WH-1000XM4リモートワークは快適か【通話品質に難あり】

公開日 2020-09-30 最終更新日 2021-10-24

このヘッドフォンは、リモートワークに適しているか。

WH-1000XM4には、高いノイキャン性能や通話機能を備えています。
リモートワークで仕事する人にとって、「WH-1000XM4を着けると、生産性アップにつながるか」が気になるところでしょう。

そこでこの記事では、WH-1000XM4がリモートワークユースにどのくらい使えるかを書いてみます。
結論から書くと生産性アップの環境整備に使えるが、発信の通話品質はあまりよろしくない、という感じです。

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WH-1000XM4リモートワークは快適か【通話品質に難あり】

一人暮らしなら別ですが、家族のいる中でテレワークするなら、相応の環境整備が必要です。
絶えず家族の生活音のする中、集中して仕事するのはなかなか大変ですからね…。
WH-1000XM4は、それら環境を作るのに一役買ってくれます。

この記事は、以下のような人へ向けて書いています。

  • 家で仕事したいが、家族の生活音が気になって集中できない
  • テレビ会議や電話など、ヘッドフォンを着けたまま応答したい

では、ひとつずつ解説していきます。

家族の生活音を、どのくらいカットできるか

WH-1000XM4は、高いノイズキャンセリング性能を持っています。
ノイズキャンセリング機能については、別記事に詳しく記載しました。
参考にしてみてください。

WH-1000XM4のノイキャン性能で、低音はほぼカットできます。
エアコンや冷蔵など電化製品のモーター音は、聞こえなくなります。

高音もある程度はカットされますが、それでもテレビの音や人の話し声は、完全にはなくなりません。
つまりノイズキャンセリング機能だけでは、完全な無音にはならないんですね。

ただヘッドホンで音楽をかければ外音は聞こえなくなります。
家族の生活音など完全にカットしたいと思えば、音楽を流せば実現可能です。

ノイキャンを作動しつつ音楽を鳴らす。
ヘッドホンの一般的な使い方をすれば、周りの生活音はほぼ聞こえなくなります。

22段階に調節できる、外音取り込み機能

ただ完全に聞こえなくなると、それはそれで困る人もいるとも思います。
別の部屋から呼ばれているのに反応しなければ、家族の人に余計なストレスが掛かってしまいますね。

WH-1000XM4には、22段階と細かく調節できる外音取り込み機能があります。
外音取り込みを家族の声が聞こえるくらいに調節し、音楽のボリュームを低くすれば、自分と家族とが低ストレスに過ごせる環境を作れると思います。

新機能スピーク・トゥ・チャット

家族から話しかけられた際、その都度ヘッドホンを外すのは面倒です。
WH-1000XM4に新しく搭載されたスピーク・トゥ・チャットは、その問題点をクリアにしてくれます。

スピーク・トゥ・チャットは自分が声を発すると、外音マイクがそれを感知し、聴いているプレーヤーを一時停止するというもの。
音楽プレーヤーでもYouTubeでも、自分が返事をすると再生停止します。
ヘッドフォンを外さずそのまま会話できるので、とても便利な機能です。

感度が良すぎるので、調節して使いやすく

ただデフォルトの設定では、やや感度が良すぎるようです。
少し咳払いしただけでも、止まってしまいます。

そのためアプリ設定で、「低感度」を選択しておくとより使いやすくなります

【スピーク・トゥ・チャットの設定】

サウンド → スピーク・トゥ・チャット → スピーク・トゥ・チャット設定 → 声の検出感度 → 低感度

WH-1000XM4
スピーク・トゥ・チャットの歯車ボタンをタップ
WH-1000XM4
「声の検出感度」をタップ
WH-1000XM4
低感度のボタンをタップ

ヘッドフォンを外すと、プレーヤーが停止

地味ですが、ヘッドホンを外すとプレーヤーが停止するのも親切な機能です。

ヘッドホンを外して家族と会話した場合、聴いている音楽や動画の音声が自動的に停止します。
ヘッドホンを着けると、止まった場所から再開します。
便利ですね。

WH-1000XM4の機能を周囲へ説明しておこう

多彩な機能があるとはいえ、ヘッドホンしていると周りは壁を感じ話しかけづらくなります。

外音取り込みやスピーク・トゥ・チャットなどWH-1000XM4の機能を説明しておくと、周囲も気軽に話しかけられて良いかなと思います。

2台同時接続機能で、ヘッドホンのまま通話に応える

WH-1000XM4

テレワークをやる上で「便利だな」と思うWH-1000XM4の機能が、デバイスの2台同時接続です。

これは文字通り、ブルートゥースで2台の端末を同時接続できるというもの。
例えば、パソコンとスマホを同時につなげた場合。
パソコンでYouTubeを見ながらスマホに着信があれば、ヘッドフォンのまま通話が可能になります。

作業を継続しながら、通話ができる

作業中に電話がかかってきても、両手を使ったまま相手と通話ができます。
そのためディスプレイでメモを取ったり、PDF資料を見たりと、通話しながらでも作業が可能です。

また使いやすいと感じるのが、電源を切っても2台同時接続の設定は保存されることです。
再び電源オンにすれば、自動的に2台同時接続に復帰します。
その都度つなぎ直す必要がないのも、使い勝手が良いと感じるポイントです。

2台同時接続は、LDACが使えない

2台同時接続の注意点が、ひとつあります。
WH-1000XM4の仕様上、2台同時接続では、ブルートゥースのコーデックのLDACが使用できません。
LDACを選択していても、自動的にAACまたはSBCに切り替わっての接続になります。

LDACに対応しているAndroidの一部機種では、少し音質低下するケースがあります。

発信の通話品質が良くない

2台同時接続はとても便利な機能ですが、電話やテレビ会議で大切なのが通話品質です。
使ってみたところ、受信品質は申し分なし。
WH-1000XM4は音質が良いですから、スマホやパソコンのスピーカーより相手の声がクリアに聞こえます。

ただ問題は、WH-1000XM4のマイク性能です。
発信の通話品質に関しては、残念な感じでした。

通話相手にとってストレスになる

実際、知り合いに協力してもらい、WH-1000XM4を着けたまま電話をしてみました。

前述した通り、相手側の声はクリアに聞こえます。
しかしこちらの声の品質は、良くなかったようです。
ノイズがあり、「長時間、聞いていると、ストレスになる」と通話相手から言われました。

長時間の通話は、WH-1000XM4を使わないほうがよいかも

自分の電波環境が悪いのかと思いiPhoneのマイクに切り替えたところ、「通話品質が明確に良くなった」と言われました。

どうやら受信は良いですが、発信に難ありですね。
短時間なら良いですが、ズームなど長時間のテレビ会議をWH-1000XM4で行なうのは、聞き手にとって苦痛になるかもしれません。

まとめ

高いノイズキャンセリング性能を持ったWH-1000XM4は、リモートワークの環境整備に一役買います。
それは間違いないところです。

ただマイクの品質については、スマホの代替とまではならないようです。
短時間の用件を済ますだけなら、WH-1000XM4を着けたままで構わないですが、ズームなどを使ったオンライン会議では、事前にマイクの音質チェックをしてもらったほうが良いと思います。

以上、WH-1000XM4のリモートワークでの使い勝手について、書いてみました。
参考になれば幸いです。

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