パソコン作業に、欠かせないもの。
それがエディタです。
Macの場合は、純正のPagesやUlyssesがあります。
ここ4〜5年ほどは、Ulyssesをずっと使ってきました。
ほぼ完璧なエディタではあるのですが、以下の3つが欠点といえば欠点です。
・Mac OSとiOS(つまりApple製品)でしか使えない
・サブスクリプションのため、料金が掛かる
・ワード形式に書き出すと、表示が崩れる
そこでここ一週間ほど、Dropbox Paper(ドロップボックス・ペーパー)を試してみました。
ブラウザベースで使えるため、OSを選びません。
しかも無料。
使い勝手もそれなりに良いため、乗り換えを検討しています。
そこでこの記事では、テキストエディタとしてのDropbox Paperの使い勝手を書いてみます。
SPONSORED
Dropbox PaperをMac用テキストエディタとして使用。無料・マークダウン記法できておすすめ
どんなアプリでも、良い部分と今ひとつな部分があります。
自分にとって今ひとつな部分より、良い部分が多ければ使う価値はあります。
それぞれまとめてみますので、参考にしてください。
良い点
まずは、使ってみて良いと思える部分を、5点ご紹介します。
1 どのOSからでも使用できる
2 デザインがシンプル
3 マークダウン記法が使える
4 書き出しても、表示が崩れない
5 無料で使える
ひとつずつ解説していきます。
1 どのOSからでも使用できる
Dropboxのアカウントを持っていれば、ブラウザでどのOSからでも利用できます。
アカウントは無料のものでOK。
Mac・Windows・iPhone・Androidそれぞれのアプリも出ています。
書きかけの文章の続きを、どのコンピュータからもできるのは便利です。
2 デザインがシンプル
テキストエディタは、文章を書くためのものです。
文章はなるべくまっさらな画面に、文字だけを書くシンプルなものが好ましいですね。
Dropbox Paperは、ヘッダーなどが多少ごちゃごちゃしていますが、全体的にはシンプルです。
それなりに執筆へ集中できる環境です。
3 マークダウン記法が使える
ブログ用に使うのであれば、マークダウンで書けたほうがありがたいです。
よく使うh2(小見出し)は「##スペースキー」、区切り線は「—」、引用は「>スペースキー」とスピーディーに進められます。
文章全体をコピペしてワードプレスの「新規投稿」に貼り付けると、これらマークダウン記法が反映されます。
楽ちんです。
4 書き出しても、表示が崩れない
仕事の原稿を書いた場合、PDFやワード形式での納品を求められることがあります。
これらもブラウザから書き出しでき、表示も崩れません。
5 無料で使える
クラウド同期するエディタで、Ulyssesと遜色ない使い勝手。
それでいて、完全無料なのが助かります。
ぼくは執筆のエディタとしてだけ使いますが、Dropbox Paperの魅力はチームで共有や編集が容易なこと。
会社でチームとして使う場合も、無料なのでスムーズでしょうね。
今一つな点
ここからは、今一つな部分を3点上げてみます。
1 Mac用のアプリは、ダークモードが使えない
2 ヘッダーとフッターが、ゴチャついている
3 文字数表示に、ふた手間かかる
こちらも、ひとつずつ解説していきます
1 Mac用のアプリは、ダークモードが使えない
ブラウザでの使用は、ダークモードが搭載されています。
一方、Mac用アプリには、どこを探してもダークモード切り替えがないんですよね。
BETA版なので致し方ないですが、長時間の執筆はダークモードのほうが目に優しいです。
アプリベースで使うなら、ダークモードの対応が待たれます。
2 ヘッダーとフッターが、ゴチャついている
ヘッダーとフッター部に、絶えず操作アイコンが表示されています。
これは執筆に集中したいとき、ちょっと邪魔に感じます。

ブラウザでのアイコン表示はしょうがないとして、Mac用のアプリ版は設定で非表示にできるようしていただきたいです。
3 文字数表示に、ふた手間かかる
文字数を確認したいと思ったら、ヘッダー部の「3点リーダー」のアイコンをクリックして、アコーディオンメニューから「文字数」を選択します。
つまりふた手間かかってしまうわけで、これは何かしらのショートカットキーを割り当ててほしいですね。

文字数確認のために、キーボードから手を離したくないです。
アプリのダウンロード方法
デスクトップ版のアプリのダウンロード方法が、ちょっとわかりにくかったです。
やり方をまとめましたので、参考にしてみてください。
Mac用アプリ
Dropbox Paperは、ブラウザで使用できます。
ただネット接続で表示するブラウザは、安心な環境とは言えません。
デスクトップ版のアプリがありますので、日常的に使うならダウンロードをおすすめします。
やり方は、以下のとおりです。
ブラウザのDropbox Paperで何かしらの書類を作成
→ 右下の「?」をクリック
→ 「デスクトップ アプリをダウンロード」をクリック

この手順を踏むと、自動的にDropbox Paperアプリがダウンロードされ、書きかけの文章がデスクトップに表示されます。
常時、クラウド同期しているようで、表示に遅延を感じるときがありますね。
といっても、気になるレベルではありません。
iOS・Android用アプリ
パソコンの使えない環境で原稿の修正を行いたいときは、スマホ版のアプリで表示しましょう。
iOS、Androidともアプリを備えています。
エディタ探しの参考に
パソコンを使うには、テキストエディタが必要です。
クリエイティブな作業をするツールですから、なんでもいいというわけでありません。
使う人それぞれに、こだわる部分があると思います。
その選択肢のひとつとして、Dropbox Paperを入れてみてはいかがでしょうか。
この記事が、エディタ探しの参考になれば幸いです。
Dropboxの無料版と有料版の比較を書きました
SPONSORED