下の「ドルビーアトモス」(もしくは「360」)と「ステレオ」のボタンをタップすれば、いずれかのフォーマットに切り替わります。
Dolby Atmosと通常のステレオ再生とを聴き比べてみた
この切替機能を使い、Dolby Atmosと通常のステレオとを聴き比べてみました。
使用したイヤホンは、以下の2つ。
- ノイズキャンセリング・イヤホンのWF-1000XM4
- 有線イヤホンのfinal・E3000
聴き比べた楽曲は、以下2曲です。
- エド・シーラン『Bad Habits』
- テイラー・スウィフト『cardigan』
曲によって空間オーディオの印象はかわる
聴き比べたところ、エド・シーラン『Bad Habits』はそれほど違いを感じませんでした。
「Dolby Atmosのほうが、広がりを感じるかな」といった微細なものです。
次にテイラー・スウィフト『cardigan』を聴いてみると、明らかな違いを感じましたね。
確かにDolby Atmosの方が、音に厚みがあります。
真上から音が鳴っているような「立体的サウンド」とまでいきませんが、通常の音質よりリッチな体験だと思いました。
曲によって、空間オーディオの印象はかわってきそうです。
まとめ
あらゆるヘッドホン・イヤホンで、空間オーディオを楽しめるのは嬉しいですね。
今後のアップデートで、Sonos Arcなどのサウンドバーにも対応するそうです。
手持ちのヘッドホン・イヤホンで空間オーディオを体験してみたい人は、Amazon Music Unlimitedを試してみてください。
新規登録の場合は、無料体験ができます。