HHKBのデメリットを5つ解説【高額かつ特殊なキーボード】

最終更新日 2022-04-14

HHKBを購入して約1カ月が経ちました。
選択したのは、Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-S(日本語配列・墨)です。

購入したときのレビューは、以下に書きました。
>> プロご用達のHHKB Professional HYBRID Type-Sをレビュー

HHKBは、初めて購入したのではありません。
それ以前にも、旧モデルを3年間くらい使っていました。
今回改めて使ってみて、「やはりこのキーボードは、万人向けではないな」と思いました。

そこでこの記事では、あえてHHKBのデメリットを書いてみます。
購入を検討している人の、参考になれば幸いです。

HHKBのデメリットを5つ解説【高額かつ特殊なキーボード】

紹介するデメリットは、全部で5つです。
順に解説します。

  1. キーポジションが高い
  2. キーの印字が見づらい
  3. 組み合わせで使うキーが多い
  4. 少し触れただけで押下される
  5. 価格が高すぎる

1. キーポジションが高い

筆者は奥のスタンドを一番高くして、手前に向けて傾斜をつけている
筆者は奥のスタンドを一番高くして、手前に向けて傾斜をつけている

このキーボードは、ポジションの位置が高いです。
そのためキートップに指を置く際に、手首から先を少し上へ向ける必要があります。
想像してもらえればわかると思いますが、指を少し上へ向けた状態でキーを打ち続けると疲労感が出ます。

自分はこれを解消するために3段階に変えられる高さを一番高くし、奥から手前へと下りの傾斜をつけています。
その結果、それほど気にならないで文字を打てています。

パームレストを使うと解消される

ただ人によっては、そのままでは打ちづらいと感じる人はいるでしょう。
その場合はキーの高さと手首の位置を合わせるために、パームレストを購入する選択肢があります。

自分も以前使っていたときには、パームレストを使用していました。
そのときの記事は、以下に書いてあります。
>> 【PFU・HHKB用のパームレストを購入】使ってみた感想は?

しかしデスクをスッキリさせたいなら、道具はなるべく足したくないところ。
打ちやすくするため新たに費用のかかるのも、ちょっとどうかなと思います。
いずれにせよこのキートップの高さは、明確な欠点といえます。

2. キーの印字が見づらい

墨モデルは黒のキーに黒の印字
墨モデルは黒のキーに黒の印字

HHKBのカラーには、標準ラインナップとして墨と白の2種類があります。
このうち墨モデルは、黒のキーに黒の印字。
そのため、文字の識別が非常にしづらいです。

アルファベットはブラインドで打てるにしても、数字キーはポジションから手が離れるため目視してしまいます。
すると部屋の明るさの度合いによって、非常に文字が見づらい。
これが地味にストレスです。

墨モデルを選んだら完璧にブラインドタッチするしかない

自分はこれを分かった上で、墨モデルを購入しました。
なぜなら単純に墨の方が白より好みなのと、白は経年劣化で黄ばんでくると聞いたからです。

ただその結果として、キーが見づらいのはやはり機能的に厳しい。
これを克服するには、すべてのキーをブラインドタッチするしかないですね。
墨モデルを選ぶなら、このことも認識しておいた方が良いです。

3. 組み合わせで使うキーが多い

キー側面には割り当ての機能が印字されている
キー側面には割り当ての機能が印字されている

HHKBはキーの数を少なくして、ミニマムなデザインを実現しています。
では省かれたキーはどうやって打つのかといえば、Fnキーやコントロールキーと特定のキーを組み合わせます。

例えばファンクションキーは、Fnキー + 数字キー。
ボリューム調節は、Fnキー + S or A or D。

ファンクションキーはすぐに覚えられるとして、ボリュームなどは「あれ、どれだっけ?」とわからなくなります。
これも多少、面倒なポイント。

キーを少なくすることでコンパクトにできているのでトレードオフといえますが、機能的には使いづらいのが正直なところです。

4. 少し触れただけで押下される

HHKBはキータッチに、静電容量無接点方式を採用しています。
そのためキーを底まで押し込まずとも、ごく浅く打っただけで認識します。

これはこのキーボードの大きな特徴の一つ。
静電容量無接点方式により軽いキータッチでの文字入力を実現し、スプリングの反発力で軽快なタイピングができます。

しかし少し触れただけで認識してしまうのは、同時に欠点でもあります。
というのもキーボードに手を触れたまま画面を見ていると、誤入力されてしまうことがあるのです。
他のキーボードと同じ感覚で軽く指を置いているつもりでも、HHKBでは入力と認識されてしまうのですね。

HHKBを使うと、この点にも注意が必要です。

5. 価格が高すぎる

最後に思うのは、やはり価格が高すぎることです。

最新機種のType-Sは、税込で35,200円します。
この価格は同じく高額な部類に入る、アップルのMagic Keyboardを2個買ってもお釣りがきます。

もちろん高いと思えば、買わなければ良い話です。
自分もこの価格を納得した上で、購入しました。

しかし初めてHHKBを購入した人が、「使ってみたら自分には合わなかった」となれば悲劇というしかありません。
「35,200円も払ったのだから…」と我慢して使えば、お金はたくさん出したわ、生産性は落ちるわでいいとこなしです。

購入前に試打ができればベスト

そのため初めて購入する人は、中古を探してみたり、最もグレードの低いClassicを選択したりと、低予算から始めても良いと思います。

東京・大阪・名古屋には、HHKBを試打できるPFUのショップ があります。
それら都市近郊に住んでいる人は、試打してみるのが良いです。

それでもHHKBを使う理由

こうしてHHKBの欠点を色々と書きました。
どれもが、実際に感じていることばかりです。

しかしこうして欠点をあげた上で、それでもHHKBを購入して「まあ、よかったかな」と思っています。

文字を打つのが楽しくなる

「HHKBを使うことで疲れなくなった」とか「高速に打てるようになった」とは、思いません。
そう感じる人もいると思いますが、自分はそういった効果は正直感じません。

それよりHHKBの魅力は、「なぜかわからないが、文字を打ちたくなる」にあります。
やはりキータッチが心地よいのでしょう。
文字を打ちたくなるので、結果的に執筆量が多くなる。
それは自分にとって、好ましいことです。

特殊なキーボードだけに悩むのは当然

以上、HHKBのデメリットを5つ書いてみました。
高額なキーボードなだけに、購入までに悩む人はたくさんいると思います(自分もそうでした)。

高額だからといって、HHKBは完璧なキーボードではありません。
どちらかというと、特殊な部類に入ると思います。
これを試打なしで買うのは、勇気がいります。
購入を検討している人にとって、少しでもこの記事が参考になればと思います。