ストリーミング対応のスピーカーが増えてきました。
なかでもSonosはスマホ専用アプリが使いやすく、音質がクリア。スピーカーを増設できるので、システム構築の楽しみもあります。
この記事では、Sonosのスピーカーをまとめて解説します。Sonosに興味を持った人は、参考にしてみてください。
【ワイヤレススピーカーSonos】全ラインナップを解説
Sonosのスピーカーは、大きく以下3種類に分けられます。
まずはそれぞれの種類ごとに、スピーカーを紹介していきます。
据え置きタイプ
据え置きタイプは室内に設置し、基本的には移動させず使うスピーカーです。稼働には電源アダプタからの給電を必要とします。
同じWi-Fiにつながっていれば、iPhoneでもiPadでも、どのデバイスからでもアプリを通して操作が可能です。
据え置きタイプは、以下5機種が該当します。
Sonos One | Sonos One SL | Sonos Five | Sonos Era 300 | Sonos Era 100 | |
---|---|---|---|---|---|
発売日 | 2018年10月24日 | 2018年10月15日 | 2020年9月30日 | 2023年3月28日 | 2023年3月28日 |
価格 | 31,800円 | 29,800円 | 79,800円 | 69,800円 | 39,800円 |
サイズ | 高さ:162 mm 幅:120 mm 奥行き:120 mm | 高さ:162 mm 幅:120 mm 奥行き:120 mm | 高さ:203 mm 幅:364 mm 奥行き:154 mm | 高さ:160 mm 幅:260 mm 奥行き:185 mm | 高さ:182.5 mm 幅:120 mm 奥行き:130.5 mm |
重量 | 1.85 kg | 1.85 kg | 6.36 kg | 4.47 kg | 2.02 kg |
接続 | Wi-Fi | Wi-Fi | Wi-Fi | Wi-Fi、 Bluetooth | Wi-Fi、 Bluetooth |
バッテリー駆動 | × | × | × | × | × |
Apple AirPlay 2 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
音声操作 | ⚪︎ | × | × | ⚪︎ | ⚪︎ |
ツイーター | 1 | 1 | 3 | 4 | 2 |
ミッドウーファー | 1 | 1 | 3 | 2 | 1 |
空間オーディオ | × | × | × | ⚪︎ | × |
防塵・防水 | × | × | × | × | × |
色 | ブラック ホワイト | ブラック ホワイト | ブラック ホワイト | ブラック ホワイト | ブラック ホワイト |
携帯タイプ
携帯タイプは室内だけでなく、屋外へ持ち出しても使用できます。電源アダプタからの給電で使えるほか、屋外では内臓バッテリーでの稼働が可能です。
屋外での使用を想定しているため、接続はWi-FiだけでなくBluetoothもOK。防塵・防水に対応しているのも特徴です。
据え置きに比べ機能性が高いため、価格は高めです。
携帯タイプは、以下3機種が該当します。
Sonos Move | Sonos Roam | Sonos Roam SL | |
---|---|---|---|
発売日 | 2019年9月5日 | 2021年8月30日 | 2022年3月16日 |
価格 | 59,800円 | 25,800円 | 21,800円 |
サイズ | 高さ:240 mm 幅:160 mm 奥行き:126 mm | 高さ:168 mm 幅:62 mm 奥行き:60 mm | 高さ:168 mm 幅:62 mm 奥行き:60 mm |
重量 | 3 kg | 0.43 kg | 0.43 kg |
接続 | Wi-Fi、Bluetooth 4.1 | Wi-Fi、Bluetooth 5.0 | Wi-Fi、Bluetooth 5.0 |
バッテリー駆動 | 最長11時間連続再生 | 最長10時間連続再生 | 最長10時間連続再生 |
Apple AirPlay 2 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
音声操作 | ⚪︎(Wi-Fi環境) | ⚪︎(Wi-Fi環境) | × |
ツイーター | 1 | 1 | 1 |
ミッドウーファー | 1 | 1 | 1 |
防塵・防水 | IP56 | IP67 | IP67 |
色 | シャドーブラック ルナーホワイト | シャドーブラック ルナーホワイト サンセットオレンジ オーシャンブルー オリーブグリーン | シャドーブラック ルナーホワイト |
サウンドバー
サウンドバーは、テレビ用スピーカーとして使用します。
薄型テレビは見た目がスタイリッシュな反面、スピーカーは貧弱な傾向があります。それを補うのが、サウンドバーです。
サウンドバーを使うことで、映像内の音楽や効果音、会話の臨場感がアップし、映画やドラマを見たときの満足度がアップします。
サウンドバーは、以下3機種が該当します。
Sonos Arc | Sonos Beam | Sonos Ray | |
---|---|---|---|
発売日 | 2020年10月28日 | 2021年11月18日 | 2022年9月14日 |
価格 | 134,800円 | 64,800円 | 39,800円 |
サイズ | 高さ:87 mm 幅:1142 mm 奥行き:116 mm | 高さ:69 mm 幅:651 mm 奥行き:100 mm | 高さ:71 mm 幅:559 mm 奥行き:95 mm |
重量 | 6.25 kg | 2.8 kg | 1.95 kg |
接続 | Wi-Fi、HDMI eARC | Wi-Fi、HDMI eARC | Wi-Fi、光ケーブル |
バッテリー駆動 | × | × | × |
Apple AirPlay 2 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
音声操作 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
ツイーター | 3 | 1 | 2 |
ミッドウーファー | 8 | 4 | 2 |
空間オーディオ | ⚪︎ | ⚪︎ | × |
スピーチエンハンスメント機能 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
ナイトサウンド | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
色 | ブラック ホワイト | ブラック ホワイト | ブラック ホワイト |
据え置きタイプのラインナップを解説
ここから、製品を詳しく解説します。まずは据え置きタイプの5機種から。
Sonos One
Sonos Oneの特徴は、以下の通りです。
- 手頃なエントリーモデル
- 2台のペアでステレオ再生可能
- 音声操作に対応
Sonos Oneは、エントリーモデルの位置づけです。
ひとつずつのツイーターとミッドウーファーのシンプルな設計ながら、クリアで実直なサウンドを鳴らします。
1台のみではモノラルスピーカーなものの、もう1台のSonos OneもしくはSonos One SLを増設してペアにすればステレオサウンドにランクアップ。
さらにサウンドバーを使用している状態で後方に設置すれば、サラウンドシステムを担うリアスピーカーになります。
Sonos One SL
Sonos One SLの特徴は、以下の通りです。
- Sonos Oneの音声操作、非搭載モデル
- 2台のペアでステレオ再生可能
- Sonos Oneより安価
Sonos One SLは、Sonos Oneから音声操作を省いたモデルです。そのためメーカー価格は、Sonos Oneよりも2,000円安く設定されています。
音声操作の非搭載以外は、寸法も重量も音質もSonos Oneと変わりません。
Sonos One SL(もしくはSonos One)を2台組み合わせ、ステレオペアにできます。
Sonos One SLは、実際に購入してレビュー記事を書いています。以下の記事を参考にしてみてください。
>> Sonos One SLレビュー【未来を感じる良音質スピーカー】
>> Sonos One SL×2台でステレオ化【圧倒的な音の広がり】
Sonos Five
Sonos Fiveの特徴は、以下の通りです。
- 据え置きタイプの最上位モデル
- 1台でもステレオ再生可能
- 外部入力を直接接続できる
据え置きタイプの最上位に位置するのが、Sonos Fiveです。
3個ずつのツイーターとミッドウーファーを備え、部屋中に豊かで響きあるサウンドを奏でます。
Sonos One・One SLと同様、Five2台をペアにするとステレオ再生できます。1台だけでも横置きすれば、ステレオスピーカーとして使えます。
背面に35mmジャックがあり、レコードプレーヤーやCDプレーヤーを直接接続できるのも特徴のひとつ。
Sonos Fiveも実際に購入してレビューしています。以下から参考にしてみてください。
>> Sonos Five レビュー【最上位機種をペアリングでステレオに】
以下の記事ではSonos Fiveのステレオペアと、Sonos One SLのステレオペアを聴き比べています。
>> Sonos Five×2台とOne SL×2台の音質比較【価格差10万円】
Sonos Era 300
Sonos Era 300の特徴は、以下の通りです。
- 空間オーディオに対応
- 外部入力を直接接続できる
- Bluetooth接続可能
- 音声操作に対応
Sonos Era 300は、空間オーディオ(ドルビーアトモス)対応モデルです。ツイーターが4つ付いており、「前面・上方・左右」とあらゆる方向へ音を流します。
空間オーディオ特有の、音に包まれているような感覚を味わえます。
2台のEra 300とサウンドバーのSonos Arcをペアリングすれば、空間オーディオに対応した映像を高い没入度で鑑賞可能です。
ターンテーブルやCDプレーヤーなど、外部入力にも対応しています。
Sonos Era 100
Sonos Era 100の特徴は、以下の通りです。
- 外部入力を直接接続できる
- Bluetooth接続可能
- 音声操作に対応
Sonos Era 100は、Era 300の下位機種という位置付け。空間オーディオが付いておらず、ツイーターとウーファーの数も、Era 300のちょうど半分です。
外部入力とBluetooth接続には対応しています。
Era 100の価格(39,800円)から見て、エントリー機Sonos One(31,800円)の一つ上のモデルと考えるとわかりやすいですね。
携帯タイプのラインナップを解説
続いて、携帯タイプを解説します。
Sonos Move
Sonos Moveの特徴は、以下の通りです。
- Wi-FiとBluetooth接続可能
- IP56、衝撃吸収設計
- ワイヤレス充電ポートで充電可能
- 音声操作に対応
部屋から部屋へ、屋内から屋外へと、移動を想定して作られたのがSonos Moveです。
移動可能かつ、しっかりしたサウンドを聴きたい人にオススメ。
重量3kgとそれなりに重さはあるものの、後部のくぼみが持ち手になっており片手で持ち運びできます。充電は付属のワイヤレス充電ポートに置くだけと簡単です。
Wi-Fi接続だけでなく、ボタン1つでBluetooth接続できます。
防塵・防水はIP56、落下にも耐えられる衝撃吸収設計となっています。
Sonos Roam
Sonos Roamの特徴は、以下の通りです。
- 0.43kgと軽量
- Wi-FiとBluetooth接続が可能
- 5色のカラーリング
- 音声操作に対応
Sonos Roamは、重量0.43kgと持ち運びに特化したモデルです。
Wi-Fi接続だけでなく、Bluetooth接続も可能です。
携帯に特化したモデルだけあり、IP67と水中に落としても耐えうる高い防塵・防水性能を備えています。
Sonos Roam2台もしくは、Sonos Roam SLとペアにし、ステレオ再生が可能。
黒と白のみのシンプルなカラーリングが基本のSonosですが、Sonos Roamは以下5色に展開しているのも特徴です。
- シャドーブラック
- ルナーホワイト
- サンセットオレンジ
- オーシャンブルー
- オリーブグリーン
音声操作に対応しており、再生・停止・スキップなどが可能。
Sonos Roamは、実際に購入したレビューを書いています。以下の記事を合わせて参考にしてみてください。
>> Sonos Roamレビュー【小型で携帯性に優れた高音質スピーカー】
Sonos Roam SL
Sonos Roam SLの特徴は、以下の通りです。
- Sonos Roamの音声操作、非搭載モデル
- Sonos Roamより安価
- カラーリングは2色
Sonos Roam SLは、Sonos Roamの音声操作、非搭載モデル。Sonos Roamよりも安い価格設定です。
Sonos Roam SL2台もしくはSonos Roamと組み合わせ、ステレオ再生できます。
音声操作不可を別にすれば、寸法・重量・機能性などSonos Roamと同じ。カラーリングは、シャドーブラック・ルナーホワイトの2色のみです。
サウンドバーのラインナップを解説
最後にサウンドバーの3機種を解説します。
Sonos Arc
Sonos Arcの特徴は、以下の通りです。
- サウンドバーの最上位モデル
- 最もリッチなサウンド
- 空間オーディオに対応
- 音声操作に対応
Sonosサウンドバーの最上位モデルが、Sonos Arcです。
横幅1142 mmのスタイリッシュな形状に、3つのツイーターと8つのミッドウーファーを搭載。
きめ細かな高音と迫力ある低音を再現し、空間オーディオで立体的な音響体験を得られます。
Sonos OneもしくはSonos One SLをリアスピーカーとして設置すれば、完璧なサラウンドシステムを構築できますね。
Sonos Beam
Sonos Beamの特徴は、以下の通りです。
- 空間オーディオに対応
- 音声操作に対応
Sonos ArcとSonos Rayの中間モデルが、Sonos Beamです。
下位モデルのSonos Rayとの違いは、ミッドウーファーの数が2倍とより重低音が強化されていることと、空間オーディオへの対応。
テレビの音声だけでなく、ストリーミングサービスを使って音楽を聞いても満足感が高いですね。
音声操作が可能で、音声でタイマー設定やニュースのチェックなどできます。
Sonos Ray
Sonos Rayの特徴は、以下の通りです。
- サウンドバーの中で最も小型
- 光ケーブルで接続可能
Sonos RayはSonosサウンドバーのなかで、最も小さいモデルです。価格もいちばん安く設定されています。
サウンドの質は3機種の中で最も低いものの、接続は光ケーブルで直接テレビと繋げられます。
Sonos OneもしくはSonos One SLと組み合わせて、サラウンドシステムの構築が可能。
小型なのでパソコンのディスプレイに繋げてもよいですね。ゲームを臨場感あふれるサウンドで楽しめます。
まとめ
以上、Sonosスピーカーのラインナップの紹介でした。
【据え置きタイプ】
【携帯タイプ】
【サウンドバー】
Sonosはスピーカーの他にも、低音を補強するサブウーファーのSonos Sub・Sonos Sub Miniや、有線スピーカーを接続するSonos Ampなど周辺機器も販売しています。
Sonosの特徴のひとつは、スピーカーや周辺機器を増設して、よりリッチなサウンドを構築できることです。
Sonosのラインナップから、自分の部屋に合ったシステムを考えてみてください。