最終更新日 2021-12-25
Evernoteは、ノートブックの他にタグでも分類できます。
ただ、「タグの使い方が今ひとつわからない」という人もいると思います。
そこでこの記事では、Evernoteのタグの使い方を解説します。
この記事の目次
Evernoteタグの使い方【ノートブックは大雑把・タグで細分化】
実はぼくも最近、タグを積極的に使うようになりました。
それまでは「分類はノートブックだけで十分、あとは検索で探せば良い」と思っていました。
しかし実際にタグを付けてみると、より効果的にEvernoteを使えると感じました。
Evernoteのタグの効果的な使い方としては、以下の2つがあります。
- 検索の補助
- 細かい分類
では、それぞれ解説します。
1. 検索の補助
Evernoteの代表的な使い方は、「記憶の格納庫」です。
ご存知の通り、人間の脳のメモリーは限られています。
目にするものを、何でもかんでも覚えていられません。
そこでEvernoteの出番です。
思いついたことやウェブで見つけたページを、どんどんEvernoteへ放り込む。
そして必要なとき、検索で引っ張り出す。
これがEvernoteの便利な使い方のひとつです。
Evernoteで一元管理すると便利
そのときに機能するのが、Evernoteの検索です。
検索窓に探したいワードを入力すれば、テキストはもちろん画像内の文字も含めてEvernoteが探し出します。
このように何でもEvernoteへ放り込んで、情報を一元管理するメリットは以下の記事に詳しく書きました。
>> すべての情報をEvernoteに入れる【一元管理が楽で良い】
検索で見つからないとき、タグに頼る
ただ検索しても、お目当てのノートを見つけ出せないことがたまにあります。
「確かこんなタイトルにしたような…」と入力してみても、探しているノートが出てこない。
そんなときノートにタグを付けていれば、便利ですね。
タグ自体が検索の対象になるし、検索の際にタグを指定して絞り込むことも可能です。
必要になりそうなノートにはともかくタグ付け
検索を掛ける前に該当しそうなタグをクリックし、一覧からノートを探す手もあります。
その中にノートがたくさんあれば、タグ内で検索を掛けてもよいです。
こうしてタグは、検索の補助として機能します。
後々、必要になりそうなノートには、どんどんタグを付けていきましょう。
そうすれば、未来の自分が助かります。
2. 細かい分類
タグのもう一つの使い方は、細かい分類です。
分類はノートブックでできますが、数を増やしたくない人もいると思います。
「ノートブックを作るほどでないが、ノートがたまってきたら一覧で見返したい」といった分類には、タグを付けておきましょう。
ノートブックはバインダー、タグは付箋
Evernoteにおいてノートブックは、ノートを閉じるバインダーのような役割です。
バインダーであるノートブックの種類がありすぎると探しづらくなるし、作ったはいいがあまり使わないものも出てきます。
ノートブックはざっくりした分け方でそれほど数を増やさず、細かい分類はタグで補うと良いです。
ノートブックがバインダーであれば、タグはノートに付ける付箋なのです。
タグで一覧表示する
例えばぼくのEvernoteには、「資料・備忘録」と名付けたノートブックがあります。
その名の通り大きなくくりのノートブックなので、いつの間にかノートの数が4,500以上になりました。
この中には、「本のメモ」や「素敵だと思った写真」などのノートも入っています。
「資料・備忘録」のノートブックを開いてそれらを探すのは大変ですが、タグを指定すれば一発で一覧表示されます。
見返したい細かい分類には、意識的にタグを付けておくと良いとです。
Evernoteの管理は、ある程度いい加減にやる
タグの管理を始めると、Evernoteでやることが増えて面倒に思うかもしれません。
タグはきちんとやろうと思わず、その都度、適当に付けていけば良いと思います。
常々思っていることですが、Evernoteは神経質になると続きません。
自分なりのノートブックやタグのルールを作っても、ノートが増えていけば簡単に破綻します。
であれば、「ノートが増えてきたらその都度、微調整すればよい」と思って、きっちりやらないほうが良いのです。
タグ付けも細かいルールを作ると、そのうち億劫になってきます。
それよりカジュアルにどんどんタグ付けして、種類が増えたら統廃合していきましょう。
あまり真面目にならず、「時間とともに自分のEvernoteを成長させていく」そんなイメージで使うとうまくいくと思います。
ノートの複数削除はマージしてからがおすすめ
またノートブック内のノートは、使っているうちに数に増えてきます。
ノートブックの不要なノートは、複数選択後にマージしてから削除すると速く終わります。
やり方を以下の記事に詳しく書きました。
>> Evernoteで複数ノートを速く削除【マージして削除がおすすめ】
タグは意外と使いやすかった
こうして偉そうに書いていますが、前述したとおりぼくがタグを積極的に使い始めたのは最近です。
実際に試してみると、便利なだけでなく使いやすいよう機能的な配慮がなされていました。
タグを階層化できるのも、おもしろい機能だと思います。
Evernoteには、思った以上に色々な機能があります。
自分にとって必要なものを選択し、快適に使っていきましょう。