スマホに欠かせないSIMカード。なかでも容量3GBは、節約したりカウントフリーを利用すれば、十分に1か月をもたせられます。
「毎日、スマホを使うけど、それほど通信費を掛けたくない」、そんな人にぴったり。3GBは売れ筋のため、多くのSIMカード会社が用意しています。
そこでこの記事では、通勤・通学にオススメの3GBの格安SIMカードを紹介します。
データ消費量の目安
そもそも動画を見たり音楽を聴いたりすると、どのくらいデータを消費するのでしょうか。以下の表は、3GBで利用できるコンテンツの量です。
YouTube(HD画質) | 約3時間 |
YouTube(SD画質) | 約6時間 |
Spotify(無料の高音質) | 約42時間 |
Spotify(無料の標準音質) | 約63時間 |
メール | 約6,000通 |
ウェブ | 約10,500ページ |
モバイル回線でYouTubeなど動画を見ると、さすがにひと月もたせるのは厳しいです。
SD画質でも3GBで6時間しか見られないため、下手したら2〜3日で使い切ります。
ただし動画を控えれば、話は別。音楽・メール・ウェブと、「3GBで十分」と言っていいほど楽しめますね。
各容量のデータ量の目安は、以下の記事に詳しくまとめています。合わせて、参考にしてみてください。
>> SIMカードデータ容量の目安【1GBでYouTube何時間見れる?】
3GBのオススメ格安SIMカード5選
ではここから、オススメの3GB・SIMカードを紹介します。以下、5つあります。
LINEMO | HISモバイル | 日本通信SIM | |||
---|---|---|---|---|---|
3GBの月額料金 (音声通話SIM) | 990円 | 990円 OCN光モバイル割770円 | 770円 | 730円 | 1,078円 |
1GB追加 | 550円 | 550円 (OCNアプリ経由) | 200円 | 220円 | なし |
eSIM | 対応 | 不対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
カウントフリー | 対応 | 対応 | 不対応 | 不対応 | 不対応 |
LINEMO
1つ目は、LINEMOです。メリットは以下の通り。
- LINEが使い放題
- ソフトバンクの高速回線
- キャッシュバックキャンペーン中
- 5分以内、通話無料キャンペーン中
LINEMOは、ソフトバンクが2021年3月に投入した新ブランドです。
申し込みはオンラインのみで、ソフトバンク店舗では受け付けていません。店舗でのやり取りをなくすなど経費節減し、コスパ良い価格で提供しています。
プランは3GBと20GBの2つのみで、3GBは月額990円、20GBは2,728円。eSIMにも対応しています。
プラン名 | ミニプラン | スマホプラン |
---|---|---|
容量 | 3GB | 20GB |
価格 | 990円 | 2,728円 |
LINEが使い放題
LINEMOの一番の特徴は、LINEがカウントフリーになることです。つまりLINEの消費データは、SIMカードの容量にカウントされません。
月の途中で容量を使い果たしても、LINEの音声通話やビデオ通話などは通常の速度のまま使えます。
使い放題になるLINEの機能
LINEMOでフリーになるLINEの機能は、以下の通り。
- 音声通話
- ビデオ通話
- トークの利用(スタンプ・画像や動画、ファイルなどの送受信)
- アルバムとノートの表示・編集
- LINE Payの利用 …など
普段よく使う、ほぼすべての機能がアカウントフリーで使えます。
LINEでコミュニケーションを取る人は、データ量を気にしなくて良いので助かります。
ソフトバンクの速い回線を使える
LINEMOの大きな利点は、ソフトバンクの速い回線を使えることです。
格安SIMはランチタイムや通勤通学のラッシュ時など、混み合って回線速度が低下することがあります。
それに引き換えLINEMOは、ソフトバンクの速い回線を使えます。
いくら料金が安くても、速度が遅ければストレスがたまりますね。回線速度の点でも、LINEMOは安心して使えます。
6か月無料キャンペーン実施中
LINEMOは3GB(ミニプラン)契約の人へ、キャッシュバック・キャンペーンをしています。
対象は以下の通り。
- 新しい番号で契約
- 他社からの乗り換え(※ソフトバンク・ワイモバイル・LINEモバイルからの乗り換えは対象外)
キャッシュバックの内容は、6か月間、毎月990円分のPayPayポイントを進呈するというもの。
990円×6か月で、トータル5,940円分のポイントをもらえる計算です。
契約してから6か月間は、回線を無料で使えるのと同じになります。
月5分以内の通話無料も1年間使える
もう1つのキャンペーンとして、LINEMOは「月5分以内の通話無料の通話準定額」が、1年間無料で提供されます。
LINEMOの通話無料プランは、以下2つ。
- 5分/回以内の国内通話が無料(通話準定額)…月額550円
- 国内通話が無料(通話定額)…月額1,650円
このうち5分以内の通話が無料になる「通話準定額」が、1年間フリーで使えるのです。
携帯電話での通話は、ヘアサロンの予約など5分以内の短い時間で終わることが多いです。それが1年間、無料で使えるのはチリツモで大きいですね。
キャンペーンの詳しい詳細や条件など、LINEMOの公式サイトから確認してみてください。
OCN モバイル ONE
2つ目は、OCN モバイル ONEです。メリットは以下の通り。
- 格安SIMの中で速度が速い
- MUSICカウントフリーを使える
- キャッシュバックキャンペーン中
容量3GBの月額料は、LINEMOと同じ990円です。OCNの光回線を使っていれば、OCN光モバイル割の適用で月額770円で利用できます。
ちなみにOCN光モバイル割は、自動的に割引にはなりません。別途、申し込む必要があります。
OCN光回線を使っている場合は、OCN モバイル ONEを契約後に忘れず申請しましょう。
格安SIMの中でも速度が速い
OCN モバイル ONEの特徴は、格安SIMの中で回線速度に定評のある点です。
通信の満足度調査で、以下の賞を受賞しています。
- ドコモ回線通信品質4期連続・総合1位評価獲得(MM総研 2022年9月 MVNOネットワーク品質調査)
- 格安SIM満足度調査 通信品質部門第1位(MMD研究所「2022年9月MVNOのシェア・満足度調査」)
MUSICカウントフリー
OCN モバイル ONEのもう1つの特徴は、ミュージックカウントフリーのある点。
以下のミュージックアプリを使用した場合、SIMの容量にカウントされません。
Amazon Music Prime、Amazon Music Unlimited、AWA、dヒッツ、LINE MUSIC、Spotify、TOWER RECORDS MUSIC powered by レコチョク、ひかりTVミュージック、ABEMA(ABEMAは2023年3月30日までの期間限定)
動画ほどでないにせよ、音楽アプリはデータ量を削られます。
3GBの場合、容量を気にしながら節約して聴くことになりますが、OCN モバイル ONEは、ギガを気にせず音楽を楽しめます。
契約したら忘れず申し込みを
注意点としてMUSICカウントフリーは、OCN モバイル ONEに加入して、自動的に与えられるわけではありません。
加入後に、MUSICカウントフリー専用ページで別途申し込む必要があります。
こちらもOCN モバイル ONEを契約したら、忘れず申し込みましょう。
キャッシュバックキャンペーンあり
OCN モバイル ONEでは、乗り換えで音声対応SIMを契約した人に、キャッシュバック・キャンペーンを行なっています。金額は以下の通りです。
初回請求の月額基本料対象 | キャッシュバック額 |
---|---|
500MB/月(新コース) | 4,285円 |
1GB/月(新コース) | 4,505円 |
3GB/月(新コース) | 4,725円 |
6GB/月(新コース) | 5,055円 |
10GB/月(新コース) | 5,495円 |
期間は、2023年3月31日まで。3GBの月額料が990円なので、約4か月分が無料になる計算ですね。
キャッシュバックキャンペーンには、条件があります。詳しくはOCN モバイル ONEの公式サイトから確認してみてください。
HISモバイル
3つ目は、HISモバイルです。メリットは以下の通り。
- 月額料金が安い
- 1GB追加料金が安い
HISモバイルの特徴は、単純に料金の安さです。
3GBが月額770円な上、1GBの容量追加が200円。LINEMOとOCN モバイル ONEの1GB追加が550円なので、半額以下です。
容量3GBだと月によっては足りなくなることもあると思います。そんなときも1GB200円で追加できるのは嬉しい限り。
日本通信SIM
4つ目は、日本通信SIMです。メリットは以下の通り。
- 基本料が1GBで290円と安い
- 追加1GBごとに220円と安い
- 従量課金制なので料金をコントロールできる
日本通信SIMは、従量課金制です。基本料の1GB(290円)からスタートし、使った通信量に応じて1GBごとに220円が加算されます。
極端な話、月のデータ量を1GBに収められれば、月額290円で運用が可能です。
3GBの通信料が730円
3GBを使った際の通信料は、以下になります。
基本料1GB 290円 + 追加1GB 220円 + 追加1GB 220円 = トータル3GB 730円
3GBを月額730円と、かなり安い料金で使えます。
データ量の上限を設定できる
ただ従量課金制だと、使いすぎが気になりますね。
その点、日本通信SIMは、データ量の上限を設定できます。上限を3GBにしておけば、それ以上は請求されません。
上限はいつでも変更が可能で、即時反映され回線が使えるようになります。
安いだけでなく、月のデータ料をコントロールできるのが最大の利点と言えます。
Amazonで購入がお得
日本通信SIMは公式サイトから申し込んだ場合、事務手数料の3,300円が掛かります。
Amazonのスターターパックを買うと、事務手数料(3,300円)との差額分がお得になります。
楽天モバイル
最後は楽天モバイルです。メリットは以下の通り。
- 初めては8,000円分のキャッシュバック
- 楽天市場での買い物が最大+3倍
楽天モバイルもデータ量に応じて料金の変わる、従量課金制を取っています。
スタートは3GBまでの1,078円。その後、20GBまでの2,178円、無制限の3,278円と3段階で増えていきます。
〜3GB | 〜20GB | 20GB〜 | |
---|---|---|---|
月額料金 | 1,078円 | 2,178円 | 3,278円 |
日本通信SIMのようなデータの上限設定はできないので、3GBで収めたい場合はデータ量をチェックしながら使ったほうが良いです。
8,000ポイントをキャッシュバック
楽天モバイルは、新しく申し込みした人へ8,000円分の楽天ポイントを進呈しています。
条件も以下のように、特に厳しいものではありません。
- 初めて楽天モバイルを登録
- 1回線目のみ適応
- 申し込み翌月末日までに、開通手続きをしてプランの利用をスタート
- 申し込み翌月末日までに、RakutenLinkアプリを利用し10秒以上の通話
楽天ポイントは楽天Payアプリを利用し、ショップで現金と同じように使えます。8,000円分をキャッシュバックされるのは嬉しいですね。
楽天市場での買い物が最大3倍プラス
楽天モバイルは、登録するだけで楽天市場での買い物がお得になります。
楽天のダイヤモンド会員は「+3倍」、ダイヤモンド会員以外は「+2倍」のポイントが付与されるのです。
買い物の多くを楽天市場から購入しているなら、楽天モバイルは良い選択になります。
各容量のオススメ格安SIMカード
他にも「1GB・10GB・20GB」など、各容量ののオススメ格安SIMカードを紹介しています。以下の記事を参考にしてみてください。
1GB >> 1GBのオススメ格安SIMカード3選【在宅勤務で通信費を節約】
10GB >> 10GBのオススメ格安SIMカード3選【動画も音楽も楽しむ】
20GB >> 20GBのオススメ格安SIMカード5選【大容量でテザリング】
>> Spotifyなど音楽アプリを無制限に使える格安SIMカード3選
まとめ
以上、通勤通学にオススメの3GB・SIMカードの紹介でした。紹介したのは、以下5つです。
3GBと聞くと「足りるかな…」と心配になりますが、アカウントフリーを活用したり、安価な追加1GBを利用したりと、やりくりが十分に可能です。
キャンペーンを活用すれば、さらにお得になりますね。3GBのSIMカードを探している人は、参考にしてみてください。