Facebookが本格的にオワコンになってきた理由

最終更新日 2022-03-31

みなさんはFacebookをやっていますか。
Facebookとは、実名制のソーシャルネットワーク・サービスです。

自分が最後にFacebookに投稿したのを振り返ると、2020年7月までさかのぼります。
以来タイムラインをたまに見ることはあっても、投稿することはなくなりました。
実際にタイムラインを開いても投稿しているのは決まった人だけ。
特段、盛り上がっているイメージはありません。

そこでこの記事では、なぜFacebookは落ち目になったのかを考えてみます。

Facebookが本格的にオワコンになってきた理由

「Facebookは落ち目になった」と決めつけてしまいましたが、「タイムラインが過疎化しているのは、あなたの観測範囲だけなのでは?」といった意見もあると思います。

ただFacebookが盛り上がっていないのは、自分の周りだけでなく、ましてや日本の話だけでもありません。
どうやら、世界的にそういう傾向にあるようです。

Facebookの評価は、株価を見れば一目瞭然です。
2022年2月2日に行われたMeta(Facebook)の株価は、大暴落しました。
その下がった金額は、約2,400億ドル(約24兆円)。
これは、2021年4Qの決算発表を受けての反応でした。

Metaの株価
Google Financeより

参考サイト >> Q. なぜMeta(Facebook)の株価は大暴落したのか?3つの要因と今後の7つの注力領域とは?

Facebookの株価低迷は2021年9月から始まっており、それにとどめを刺すように株価が滑り落ちています。

2021年の株価が落ち始めたタイミングの10月28日、Facebookは社名を「Meta(メタ)」に変更すると発表しました。
社名変更の理由は色々と考えられると思いますが、「Facebookで収益を上げることを将来的に見限った」と思われて仕方ないでしょう。

独禁法により、競合の買収ができなくなった

Facebookの戦略の特徴は、InstagramやWhatsAppなど競合サービスを買収することにありました。
プロ野球の巨人軍が同リーグの4番打者をかき集め、他球団の戦力ダウンをさせたのと似ています。

将来、脅威になりそうなサービスを買収してしまい、芽を摘みつつ、自分たちのサービスを充実させる。
潤沢な資本があるからこそ、可能だった戦略です。

しかしその戦略は、アメリカの独占禁止法(反トラスト法)に引っかかりました。
もはやライバルとなるサービスが出てきても、それに対して買収の手を打てません。

そこでこれから普及していくであろうメタバースへ、思い切ってリソースを注ぐことに決めたのでしょう。

日本に実名制のSNSは馴染まない

ではなぜ、Facebookは落ち目になったのか。
日本に限って言えば、その理由は実名制にあったのではと思います。

他の国では、ツイッターやインスタグラムでも利用者は実名を使うことが多いようです。
それに対し、日本では匿名の投稿が主流です。
その理由は、「本音と建前の文化」だからです。

盛った投稿にうんざりしている

実名制のFacebookのタイムラインを見ると、批判めいた投稿をしている人はほぼ見ません。
いたとしても政権や特定のサービスなど、言わば「害のない批判」が多い印象。
おおっぴらに、上司や得意先を批判している人をほぼ見たことがありません。

それは当然のことで実名で知り合いの批判を書けば、噂が広がりその組織に居づらくなってしまいます。
取引先の批判を書けば、にらまれて取引停止になるかもしれません。

そう考えるとどうしても投稿は生ぬるい内容ばかりになるし、「いいね」がほしいモチベーションと合わさって、着飾った(盛った)日常を投稿することになります。
Facebookが開始してしばらくは目新しかったそういった投稿も、今や見る方はうんざりしています。

そうしてまず見る人が減り、過疎化するにつれて投稿する人が減り、Facebookを使っていた中年世代も離れていったのでしょう。

若者が使わないSNSは廃れる

Facebookの落ち目になった根本的な原因は、若者が利用しないことにあります。
いくら中高年で盛り上がっても、その下の世代が使わないとジリ貧になるのは目に見えています。
しかしアカウントは登録していても、若い世代はFacebookに見向きもしていません。

自分は若い世代ではないので、その本当の理由はわかりません。
でも自分が20代だとしても、Facebookは使わないでしょう。
その理由はやはり、実名登録にあります。

SNSにまで会社の人間関係を持ち込みたくない

実名でFacebookに登録すると、それこそ会社の上司や取引先から友達申請が来るでしょう。
取引先はまだしも、上司とSNSでつながると伸び伸びと投稿できません。

ただつながっているだけならまだしも、上司が投稿したとき「『いいね』を押さなくては」と多少なりともプレッシャーが生まれると思います。
誰も「いいね」しないなら放っておけばよいですが、例えば同期が率先して「いいね」していたら同調圧力が生まれます。

20代のサラリーマンであれば、「SNSまで会社の人間関係に煩わされたくない」と思うのはごく自然なことです。
その結果、若者は、Facebookにログインすらしなくなります。
ログインしなければ上司の投稿に「いいね」をつけなくても、「Facebookは見ていません」と言い訳が立つからです。

日本人にはTwitterの方が相性が良い

ということで、日本に限って言えば、Facebookが下火になったのは当然の結果のように思えます。
日本ではFacebookより、匿名で気兼ねなく投稿できるTwitterの方が相性がよいでしょう。

以上、特に日本でFacebookが下火になった理由を考えてみました。
みなさんは、どのように思いますか。