PhotoshopやIllustratorなど、Adobeソフトはクリエイターにとって重要なツールです。
Adobeはそれらすべてのソフトを使える、コンプリートプランを用意しています。
プラン名は、Adobeクリエイティブクラウド(CC)。料金体系は、年額もしくは月額のサブスクリプションです。
ぼくはそのAdobe CCを丸10年、登録してきました。ただ最近になって「あれ、自分の使い方だともっと安くできるのでは…」と気づきました。
下手するとこれまで30万円近く、Adobeへ無駄に払っていたかもしれません。
この記事では、思考停止でAdobeのサブスクリプションに登録し続け、お金を無駄にした話を紹介します。
Adobe CCの年間プランの料金
Adobe CCの料金は、以下の通り。
- 年間プランの月払い 6,480円
- 年間プランの年払い 72,336円
- 月々プラン 10,280 円
月々のプランは、1万円オーバーと高額です。ほとんどの人が年間プランを月払い、もしくは年払いで利用しているでしょう。
いずれにしても年間7万円以上掛かるので、決して安くありません。
ソフト利用以外にもメリットあり
はたしてAdobe CCには、それだけの金額を払う価値があるのでしょうか。
Adobeソフトのうち4〜5個を日常的に使うのであれば、やはりお得なプランだと思います。
またソフトの使用だけでなく、他にも色々とメリットがあります。
Adobe CCの主なメリットは以下の通り。
- Adobeの20以上のソフトを使用可能
- ソフトを最新版にアップデートできる
- 100GBのクラウドストレージを使用可能
- 20000以上のフォントを使用可能
- Adobe指定の画像・動画・イラストなど使用可能
- ドキュメント共有で共同作業を効率化
- ポートフォリオサイトを簡単に作成
- 世界中のクリエイターが参加するコミュニティに参加可能
無料でポートフォリオを作れる
インスタグラムで海外フォトグラファーのポートフォリオを見ると、Adobe CCで作ったと思われるサイトをよく目にします。
デザイン性の高いウェブサイトを簡単に作れるので、それだけでもAdobe CCはメリットがあります。
Adobe公式 >> 美しいポートフォリオサイトが Creative Cloud なら無料で
Adobeソフトは、収益へつながる仕事道具です。これらメリットを利用して仕事で月額料金を回収できるなら、十分に割に合います。
Adobe CCのサブスクは料金が高い
しかしやはりネックとなるのは、月額料金です。
Adobe CCがスタートしたのは、2012年でした。当初の月払いの料金は税込5,000円。
それが徐々に値上げし、今では月払い6,480円。サービス開始から、実に25%の値上げです。
サブスクなので、Adobe CCは固定費となります。仕事に必要とはいえ、「今後も毎月、Adobeへ払い続けるのか…」と考えると気が重くなりますね。
ぼくが使い始めたのは2012年
ぼくがAdobe CCを使い始めたのは、2012年のプランスタートからでした。
2011年にデザインや写真撮影の事務所として独立したため、Adobeソフトがどうあっても必要だったのです。
独立当時、よく使っていたソフトは以下4つ。
- Illustrator
- Photoshop
- Lightroom
- Dreamweaver
「この4つを使うなら、まあAdobe CCにしたほうが得だな」と登録したわけです。以来、約10年間、Adobeに月額課金し続けてきました。
現在よく使っているソフト
ただ月日が経つと自分の仕事が変化し、使うソフトが変わってきました。現状で日常的に使うAdobeソフトは、以下の5つです。
- Illustrator
- Photoshop
- Lightroom
- ごくたまにDreamweaver
- ごくたまにPremiere
Dreamweaverはエディタで代替でき、Premiereも買い切りのファイナルカットを入れているので代替可能。
となると、Adobe CCに入っていながら必要なのは、「Illustrator・Photoshop・Lightroom」の3つだけなんですよね。
Adobeソフトのコストを見直し
Illustrator・Photoshop・Lightroomの単体月払いの合計が、Adobe CCを上回っていれば、登録し続ける価値はあります。
ぼくは思考停止で「この3つで、7,000円以上するんだろう」と思い込んでいましたが…。改めて調べると、以下の料金と判明しました。
- PhotoshopとLightroomが使えるフォトプラン(1TB) 月払い2,178円
- Illustrator単体プラン 月払い2,728円
単体購入した場合、月払いの合計は4,906円。Adobe CCの月払い6,480円より、安いではないですか…。
なぜ、ちゃんと調べなかったのだろう??
Adobe CCはデジハリで安く買える
しかもさらに調べると、フォトプラン(1TB)もIllustrator単体プランも、Amazonで割引のパッケージが販売されていました(ちなみにAdobe CCもAmazonにあり)。
Amazonは価格が変動するものの、フォトプランとイラレ合わせて月換算が4,000円弱。Adobe CC月額6,480円との差額は…、約2,500円!なんということだ…。
デジハリは公式の約半額
さらに調べるとデジタルハリウッドのAdobeマスター講座を利用すれば、Adobe CCを年額39,980円(月換算3,331円)で利用できることを知りました。
デジハリとAdobe公式の年額との差は、32,356円。ほぼ半額です。こんなお得な方法もあったのか。
デジタルハリウッドのAdobeマスター講座は、以下の記事に詳しくまとめました。Adobe CCを安く使いたい人は、参考にしてみてください。
>> Adobe CCを安く買う方法【セールよりお得・社会人OK】
トータル30万円近くを無駄に払っていた
これまで10年間、Adobe CCを公式から月払い購入していたので、下手すると30万円近くAdobeへ余分に払っていたかもしれません。
確認しなかった自分が悪いとはいえ、何とももったいないことをしました。
まとめ
言うまでもなく、Adobe CCは素晴らしいプランです。
ソフトが使い放題になるだけでなく、フォントが使えたりポートフォリオサイトを簡単に作れたりと、課金するだけのリターンは十分にあります。
ただサブスクだけに、固定費となります。
登録前に「もっと安く買える方法はないのか」と調べなくてはなりませんね。良い教訓になりました。
公式でAdobe CCを契約しているひとは、AmazonやデジタルハリウッドのAdobeマスター講座などを検討してみてください。