Adobe CCを丸10年、使ってきました。しかし最近になって、「あれ、自分の使い方だともっと安くできるのでは…」と気づきました。
下手するとこれまで30万円近く、Adobeへ無駄に払っていたかもしれません。
この記事では思考停止でAdobe公式のサブスクに登録し続け、お金を無駄にした話を紹介します。
Adobe CCの料金
まずは料金の確認から。Adobe CCの料金は、以下の通りです。
- 年間プランの月払い 7,780円
- 年間プランの年払い 86,880円(月換算7,240円)
- 月々プラン 12,380 円
月々プランは、1万円オーバーと高額です。ほとんどの人が年間プランを月払い、もしくは一括の年払いで利用していると思います。
いずれにしても年間8万円以上掛かるので、決して安くありません。
Adobe Creative Cloudは必要か
はたしてAdobe CCには、それだけ払う価値があるでしょうか。
Adobeソフトのうち4〜5個を日常的に使うのであれば、やはりお得なプランといえます。
ソフトが使い放題になるだけでなく、100GBのクラウドストレージを使えるなど以下のようなメリットがあります。
- Adobeの20以上のソフトを使用可能
- ソフトを最新版にアップデートできる
- 100GBのクラウドストレージを使用可能
- 20000以上のフォントを使用可能
- Adobe指定の画像・動画・イラストなど使用可能
- ドキュメント共有で共同作業を効率化
- ポートフォリオサイトを簡単に作成
- 世界中のクリエイターが参加するコミュニティに参加可能
Adobe CCのサブスクは料金が高い
しかし、それにしてもネックは月額料金です。
Adobe CCがスタートしたのは、2012年でした。当初の月払いの料金は税込5,000円。
それが徐々に値上げし、今では月払い7,780円。サービス開始から、実に1.5倍の値上げです。
サブスクなので、Adobe CCは固定費となります。ビジネスする上で、固定費は抑えたいところ。
仕事に必要とはいえ、「今後も毎月、Adobeへ払い続けるのか…」そう考えると気が重くなりますね。
プランスタートの2012年から使用開始
ぼくがAdobe CCを使い始めたのは、2012年のプランスタートからでした。
2011年にデザインや写真撮影の事務所として独立したため、Adobeソフトがどうあっても必要だったのです。
最初、使っていたソフトは4つ
独立当時、よく使っていたソフトは以下4つ。
- Illustrator
- Photoshop
- Lightroom
- Dreamweaver
「この4つを使うなら、まあAdobe CCにしたほうが得だな」と登録したわけです。以来、約10年間、Adobeに月額課金し続けてきました。
現在よく使うソフトは3つ
ただ月日が経つと仕事が変化し、使うソフトが変わってきました。現状で日常的に使うAdobeソフトは、以下の3つです。
- Illustrator
- Photoshop
- Lightroom
たまに動画作成でPremiereを使いますが、買い切りのFinal Cut Proを入れているので代替可能。
となると、Adobe CCに入っていながら必要なのは、「Illustrator・Photoshop・Lightroom」の3つだけでした。
Adobeソフトのコストを見直し
Illustrator・Photoshop・Lightroom、それぞれの月払いの合計がAdobe CCを上回っていれば、登録し続ける価値はあります。
ぼくは思考停止で「この3つで、7,000円以上するんだろう」と思い込んでいましたが…。改めて調べると、それぞれ以下の料金と判明しました。
- PhotoshopとLightroomが使えるフォトプラン(20GB) 月払い1,180円
- Illustrator単体プラン 月払い3,280円
単体購入した場合、月払いの合計は4,460円。Adobe CCの月払い7,780円より、安いではないですか…。
なぜ、ちゃんと調べなかったのだろう??
Adobe CCはデジハリなどで安く買える
しかもさらに調べると、フォトプラン(1TB)もIllustratorも、Amazonで割引のパッケージが販売されていました(ちなみにAdobe CCもAmazonにあり)。
Amazonは価格が変動するものの、フォトプランとイラレ合わせて月換算が5,000円弱。Adobe CCの月額7,780円との差額は…、2,500円以上!なんということだ…。
デジハリは公式の約半額
さらに調べるとデジタルハリウッドのAdobeマスター講座を使えば、Adobe CCを年額39,980円(月換算3,331円)で利用できることを知りました。
Adobe公式の年払い86,880円との差額は46,900円。半額以下です。こんなお得な方法もあったのか。
デジタルハリウッドのAdobeマスター講座は、以下の記事に詳しくまとめています。
>> Adobe CCをセールより安く買う方法【社会人OK】
講座が充実しているアドバンスクール
デジハリと同じく、Adobe CCを年額39,980円で使えるのがアドバンスクールです。
こちらは受講できる講座の数が、11と豊富です(デジハリは6講座)。これからAdobe ソフトを使う初心者の人にとって、優しいプランとなっています。
アドバンスクールについては、以下の記事に詳しくまとめています。
>> アドバンスクールのAdobe講座を解説【通信でお得に学習】
トータル30万円近くを無駄に払っていた
これまで10年間、Adobe CCを公式から月払い購入していたので、下手すると30万円近くAdobeへ余分に払っていたかもしれません。
調べなかった自分が悪いとはいえ、何とももったいないことをしました。
知らないのは恐ろしいこと
東大受験を目指す『ドラゴン桜』という漫画で、以下のような印象的なセリフがあります。
「(情報は)知る者と知らざる者に分かれる」
「『知らない』ということは実に恐ろしいことなんだ」
「逆に知るということ、情報や知識は幸せをもたらす強力な武器だということだ」
東京大学では、東大受験の情報の詰まった『東大新聞』が発行されています。
それを読むか読まないかで、受験対策は大きく変わってくる。興奮しながら『東大新聞』を読んでいる受験生に向かって、桜木が話した言葉です。
まさに同じ商品のAdobe CCを定価で買うか、半額以下の金額で買うかは大きな違いです。「知らない」ことの恐ろしさを、身をもって経験しました。
まとめ
いうまでもなく、Adobe CCは素晴らしいプランです。
ソフトが使い放題になるだけでなく、Adobeのフォントが使えたりポートフォリオサイトを簡単に作れたりと、課金するだけの価値は十分にあります。
ただサブスクだけに、固定費となります。
登録前に「もっと安く買える方法はないか」と調べなくてはなりませんね。良い教訓になりました。
公式でAdobe CCを契約しているひとは、AmazonやデジタルハリウッドのAdobeマスター講座を検討してみてください。