音楽の聴き方がストリーミング主流になるにつれ、スピーカーもそれに対応したものが増えてきました。
なかでもSonosはスマホ専用アプリが使いやすく、音質がクリア。スピーカーを増設できるので、システムを構築する楽しみがあります。
ラインナップも徐々に増えており、室内で使用する据え置きタイプから外へ持ち運べる携帯タイプまで選択可能です。
そこでこの記事では、Sonosのスピーカーをまとめて解説します。Sonosに興味を持った人は、参考にしてみてください。
【ワイヤレススピーカーSonos】全ラインナップの9つを解説
Sonosのスピーカーは、大きく以下3つの種類に分けられます。
それぞれの種類ごとに、スピーカーを紹介していきます。
据え置きタイプ
据え置きタイプは室内に設置し、基本的には移動させずに使うスピーカーです。稼働には電源アダプタからの給電を必要とします。
同じWi-Fiにつながっている、スマホ・タブレット・パソコンのアプリから音楽ストリーミングの操作が可能です。
据え置きタイプは、以下3機種が該当します。
- Sonos One
- Sonos One SL
- Sonos Five
Sonos One | Sonos One SL | Sonos Five | |
---|---|---|---|
価格 | 31,800円 | 29,800円 | 79,800円 |
サイズ | 高さ:162 mm 幅:120 mm 奥行き:120 mm | 高さ:162 mm 幅:120 mm 奥行き:120 mm | 高さ:203 mm 幅:364 mm 奥行き:154 mm |
重量 | 1.85 kg | 1.85 kg | 6.36 kg |
接続 | Wi-Fi | Wi-Fi | Wi-Fi |
バッテリー駆動 | 不対応 | 不対応 | 不対応 |
Apple AirPlay 2 | 対応 | 対応 | 対応 |
音声 | Alexa対応 | 不対応 | 不対応 |
ツイーター | 1 | 1 | 3 |
ミッドウーファー | 1 | 1 | 3 |
防塵・防水 | 不対応 | 不対応 | 不対応 |
色 | ブラック ホワイト | ブラック ホワイト | ブラック ホワイト |
携帯タイプ
携帯タイプは室内だけでなく、屋外へ持ち出しても使用できます。電源アダプタからの給電で使えるほか、屋外では内臓バッテリーでの稼働が可能です。
屋外での使用を想定しているため、接続はWi-FiだけでなくBluetoothもOK。防塵・防水に対応しているのも特徴です。
据え置きに比べ機能性が高いため、価格は高めです。
携帯タイプは、以下3機種が該当します。
- Sonos Roam
- Sonos Roam SL
- Sonos Move
Sonos Roam | Sonos Roam SL | Sonos Move | |
---|---|---|---|
価格 | 25,800円 | 21,800円 | 59,800円 |
サイズ | 高さ:168 mm 幅:62 mm 奥行き:60 mm | 高さ:168 mm 幅:62 mm 奥行き:60 mm | 高さ:240 mm 幅:160 mm 奥行き:126 mm |
重量 | 0.43 kg | 0.43 kg | 3 kg |
接続 | Wi-Fi、Bluetooth 5.0 | Wi-Fi、Bluetooth 5.0 | Wi-Fi、Bluetooth 4.1 |
バッテリー駆動 | 最長10時間連続再生 | 最長10時間連続再生 | 最長11時間連続再生 |
Apple AirPlay 2 | 対応 | 対応 | 対応 |
音声 | WiFi環境でAlexa対応 | 不対応 | WiFi環境でAlexa対応 |
ツイーター | 1 | 1 | 1 |
ミッドウーファー | 1 | 1 | 1 |
防塵・防水 | IP67 | IP67 | IP56 |
色 | シャドーブラック ルナーホワイト サンセットオレンジ オーシャンブルー オリーブグリーン | シャドーブラック ルナーホワイト | シャドーブラック ルナーホワイト |
サウンドバー
サウンドバーは、テレビ用スピーカーとして使用します。
薄型テレビは見た目がスタイリッシュな反面、スピーカーは貧弱な傾向があります。それを補うのが、サウンドバーです。
サウンドバーを使うことで、映像内の音楽や効果音、会話の臨場感がアップし、映画やドラマを見たときの満足感がアップします。
サウンドバーは、以下3機種が該当します。
- Sonos Ray
- Sonos Beam
- Sonos Arc
Sonos Ray | Sonos Beam | Sonos Arc | |
---|---|---|---|
価格 | 39,800円 | 64,800円 | 134,800円 |
サイズ | 高さ:71 mm 幅:559 mm 奥行き:95 mm | 高さ:69 mm 幅:651 mm 奥行き:100 mm | 高さ:87 mm 幅:1142 mm 奥行き:116 mm |
重量 | 1.95 kg | 2.8 kg | 6.25 kg |
接続 | Wi-Fi、光ケーブル | Wi-Fi、HDMI eARC | Wi-Fi、HDMI eARC |
バッテリー駆動 | 不対応 | 不対応 | 不対応 |
Apple AirPlay 2 | 対応 | 対応 | 対応 |
音声 | 不対応 | Alexa対応 | Alexa対応 |
ツイーター | 2 | 1 | 3 |
ミッドウーファー | 2 | 4 | 8 |
スピーチエンハンスメント機能 | 対応 | 対応 | 対応 |
ナイトサウンド | 対応 | 対応 | 対応 |
色 | ブラック ホワイト | ブラック ホワイト | ブラック ホワイト |
据え置きタイプのラインナップを解説
ではここから、製品を詳しく解説します。まずは据え置きタイプの3機種から。
- Sonos One
- Sonos One SL
- Sonos Five
Sonos One

- 手頃なエントリーモデル
- 2台のペアでステレオ再生可能
- Alexa対応
Sonos Oneは、エントリーモデルの位置づけ。
ひとつずつのツイーターとミッドウーファーのシンプルな設計ながら、クリアで実直なサウンドを鳴らします。
1台のみではモノラルスピーカーなものの、もう1台のSonos OneもしくはSonos One SLを増設してペアにすればステレオサウンドにランクアップ。
さらにサウンドバーを使用している状態で後方に設置すれば、サラウンドシステムを担うリアスピーカーになります。
Alexaが内蔵されており、音声で再生・停止・スキップなど指示が可能です。
Sonos One SL

- Alexa非搭載以外はSonos Oneと同じ
- Sonos Oneより安価
Sonos One SLは、Sonos OneからAlexaを省いたモデルです。そのためメーカー価格は、Sonos Oneよりも2,000円安く設定されています。
Alexa非搭載以外は寸法も重量も音質も、Sonos Oneと変わりません。Sonos One SL(もしくはSonos One)を2台組み合わせ、ステレオペアにできます。
Sonos One SLは、実際に購入してレビュー記事を書いています。以下の記事を参考にしてみてください。
>> Sonos One SLレビュー【未来を感じる良音質スピーカー】
>> Sonos One SL×2台でステレオ化【圧倒的な音の広がり】
Sonos Five

- 据え置きタイプの最上位モデル
- 1台でもステレオ再生可能
- 2台でステレオペアに
- 外部入力を直接接続できる
据え置きタイプの最上位に位置するのが、Sonos Fiveです。
3個ずつのツイーターとミッドウーファーを備え、部屋中に豊かで響きあるサウンドを奏でます。
Sonos One・One SLと同様、Five2台をペアにするとステレオ再生できます。1台だけでも横置きすれば、ステレオスピーカーとして使えます。
背面に35mmジャックがあり、レコードプレーヤーやCDプレーヤーを直接接続できます。Sonosのスピーカーの中で、外部入力を直接接続できるのはFiveのみです。
Sonos Fiveも実際に購入してレビューしています。以下から参考にしてみてください。
>> Sonos Five レビュー【最上位機種をペアリングでステレオに】
以下の記事ではSonos Fiveのステレオペアと、Sonos One SLのステレオペアを聴き比べしています。
>> Sonos Five×2台とOne SL×2台の音質比較【価格差10万円】
携帯タイプのラインナップを解説
続いて、携帯タイプを解説します。
- Sonos Roam
- Sonos Roam SL
- Sonos Move
Sonos Roam

- 0.43gと軽量
- Wi-FiとBluetooth接続が可能
- 5色のカラーリング
- Alexa搭載
Sonos Roamは、重量0.43gと持ち運びに特化したモデルです。
Wi-Fi環境ではWi-Fi接続が可能、屋外ではBluetooth接続できます。IP67と水中に落としても耐えうる、高い防塵・防水性能を持っています。
Sonos Roam2台もしくは、Sonos Roam SLとペアにし、ステレオ再生できます。
黒と白のみのシンプルなカラーリングが基本のSonosですが、Sonos Roamは以下5色に展開しているのも特徴です。
- シャドーブラック
- ルナーホワイト
- サンセットオレンジ
- オーシャンブルー
- オリーブグリーン
Alexaに対応しており、音声で再生・停止・スキップなどの操作が可能。ドライブのお供に良さそうです。
Sonos Roam SL

- Sonos RoamのAlexa非搭載モデル
- Sonos Roamより安価
- カラーリングは2色
Sonos Roam SLは、Sonos RoamのAlexa非搭載モデル。Sonos Roamよりも安い価格設定です。
Sonos Roam SL2台もしくはSonos Roamと組み合わせ、ステレオ再生できます。
Alexaが付いていないことを別にすれば、寸法・重量・機能性などSonos Roamと同じ。ただしカラーリングは、シャドーブラック・ルナーホワイトの2色のみです。
Sonos Move

- Wi-FiとBluetooth接続可能
- IP56、衝撃吸収設計
- ワイヤレス充電ポートで充電可能
- Alexa搭載
部屋から部屋へ、屋内から屋外へと、移動を想定して作られたのがSonos Moveです。移動可能かつ、しっかりしたサウンドを聴きたい人にオススメ。
重量3kgとそれなりに重さはあるものの、後部のくぼみが持ち手になっており片手で移動できます。充電は付属のワイヤレス充電ポートに置くだけと簡単です。
屋内のWi-Fi環境があるところならWi-Fi接続で、屋外ならボタン1つでBluetooth接続できます。
防塵・防水はIP56、落下にも耐えられる衝撃吸収設計となっています。
サウンドバーのラインナップを解説
最後にサウンドバーの3機種を解説します。
- Sonos Ray
- Sonos Beam
- Sonos Arc
Sonos Ray

- サウンドバーの中で最も小型
- 光ケーブルで接続可能
Sonos RayはSonosサウンドバーのなかで、最も小さいモデルです。価格もいちばん安く設定されています。
サウンドの質は3機種の中で最も低いものの、接続は光ケーブルで直接テレビと繋げられます。
Sonos OneもしくはSonos One SLと組み合わせて、サラウンドシステムの構築が可能。
小型なのでパソコンのディスプレイに繋げてもよいですね。ゲームを臨場感あふれるサウンドで楽しめます。
Sonos Beam

- 空間オーディオに対応
- Alexa搭載
Sonos Rayの上位モデルが、Sonos Beamです。違いはミッドウーファーの数が2倍と、より重低音が強化されていること。
空間オーディオに対応しており、3D効果のより臨場感ある音響を体験できます。テレビの音声だけでなく、ストリーミングサービスを使って音楽を聞いても満足感が高いです。
Alexaを搭載しており、タイマー設定やニュースのチェックが音声操作で可能です。
Sonos Arc

- サウンドバーの最上位モデル
- 最もリッチなサウンド
- 空間オーディオに対応
- Alexa搭載
Sonosサウンドバーの最上位モデルが、Sonos Arcです。
横幅1142 mmのスタイリッシュな形状に、3つのツイーターと8つのミッドウーファーを搭載。
きめ細かな高音と迫力ある低音を再現し、空間オーディオで立体的な音響体験を得られます。
Sonos OneもしくはSonos One SLをリアスピーカーとして設置すれば、完璧なサラウンドシステムを構築できますね。
まとめ
以上、Sonosスピーカーのラインナップの紹介でした。
Sonosはスピーカーの他にも、低音を補強するサブウーファーのSonos Sub・Sonos Sub Miniや、有線スピーカーを接続するSonos Ampなど周辺機器も販売しています。
Sonosの特徴のひとつは、スピーカーや周辺機器を増設して、よりリッチなサウンドを構築できることです。
Sonosのラインナップから、自分の部屋に合ったシステムを考えてみてください。