使う機会がないのに、容量の多いSIMカードを選択するのは無駄。
例えば在宅勤務なら、通信のほとんどは自宅Wi-Fiで済みます。
外へ出たときウェブやメールチェックくらいしかやらないなら、SIMカードの容量はそれほど必要ありません。思い切って1GBにした方が経済的です。
この記事では、オススメ1GB・SIMカードを紹介します。
【徹底比較】1GB使える格安SIM8選【最安音声が300円以下】
ではここから、オススメの1GBSIMカードを紹介します。以下8つあります(月額料金の安い順に並べています)。
おすすめSIMカードのスペック比較
日本通信SIM | HISモバイル | LinksMate | IIJmio | イオンモバイル | NUROモバイル | BIGLOBE モバイル | mineo | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1GBの月額料金 (音声通話SIM) | 290円 | 550円 | 737円 | 850円 (2GB) | 858円 | 930円 (5分掛け放題付き) | 1,078円 | 1,298円 |
翌月に繰り越し | × | × | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | × | ⚪︎ |
eSIM | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | × | ⚪︎ | × | ⚪︎ |
通話かけ放題 | 1,600円 | 1,480円 | 935円 (1回10分) | 1,400円 | 1,650円 | 1,430円 | 913円 (1回10分) | 1,210円 |
1GB追加 | 220円 | 200円 | 550円 | 220円 | 110円 (10GBまで) | 550円 | 330円 (100MB) | 55円 (100MB) |
回線速度 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
こんな人にオススメ | 価格重視 | 価格重視 | ゲームをたくさんする | コスパ重視 | 1GB単位で プラン変更 | 掛け放題を 使いたい | 動画・音楽の カウントフリーを 使いたい | 無制限で 使いたい |
キャンペーン | 半年間月額料半額 | 月額料割引 | 最大10000pt還元 | カウントフリーが 2か月無料 | 月額料990円に |
日本通信SIM
1つ目は、日本通信SIMです。特徴は以下の通り。
・月額290円と安い
・追加チャージが1GB220円
音声通話SIMカードの容量と月額料金は、以下の通り。
1GB | 10GB | 20GB |
---|---|---|
290円 | 1,390円 | 2,178円 |
1GBの通信料は290円
日本通信SIMは、従量課金制と定額制の2つのプランを用意しています。
従量課金制は基本料の1GB(290円)からスタートし、使った通信量に応じ1GBごとに220円が加算されます。
従量課金制のプランを利用すれば、290円とかなり安く利用できます。
データ量の上限を設定できる
ただ従量課金制だと、使いすぎが気になりますね。
その点、日本通信SIMは、データ量の上限を設定できます。上限を1GBにしておけば、それ以上は請求されません。
上限はいつでも変更が可能。容量オーバー時にも上限を変更すれば即時反映し、回線が使えるようになります。
安いだけでなく、月額料金をコントロールできるのが最大の利点です。
Amazonで購入がお得
月額基本料が290円と安いので、電話番号の維持に契約してもよいですね。
日本通信SIMはAmazonなどのスターターパックを利用すると、初期手数料(3,300円)が掛かりません。スターターパックとの差額分、お得になります。
HISモバイル
2つ目は、HISモバイルです。特徴は以下の通り。
- 月額550円と安い
- 追加チャージが1GB220円
HISモバイルは1GBの月額料金が550円と安く、さらに月のデータ使用量が100MB未満なら月額290円でOKです。
ギガが足りなくなったときの追加チャージも、1GB200円と紹介した中で最安。
ともかくコスパが高いので、価格重視ならHISモバイルをおすすめします。
LinksMate
3つ目は、LinksMateです。特徴は以下の通り。
- 月額737円と価格が比較的安い
- ゲームのカウントフリーを使える
音声通話SIMカードの容量と月額料金は、以下の通り。
容量 | 月額料金 |
---|---|
100MB~1GB | 517円~ |
2GB~4GB | 770円~ |
5GB~9GB | 1,210円~ |
10GB | 1,870円 |
12GB~18GB | 2,090円~ |
20GB~80GB | 2,970円~ |
100GB~1TB | 8,305円~ |
ゲームのカウントフリーオプションあり
LinksMateはプランの数がとても多いです。中でも1GBの月額料は、737円となっています。
特徴はデータ消費が90%以上カットされる、ゲームのカウントフリーのオプションがあることです。
カウントフリーのオプションは、月額550円でプラスできます。
カウントフリーできるサービスは、ゲームだけで200種類以上。他にもSNS(Instagram・Twitter・Facebook)や動画(abema TV・U-NEXT)なども対象です。
他にもカウントフリーした上で対象ゲームと連携すると、連携特典が毎月プレゼントされます。ゲームするなら魅力ある特典が多数ですね。
LinksMateの実施中キャンペーン
LinkMatesは新規契約の場合、半年間の月額料が割引になります。
IIJmio
4つ目は、IIJmioです。メリットは以下の通り。
・2GBの月額料金が安い
・同じプラン同士で、データをシェアできる
音声通話SIMカードの容量と月額料金は、以下の通り。
2GB | 5GB | 10GB | 15GB | 20GB | 30GB | 40GB | 50GB |
---|---|---|---|---|---|---|---|
850円 | 990円 | 1,500円 | 1,800円 | 2,000円 | 2,700円 | 3,300円 | 3,900円 |
月額料金が2GBで850円と安い
IIJmioには、1GBのプランがありません。その代わり、2GBが月額850円(1GBあたり425円)と安価に利用できます。
データのシェアが可能
IIJmioは、同じギガプラン同士でデータシェアが可能です(最大10回線まで)。組み合わせによっては、コスパ良く活用できます。
例えば家族2人で20GBと2GBのギガプランをデータシェアすれば、コスト2,850円で22GBを使えます。一人当たり、11GBで月額1,425円です。
11GBより容量の低い10GBが月額1,500円なので、分け合った方がお得。こんな風にデータシェアを活用したい場合も、IIJmioがおすすめです。
IIJmioの実施中キャンペーン
IIJmioでは、主に以下のキャンペーンを開催しています。
- 増量or月額料金割引
1. 増量or月額料金割引
IIJmioは音声SIMカードの増量もしくは月額料金の割引を、最大6ヶ月間、行っています。詳しくは以下の通りです(2024年10月31日まで)。
2GB | 5GB→10GB | 10GB→15GB | 15GB→20GB | 20GB→10GB | 30GB | 40GB | 50GB |
---|---|---|---|---|---|---|---|
850円 | 990円 | 1,500円 | 1,800円 | 2,000円 | 2,700円 → 2,300円 | 3,300円 → 2,900円 | 3,900円 → 3,500円 |
イオンモバイル
5つ目は、イオンモバイルです。メリットは以下の通り。
・20GBの月額料金が最安レベル
・翌月の容量を何度でも変更できる
音声通話SIMカードの容量と月額料金は、以下の通り。
容量 | 月額料金 |
---|---|
0.5GB | 803円 |
1GB | 858円 |
2GB | 968円 |
3GB | 1,078円 |
4GB | 1,188円 |
5GB | 1,298円 |
6GB | 1,408円 |
7GB | 1,518円 |
8GB | 1,628円 |
9GB | 1,738円 |
10GB | 1,848円 |
20GB | 1,958円 |
容量変更が何度でもOK
容量1GBは、月によっては足りなくなるかもしれません。翌月の容量を何度でも変更できます。
「来月はもうちょっと使いそうだから、多めのプランに変えたい」と思えば、すぐに切り替えられます。
1GBごとに料金が変わる
イオンモバイルの容量10GB以下は、1GB単位で110円ずつと細かく料金が変わります。
最適な容量を月ごとに細かくコントロールできるのが、イオンモバイルの大きなメリット。毎月の通信料を調整したい人に向いているSIMカードです。
イオンの実店舗がサポート
イオンモバイルはオンラインだけでなく、全国のイオン200店舗以上でプランの申し込みや変更を受け付けています。
何かトラブルがあったとき、相談できる実店舗の窓口があるのは心強いです。
イオンモバイルの実施中キャンペーン
イオンモバイルは、主に以下3つのキャンペーンを開催しています。
- 他社から乗り換えで、WAONポイント3000pt進呈
- 指定端末の同時購入で、さらにWAONポイント5000pt進呈
- 乗り換え&月額料金をイオンカードに指定することで、WAONポイント2000pt進呈
いずれも初めての契約で、1回限り有効です。
「乗り換え & 指定端末購入 & イオンカードで月額料金支払い」とコンプリートで、WAONポイント10,000pt進呈の計算となります。
NUROモバイル
6つ目はNUROモバイルです。NUROモバイルのメリットは以下の通り。
・5分間の掛け放題付き
NUROモバイルの1GBは、掛け放題の種類で3種類の料金があります。
掛け放題 | 5分 | 10分 | 無制限 |
---|---|---|---|
1GB月額料金 | 930円 | 1,320円 | 1,870円 |
通話掛け放題がついてくる
NUROモバイルは1GBの音声SIMカードに、自動的に通話掛け放題がついてきます。
最も安いプランは、5分掛け放題付きで930円。コスパ的には、紹介した中で最も高いです。
通話用として1GBSIMカードを利用する人は、NUROモバイルを候補に入れてみてください。
BIGLOBE モバイル
7つ目は、BIGLOBE モバイルです。BIGLOBE モバイルのメリットは以下の通りです。
・エンタメフリーオプションあり
BIGLOBE モバイルの音声通話SIMの月額料金は、以下の通り。
1GB | 3GB | 6GB | |
---|---|---|---|
音声SIMの月額料 | 1,078円 | 1,320円 | 1,870円 |
動画・音楽聴き放題のエンタメフリー・オプション
BIGLOBE モバイルには、エンタメフリー・オプションがあります。これを活用すれば1GBでも、音楽や動画を容量を気にせず楽しめます。
エンタメフリー・オプションとは音声通話SIMに308円追加(データSIMは1,078円追加)することで、動画や音楽アプリが使い放題になるプランです。
使い放題になるアプリは、以下の通り。
【動画配信(動画視聴のみ)】
YouTube、ABEMA、U-NEXT、YouTube Kids
【音楽・ラジオ配信(音楽再生/ラジオ聴取のみ)】
YouTube Music、Apple Music、Spotify、AWA、Amazon Music、LINE MUSIC、radiko、らじる★らじる、dヒッツ、楽天ミュージック、TOWER RECORDS MUSIC
【電子書籍配信(閲覧・ダウンロードのみ)】
dマガジン、dブック、楽天マガジン、楽天Kobo
【その他のアプリ】
Facebook Messenger、au PAY マーケット
BIGLOBE モバイルの実施中キャンペーン
BIGLOBE モバイルは、エンタメフリーのキャンペーンを実施中です。
音声通話SIMとエンタメフリーをセット契約すると、エンタメフリーの料金(308円)が最大2か月無料となります(初回申し込みのみ)。
mineo
最後は、mineoです。メリットは以下の通り。
・パケット放題 Plusを使える
・速度制限で使い放題
・かけ放題が初月無料
音声通話SIMカードの容量と月額料金は、以下の通り。
1GB | 5GB | 10GB | 20GB |
---|---|---|---|
1,298円 | 1,518円 | 1,958円 | 2,178円 |
パケット放題Plusがお得
mineoには、パケット放題 Plusを使えるオプションがあります。
パケット放題Plusとは、容量無制限で使えるmineo独自のオプションです。
使い方は簡単で、mineoのアプリでパケット放題Plusをオンにするだけ。するとモバイル回線が使い放題になります。
このパケット放題Plusは10GB未満の場合、月額385円で利用可能。10GB以上の容量では、追加料金なしで使えます。
回線速度は1.5Mbpsに制限
かなりお得なパケット放題Plusですが、条件があります。回線速度が1.5Mbpsに制限されるのです。
ただmineoの調査によると、1.5Mbpsでもほとんどのアプリやネットを支障なく使えるとのこと。
速度制限がネックなものの、無制限のオプションはいざというとき心強いです。
速度制限で使い放題プランも
mineoは「月に5GBまで」など容量に制限を設けたプランがあるほか、「速度制限がある代わり容量は無制限」と速度に制限を設けたプランも用意しています。
プラン名は「マイそく」です。マイそくの内容と月額料は、以下の通り。
音声通話+データ通信 | データ通信のみ | |
---|---|---|
プレミアム(最大3Mbps) | 2,200円 | 2,200円 |
スタンダード (最大1.5Mbps) | 990円 | 990円 |
ライト(最大300kbps) | 660円 | 660円 |
スーパーライト (最大32kbps) | 250円 | – |
先ほど紹介したパケット放題 Plusのように、「速度は1.5Mbpsで十分」なら、容量無制限が月額990円と破格です。
ただしマイそくの注意点として、月曜~金曜のお昼12時台は最大32kbpsに制限されます。早朝や夕方のラッシュ時は、変わりなく使用可能です。
いずれにせよ容量を気にせず使いたい場合、mineoは良い選択になります。
mineoの実施中キャンペーン
mineoは、主に以下のキャンペーンを実施中です。
- 1GB〜20GBまでどれでも月額990円(最大6か月)
- 通話かけ放題が初月無料
1. 1GB〜20GBまでどれでも月額990円(最大6か月)
2024年6月3日の申込みまで、1GB・5GB・10GB・20GBの各容量の音声通話SIMが、どれでも月額990円で使用できます(最大6か月)。
2. 通話かけ放題が初月無料
mineoの通話かけ放題のサービスは、以下2つ。
- 10分間かけ放題(月額550円)
- 無制限かけ放題(月額1,210円)
いずれも初月無料のキャンペーンを行っています。申込期間は、24年9月30日までです。
1GB音声SIMを選ぶ際のポイント
この記事では8社を紹介しましたが、それだけあると選ぶのが難しいですね。SIMカードは、「何を重視するか」を決めると絞りやすいです。
ポイントとなるのは、以下3つ。
1. 月額料金
ポイントのひとつ目が、月額料金です。
通信費は、毎月の固定費となります。例えば同じ1GBでも月額料が500円安ければ、年間の出費が6,000円少なくなります。
月額料金を重視するなら、以下3社がおすすめ。
いずれも月額料が1,000円以下と安く、日本通信SIMにいたっては月額290円です。
また通話用として契約するなら、5分掛け放題付きで930円のNUROモバイルがコスパ高いです。
2. 通信速度
通信速度も大切な要素です。モバイル通信は、基本的には速ければ速いほど快適に使えます。
紹介した中で、通信速度の速さに定評のあるのは、IIJmioになります。
また逆に「最低限の速度でOK」であれば、mineoのように低速で安価なプランを選択するのも手です。
3. キャンペーン
格安SIMの会社は、キャンペーンを設けることで他社と差別化しています。
紹介した中ではmineoが、1年間の月額料の割引をしていて狙い目。1年間は1GBが月額770円で利用できます。
この記事ではキャンペーン情報も掲載しているので、比較してみてください。
データ量の目安
そもそも、スマホで使用するデータ量はどのくらいでしょうか。1GBあたりに消費するデータ量は、以下のような感じです。
メディアの種類 | 使用できる量 |
---|---|
YouTube(HD画質) | 約1時間 |
YouTube(SD画質) | 約2時間 |
Spotify(無料の高音質) | 約14時間 |
Spotify(無料の標準音質) | 約21時間 |
メール | 約2,000通 |
ウェブ | 約3,500ページ |
YouTubeなど動画はギガを多く消費しますが、ウェブサイトでの調べ物やメール・メッセだけなら1GBで十分に乗り切れます。
家にいて自宅Wi-Fiを使うことが多いなら、1GBのSIMカードは合理的な選択といえます。
各容量のデータ量の目安は、以下の記事に詳しくまとめています。参考にしてみてください。
>> SIMカードデータ容量の目安【あなたに向いているギガ数は?】
各容量のオススメ格安SIMカード
他にも「3GB・10GB・15GB・20GB・30GB」と、各容量のオススメ格安SIMカードを紹介しています。以下の記事を参考にしてみてください。
まとめ
以上、在宅ワーカーにオススメの1GB・SIMカードの紹介でした。
家に多くいるなら、SIMカードの容量は少なくてOK。足りなくなれば、1GB単位のチャージで問題なしです。
毎月かかる通信料は、少しでも節約したいですね。1GBのSIMカードを活用して、固定費を抑えていきましょう。