WH-1000XM4とWF-1000XM3の比較。どちらを買えばいいか生活パターンから検証

公開日 2020-10-08 最終更新日 2021-06-09

※こちらの記事では、WH-1000XM4とWF-1000XM3の比較をしています。
2021年6月25日発売のWF-1000XM4の解説は、以下に書きました。

WH-1000XM4とWF-1000XM3、選ぶならどちらがいいか。

高音質のノイズキャンセリング・イヤホン(ヘッドホン)の購入を考えたとき、候補に上がるのがSONYのWH-1000XM4WF-1000XM3です。
どちらも音質がよく、高いノイキャン性能を備えています。
そこでこの記事では、生活パターンからWH-1000XM4とWF-1000XM3のどちらを買ったほうが幸せになるかを考えてみます。

結論から書くと自宅のみで使うなら、WH-1000XM4。
家でも外でも使うなら、WF-1000XM3。
どちらか一台なら、WF-1000XM3かなと思います。

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WH-1000XM4とWF-1000XM3の比較。どちらを買うか

まずは、それぞれの製品のスペックをご紹介します。

WH-1000XM4WF-1000XM3
発売日2020年9月4日2019年7月13日
発売時の価格40,000円(税別)26,000円前後(税別)
重量254グラム約8.5グラム×2
コーデックSBC, AAC, LDACSBC, AAC
充電時間約3時間約1.5時間
連続音声再生時間最大30時間(NC ON時)最大6時間(NC ON時)
有線接続できるできない
通信方式Bluetooth標準規格 Ver.5.0Bluetooth標準規格 Ver.5.0
最大通信距離見通し距離 約10m見通し距離 約10m

音質とノイズキャンセリング性能に、大きな違いはあるか

比較の重要な要素として、音質とノイズキャンセリング性能の違いは気になるところです。
両方聴き比べると、音質とノイキャン性能に関しては、価格差の割りに大きな差はないように思います。

音質の違いについて

WH-1000XM4のほうが価格が高いのですから、当然音質もノイキャン性能も良いと思いましたが…。
聴き比べると、音の迫力や臨場感はWF-1000XM3の方が感じました。

そのかわり、WF-1000XM3は高音が少し強調されているように感じます。
長時間の使用なら、WH-1000XM4のほうが聴き疲れにくいかもしれません。

ノイズキャンセリング性能について

ノイズキャンセリング性能は、ほとんど同じです。
WH-1000XM4のほうが若干、カットできる音域が広いようにも思えますが、明確な差はないです。
音質やノイキャン性能の良さを求めた場合は、どちらを選んでも一定の満足感は得られるかなと思います。

WH-1000XM4&WF-1000XM3

WH-1000XM4のメリット

ではここから、WH-1000XM4とWF-1000XM3のメリットとデメリットを整理してみます。
まずはWH-1000XM4のメリットから。
まとめると以下の6点です。

  1. 稼働時間が長い
  2. LDACに対応している
  3. 同時接続が2台まで可能
  4. スピークトゥチャット機能
  5. NCオプティマイザー
  6. 有線接続でより高音質にできる

1. 稼働時間が長い

WH-1000XM4の稼働時間は、30時間もあります。
実際にぼくは毎日3時間〜5時間くらい使っていて、充電するのは一週間に1回くらいのイメージです。

稼働時間が長いと、当然ながら使い勝手が良くなります。
これはWH-1000XM4の大きなメリットです。

2. LDACに対応している

WF-1000XM3の対応コーデックは、SBCとAACです。
このふたつは最低限のコーデックと言えますが、WH-1000XM4はそのふたつに加えLDACにも対応しています。

LDACはSONYが開発したコーデックで、SBCの3倍の情報量を伝送できます。
特にAndroidや携帯音楽プレーヤーでLDACに対応している場合、より高音質で聴くことができます。

3. 同時接続が2台まで可能

WH-1000XM4は、同時2台までのブルートゥース接続が可能です。
スマホ2台でも、スマホとパソコン一台ずつでも、どんな組み合わせでもできます。

この機能の利用シーンで想定できるのが、「音楽をパソコンで聴きつつ、電話が鳴ったらスマホで受け答え」ですね。
テレワークする人にとっては、便利な機能だと思います。

4. スピーク・トゥ・チャット機能

ヘッドホンを着けたまま話し始めると、音楽が停止するのがスピーク・トゥ・チャット機能です。
話しかけられたとき、ヘッドホンを外さず会話できるので便利。
家族のいる自宅で仕事する際には、効果的な機能かなと思います。

5. NCオプティマイザー

イヤーマフは耳を包むために、ある程度大きく作られています。
つまり耳へ伝わる音の響き方は、耳の形や装着の仕方でそれぞれ異なるのです。

WH-1000XM4はそれら装着状態の個人差を感知して、最適なノイズキャンセリングに自動調節できます。
それがNCオプティマイザーと呼ばれる機能です。
さすが価格が高いだけあり、細かいところまで丁寧に設計されています。

6. 有線接続でより高音質にできる

個人的にWH-1000XM4のメリットで有効だと思っているのが、有線接続できる点です。
付属コードでヘッドホンとパソコンなど音楽プレーヤーとをつなげば、より高音質な状態で音楽を楽しめます。

特に自分はAmazon Music HDに入っています。
ハイレゾ音源は有線で聴くほうが、断然素晴らしい音質を体感できます。
さらにDACを接続して、最高音質の楽曲を楽しんでいます。

使っているUSB-DACの記事は、以下を参考にしてください。

WH-1000XM4のデメリット

ではここから、WH-1000XM4のデメリットをあげていきます。
まとめると以下の3点になります。

  1. 価格が高い
  2. 重い
  3. かさばる

1. 価格が高い

1番目は単純に価格の高さです。
音を聴くだけのイヤホン(ヘッドホン)は、安価なものだと1,000円くらいで買えます。
1万円のイヤホンなら、十分に高音質な楽曲を楽しめるでしょう。
なのにWH-1000XM4の税込定価である44,000円を出す意味が、果たしてあるのか。
WH-1000XM4を検討したときに最もネックになるのが、この価格ではないかと思います。

2. 重い

次は重量です。
いくら音質がよかったりノイキャン性能が優れていても、イヤホン(ヘッドホン)は軽いに越したことはありません。

WH-1000XM4はかなり軽量化に苦慮していると思いますが、それでも254グラムあります。
カバーを付けた超大型スマホを、ずっと頭の上に乗せているようなもの。
長時間つけると、首が疲れてきます。

3. かさばる

WH-1000XM4

最後のデメリットは、かさばることです。
WH-1000XM4はコンパクトに収納できるケースがついていますが、イヤホンに比べれば比較にならないほど大きいです。
これをカバンに入れて出かける気には、なかなかなりません…。

WH-1000XM4は、家で使うには最高なヘッドホン

ここまで、WH-1000XM4のメリットとデメリットを見てきました。
その特徴をコンパクトにまとめると、「自宅でテレワークには最適だけど、大きくて重いから外へ持っていく気にはならない」です。

自宅で使うなら、性能的に申し分ないです。
スピーク・トゥ・チャットなどリモートワークに適した機能を装備していて、仕事がはかどります。
じっくり音楽を楽しみたいときは、有線接続に切り替えられるのも嬉しいポイントです。
WF-1000XM3と比較すれば、WH-1000XM4はより自宅での使用に適したヘッドホンと言えそうです。

WH-1000XM4の音質とノイキャン性能について、以下の記事で詳しく解説しています。

WH-1000XM4はリモートワークでどのくらい効果的かを考えてみました。

WF-1000XM3のメリット

ではここから、ノイズキャンセリング・イヤホンWF-1000XM3のメリットを見ていきます。
まとめると以下4点です。

  1. 軽い
  2. 充電ケースで3回満充電できる
  3. (WH-1000XM4に比べると)安い
  4. イヤーピースが豊富

1. 軽い

WF-1000XM3のメリットは、なんといっても軽量なことです。
一つが約8.5グラムしかありません。
耳の穴にギュッと押し込むカナル型ですから、着けると耳と一体になってわずらわしさも感じません。

2. 充電ケースで3回満充電できる

小さいため持続時間は約6時間ともたないですが、そのかわり携帯型の充電ケースがついています。
充電ケースが満充電の状態で、WF-1000XM3を3回充電できます。
つまり6時間×3回で、18時間の使用が可能なんですね。
外での使用も、一日は持つと思います。

3. (WH-1000XM4に比べると)安い

発売当初は税込で28,000円前後しましたが、執筆時現在(2020年10月)では20,000円前後くらいに価格がこなれてきています。
WH-1000XM4の半分以下です。

WF-1000XM3を使って1年3ヶ月くらい経ちましたが、自分の感覚では「この性能で20,000円前後は安い」と感じます。

4. イヤーピースが豊富

イヤホンはイヤーピースを交換できるのが魅力のひとつです。
WF-1000XM3には、付属のイヤーピースが7種類も付いてきます。
それでも合わなければ、市販に星の数ほどイヤーピースが売っています。
中には交換するだけで音質アップするものもあります。

実際にイヤーピースでWF-1000XM3の音質がアップした記事を、こちらに書きました。

WF-1000XM3のデメリット

もちろんメリットばかりではないので、ここからWF-1000XM3のデメリットを書きます。
まとめると以下4点です。

  1. 充電がもたない
  2. 合うイヤーピースがなかなか見つからない
  3. 有線接続できない
  4. 防水なしは不安

1. 充電がもたない

WF-1000XM3は、ノイズキャンセリングした状態での連続使用は、6時間とされています。
ただ高解像度音源にアップスケーリングするDSEE HXを使うと、連続使用が体感で3時間くらいに落ちます。

DSEE HXはこのイヤホンの売りでもありますから、積極的に使いたいです。
しかし使うとバッテリーを激しく消耗する。
これは大きなデメリットです。

2. 合うイヤーピースがなかなか見つからない

耳の穴へギュッと押し込むカナル型は、イヤーピースがフィットしないと不快感があります。
ノイズキャンセリング性能や音質も低下しますから、ジャストフィットするイヤーピースは必須です。

しかし耳の穴は個人差がありますから、合うものがなかなか見つからないケースがあります。
自分も付属のイヤーピースがどれもしっくりこなくて、サードパーティのものを使っています。

3. 有線接続できない

当然といえば当然かも知れませんが、WF-1000XM3はブルートゥース接続でしか使用できません。
つまりいくら高音質化を目指しても、ブルートゥース接続以上の高音質は望めない、ということです。

4. 防水なしは不安

ブルートゥースイヤホンは、ジョギングなど運動しながら使う人もいます。
しかしWF-1000XM3には防水機能がないんです。
汗をかいたり、雨が降ってきたときは焦りますね。
次期モデルには、ある程度の防水機能もつけてほしいです。

WF-1000XM3は外でも家でも活躍

WF-1000XM3の特徴を簡単に表すと、「軽くて高音質、ノイキャン性能もよい。外でも家でも使いやすい」となります。

最大のネックは、バッテリーですね。
DSEE HXを使って聴くとかなり音質アップしますが、バッテリーがどんどん減ってしまう。
そのため外出時にはDSEE HXを控えたほうが安心して使えそうです。

WF-1000XM3の開封レビューは、以下に書きました。

WF-1000XM3を高音質にするために、やったことのまとめです。

まとめ

ソニーのノイキャンヘッドホン(イヤホン)のWH-1000XM4WF-1000XM3を比較してみました。
それぞれに良い部分と今ひとつの部分があります。

特徴をまとめると、以下になります。

  • WH-1000XM4は多機能で、在宅ワークの強い味方。
  • WF-1000XM3は軽くて持ち運び簡単。外でも家でも使いやすい。

どちらか一台を選ぶなら、使いやすく価格も安いWF-1000XM3かなと思います。
この記事が、どちらかの購入を考えている人の参考になれば幸いです。

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